Netflixで配信が始まった『ダイナスティ』を観てみました。このドラマは80年代に流行したソープオペラ『ダイナスティ』のリブート版だそうです。「ソープオペラ」とは、いわゆる「昼メロ」のことで、80年代にはこの『ダイナスティ』と『ダラス』が2大ソープオペラとして全米で大流行したそうですよ。『ダラス』も2012年に続編が製作されてます。『ダラス』の続編もちょっと観ましたがイマイチだったのでこの『ダイナスティ』も一抹の不安がありますが・・・
とはいえ、セレブの愛憎ドロドロ劇なんてかなりの大好物です。しかも制作を手掛けるのは、『ゴシップガール』や『The OC』を手掛けたジョシュ・シュワルツとステファニー・サヴェージということなので、オシャレでドロドロ間違いナシじゃないですか。
『ダイナスティ』の登場人物とあらすじ
✔登場人物
- ファロン・キャリントン
このお方がリブート版は一応主役になるのかな。石油事業で財をなしたキャリントン家の長女。美人で気が強く、キャリントン家の跡継ぎの座を狙ってます。こんなに美人で実家が大富豪だったら私なら会社を継ぐなんて野心を燃やさず一生遊んで暮らしたいけどなー。
演じるのはエリザベス・ギリースという女優さんです。子役出身で『ビクトリアス』というシットコムの出演で有名になりました。なかなかのべっぴんさんです。
- クリステル・フローレス
ファロンの父、ブレイクの婚約者。ブレイクの会社で働く。財産目当てではなく、本気でブレイクを愛しているようだけど、なんか秘密も抱えているようで・・・。再婚を気に入らないファロンからの攻撃を受けキャットファイトを繰り広げます。
演じるのは、ペルー出身のナタリー・ケリーという女優さん。『ワイルドスピードX3 TOKYODRIFT』に出演してました。妻夫木聡や北川景子がチョイ役で出てたアレですね。ツッコみどころ満載の映画でしたが、アレに出てたのか・・・
- ブレイク・キャリントン
そしてこの方が大富豪、キャリントン家の家長。実業家らしく、本心が読めず人をうまく操る術を持っています。
演じるのは、グラント・ショウです。『メルローズ・プレイス』や、最近では『デビアスなメイドたち』にも出演していました。『デビアスなメイドたち』では優柔不断な売れない俳優のオジサン役でしたが、同じ人とは思えないほどこのドラマではできるオトコ風です。結構タイプかも。
- スティーブン・キャリントン
キャリントン家の長男。ゲイで、仕事のことでも父ブレイクと確執があり、家を出て暮らしている。今のところ会社の跡を継ぐ気はない模様だけど、今後はわからなさそう。きっとファロンとも揉めるんじゃないでしょうか。
演じるのは、ジェームズ・マッケイという俳優さん。ググってみたけどこれといった情報が出てこず。日本では全くの無名ですね。今後に期待しましょう。
✔第1話のざっくりあらすじ
ジョージア州アトランタで油田開発業で何代にも渡って財を成しているキャリントン家の長女ファロンは、自分が父ブレイクの跡を継ごうと目論んでいる野心家。長男スティーブンはブレイクの事業のやり方に反発し、ゲイであることも加えブレイクと確執があり、実家を出て暮らしている。
ある時、ファロンとスティーブンがブレイクから呼び戻される。ファロンは自分の昇進が父から言い渡されるものだと思っていたが、実はブレイクは自分の会社の社員であるクリステルと婚約し、顔合わせのためにファロンとスティーブンを呼び戻したのだった。
ファロンはブレイクとクリステルの結婚に反対し、何とか阻止しようとクリステルの身辺調査をする。するとクリステルはブレイクではない他の男と密会していて、ファロンはその証拠写真をブレイクに送りつける。
その件でブレイクとクリステルはケンカになる。クリステルには同じ会社で働くマシューという元恋人がいて、マシューと会っていたのはきちんと別れを告げるためだった。クリステルは誤解を解いてブレイクとすぐ仲直り。
マシューとのことがファロンの密告だと知ったクリステルは報復に、ブレイクから打診されていた、ファロンが狙っている会社の最高執行責任者のポストを引き受けてファロンのボスとなる。それをクリステルから聞いたファロンは憤慨し、クリステルにつかみかかりキャットファイトに。
当初婚約披露パーティーをするだけだったはずのブレイクとクリステルだったが、結婚を早めてしまう。結婚式にサムというクリステルの甥がやってきて、クリステルは動揺し何か秘密を抱えている様子。しかもサムはスティーブンと数日前バーで出会って一夜を共にしていたのにも関わらず、クリステルの甥であることを隠していた。
最高執行責任者の座を奪われたファロンは、元従業員で天才プログラマーのジェフ・コルビーからの支援を受け、自分の会社を立ち上げるとブレイクにライバル宣言する。
結婚式を終え、新婚旅行に出かけようとするブレイクとクリステルの前に、クリステルの元恋人、マシューの妻が現れ、マシューが仕事中に事故に遭って死んだ、と半狂乱で迫ってくるのだった。
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『ダイナスティ』シーズン1 第1話の感想
「花王 愛の劇場」ばりの定番愛昼メロな展開です。第1話なのにもはやクリステルになんか秘密があるのが判明してるし、展開がマッハです。クリステルも玉の輿ゲットした途端、上から目線な態度になるし、ベタですな。でもそのベタなドロドロがなんか面白い~。
BGMとかさすが『ゴシップガール』の製作陣らしく、オサレ~な曲チョイスなんですが、舞台がアトランタなのでなんか垢ぬけないというか(アトランタの人ごめんなさい)、中途半端な感じです。でもその中途半端なダサい感じがまさに「昼メロ」っぽくていいですね。クリステルなんてファロンとのキャットファイト中に「ママとお呼びっ」なんてセリフ言っちゃいます。今どき「お呼びっ」って・・・(笑)
人間関係もとにかくややこしそうで、ファロンは運転手とデキてるし、でもスポンサーになるジェフ・コルビーともそういう関係に発展しそうな。クリステルはブレイク付き合う前に付き合ってたのが妻ありのマシューで、しかもその妻がアルツハイマー(だと思う)に侵されているのに不倫してたという、昨今流行りのゲスなやつです。クリステルはそんな妻を見捨てないマシューを好きになったと言ってましたが、大富豪に見初められたらアッサリ別れを告げるというどっちもどっちな人たち。マシュー、最後事故ってたけど本当に死んじゃったのかな。
そんなクリステルの甥と名乗るサムは、知ってか知らずかスティーブンとイチャつき、さらにスティーブンがシャワー浴びてる間にスティーブンのズボンから金をくすねるクズっぷり。でもそのサムがなんかクリステルの秘密を握っているようで。すんごい過去がありそうです。
そのクリステルの秘密の過去を知っている人物がもう一人。キャリントン家の執事、アンダーズです。このお爺がなかなかやり手で、ブレイクの婚約者になった途端、エラソーに仕切ってくるクリステルに「オメーの過去は調査済みだそ」と告げます。ドヤ顔続きだったクリステルもさすがに焦りの表情。まさかの爺さん・・・いや、執事の反撃にゾクっとしました。クリステルの過去が気になる~。
パパのブレイクは本当に「デビアスなメイドたち」のスペンスと同一人物なのかと疑うぐらい腹黒そうです。会社や自分のためなら手段を選ばないような感じですね。髪形とかなんかひと昔風なところがこれまた私のツボでカッコいい。最近シワのある白人のオジサンに心惹かれます。
Netflixでの配信はアメリカでの放送のすぐ後のようで、全何話なのかも今のところわかりません。てことは途中で打ち切りもありえるのかしら。ある意味ハラハラドキドキ。今後のドロドロ展開とチョイダサ感を楽しみつつ視聴していきたいと思います。