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理系大学生の皆さん、「大学生のうちにやるべきことって何だろう?」と思っていたりしませんか?
僕も理系大学生でしたが、特に何をやろうとしていたわけでもなく、のうのうと毎日を過ごしていたらいつの間にか大学生活の終わりが半年後に迫っていました。
そして、今振り返ってみると
「やるべきこと全然やってねえ笑」
ということに気付きました笑
大学生って、やるべきことが実はいっぱいあって、理系の学生もそれは同じなんですよね。
というわけで、ここでは「大学生活を充実したものにするために理系大学生がすべきこと」と「将来を充実したものにするために、理系大学生がすべきこと」について書いていきます。
大学院に通っている人や、学部生の人も、「毎日どうすべきか悩んでる」みたいな人は、ぜひチェックしてみてください。
- 1.そもそも何で理系に来たのか整理しよう
- 2.文系の知り合いも多く手に入れておこう
- 3.理系の知識が生み出すイノベーションの空気感を感じよう
- 4.好きな人を口説き落とそう
- 5.研究室を見学に行こう、それもかなり早めに
- 6.大学を使い倒そう
- 7.理系を間違えたと思ったら休学も視野に入れよう
1.そもそも何で理系に来たのか整理しよう
実は、理系の大学生になって最初にやるべきことは「そもそも自分は何でこの学部に来たんだっけ?」ということだと思っています。
自分の具体例を出すと、
「受験科目が良かったから」
もうこの時点で理系学生として終わってるといっても過言ではなかったです、ええ。
一応有名な旧帝大にはいかせてもらっていますが、「学費が安くて親に負担をかけずに済んだ」から旧帝大を選び、その中で学部の選び方は「受験科目が良かったから」。
昔の自分を殴りたい(´・ω・`)
親への迷惑の方は別に悪くないと自負していますが、後者のひどさがもうやばい。
理系学生としてあるまじき理由でした。
というわけで、皆さんも理系大学生として生きていくのなら、まずは「なぜこの学部を選んだのか?」をはっきりさせておきましょう。
上のようなひどい理由で選んでいた場合、「理系を間違えたと思ったら休学も視野に入れよう」という項目をチェックしてみてください。
理系学生としての道から歩みは外れるかもしれませんが、もっと広い世界に目を開くための方法をお伝えします!
(ちなみに、自分も休学中です。本来は大学院2年生のタイミングですが笑
マジで大学院に行ってから「理系ちがくね笑」となった時の絶望感やばいので、今のうちから理系を選んだ理由ははっきりさせておくといいですよ!)
あと、付け加えておくと、僕は農学部なのですが「なんとなく生物学が好きだったから、農業?」みたいなノリで選んで、普通に農学と全く関係ないところに行った先輩も知っています。
なので、結構確固たる理由がない限り、「理系の大学生であるメリット」をフルに生かして学校生活を送るのは難しいので、理系という道をどう歩んでいくかを真剣に考えた方がいいかもしれません。
理系の大学生っていう立場、使いこなせると本当にめちゃくちゃ便利なんですけどね……。
2.文系の知り合いも多く手に入れておこう
理系の大学生がやるべきことの2つ目は「文系の知り合いも多く手に入れておこう」ということです。
もちろん、理系の知り合いのネットワークも大事です。
まあ、サークルなどに所属すれば普通にできてくるので大丈夫ではあるんですが、文系の知り合いのネットワークは広ければ広いほどいいです。
(文系の知り合いのネットワークは語弊があるかもしれません……。
製造業など、一般的な理系が活躍する分野とは違う分野で活躍をしている、知り合いのネットワーク、とでもいうべきかもしれません)
というのも、世界は今、大変革の時代の真っただ中です。
理系的な知識を用いて、色々と世界に還元できるものがあります。
その理系的知識を企業体として適切に世の中に還元するためには、「理系的な専門性」と「経営論的専門性」の2つが必要になってきます。
この「経営論的専門性」を担うのが、理系的な職業ではない場所で頑張っている知人になったり、その知人から広がるネットワークだったりします。
だからこそ、「自分の作ったものを社会に還元したいぜ!」と思ったら、必ずそのような人材の助けが必要になるので、ぜひそっちのベクトルでの知り合いも手に入れておくべきだな、と感じます。
実際、最近の例で「理系的な専門性」と「経営論的専門性」が高度に融合して世界にインパクトを与えている例を出してみます。
僕は農学部で、DNAの配列の操作などをやっていたので、農学部的な例を出すと、以下のような技術や企業が面白い変革を起こしていると思います。
工学部的な面だとこういうのが当てはまるかもしれません。
酷い文字化けがありますが、最近話題のブロックチェーン関係の企業のBitFuryのテクノロジー面での解説です。
Googleの開発する、Cloud TPUも半導体的な分野での大きな技術革新でしょう。
などなど。
数学や物理学では、どういう進歩が起きているのか正直わからないのですが、1つだけ言えるのは「工学とかを裏から支えているのは間違いなくその分野の英知なんだろうな」という感じですね。
飛行機は虚数の発見がなければ飛ばなかった、みたいな話を聞いたことがあります。
さて、これらの話を述べたうえで伝えたかったのは、どの技術も商業的存在である企業と絡んで、はじめて社会の還元されています。
なので、自分が生み出したものを社会に還元したいと思うのなら、理系の大学生の方々は早いうちから文系の人ともネットワークを築いていくべきです!
3.理系の知識が生み出すイノベーションの空気感を感じよう
「イノベーションとか意識高すぎて引くわー」
と思う方もいるかもしれませんが、断言します。
せっかくの学費を払って、理系の大学まで行って、ひょっとして大学院まで行くかもしれない皆さんです。
イノベーションの空気感を感じずに大学生活を終えたら、本当にもったいない。
皆さんの学びや、作り出すものは、ひょっとしたら世界をも変える可能性を秘めているかもしれないのに。
考えてみてください。
GoogleのTPUの例を出しましたが、あれは最近のGoogle翻訳の機能の飛躍的な向上に一役買っています。
そして、同時翻訳対応のイヤホンもGoogleから発売されようとしている。
世界中のすべての人が、会話で即座に繋がれる世界を実現するためのカギが、自分自身の研究している半導体にあるとすれば?
旅行地に赴いた観光客が、現地の人とコミュニケーションをし、国家や文化を超えた友情の懸け橋になるプロダクトを生み出すための、最も重要なものを、今自分が作ろうとしているとすれば?
あるいは、CRISPRの話。
今まで不治の病といわれていて、子供がその病を患ってしまった以上、もう救えないことが確定していたとしましょう。
親子が涙する姿が目に浮かびます。
速すぎるこの世の別れに、二人は絶望の淵に立たされてしまうかもしれません。
しかしそこで医師が言います。
「今まではそうでした。しかし、今は違います。〇〇氏が開発した技術によって」
この○○氏という部分に入る人間になるチャンスが、目の前には転がっているんです。
「別にそこまで自己顕示欲強くねえから笑」
という人もいるかもしれませんし、僕もここに入る人間になりたい、とは思いません笑
でも、誰かの生活を飛躍的に向上させたり、ひょっとしたら命を救ったりすることができるかもしれない可能性が、目の前に転がっているとすれば?
理系の大学生の皆さんの目の前には、このチャンスが横たわっています。
これを使わない手はないでしょう。
4.好きな人を口説き落とそう
理系の大学生がやるべきことの1つとして、「好きな人を口説き落とそう」ということがあります笑
これは「適当な女の子と付き合おう」ということではありません。
好きな人を口説き落とすんです!
これを理系の大学生のやるべきことの1つとして挙げたのは、「いい経験になるよ!」とかそういう適当な理由ではありません。
この経験がマジで役に立つからです。
どう役立つのか。
それは以下のページを参照していただければわかるはずです。
おそらく、歴代のTEDの中でもかなりクリエイティブなTEDでしょう。
営業とセックスのアナロジーを指摘するなど常人のする沙汰ではありません。
だがしかし、確かにここに書いてある通りでした。
好きな人を口説き落とすために重ねる試行錯誤は、「ある目標を達成するために行う試行錯誤」の根幹になる部分です。
仕事でも目標が課せられた場合、その目標を試行錯誤しながら達成しなくてはなりません。
この時、好きな女の子を口説きとおす経験をして、「目標達成のための試行錯誤のプロセス」を知っている人間は、しっかりと正しい方法で試行錯誤することができるのです。
だからこそ、本当に好きな相手を口説き落とすために試行錯誤をする経験はがっつり積んでいた方がいいでしょう。
難易度はどれくらい高くてもよく、学年1の美男と付き合っている学年1の美女を口説き落とす、とかの状況でもいいかもしれませんね笑
とにかく、理系の大学生は「好きな人を口説き落とす」ということをやるべきです。
5.研究室を見学に行こう、それもかなり早めに
6.大学を使い倒そう
理系の大学生がやるべきことの1つは、「大学を使い倒そう」ということです。
学会に潜り込もう
早い段階から、「ここで研究したいなー」という研究室に入り浸るようになると、次は「学会とかがそばで開かれないかな?」とチャンスをうかがっていきましょう。
もし自分がこれからやる研究に素晴らしい意義を感じているのなら、より多くの人と知り合い、意見交換できる舞台である学会には、ぜひ参加したいと思うはずです。
学会がそばで行われていないか、それは学部生でも参加可能なのか、などについての情報を収集しておくといいでしょう。
もし近くで開催されていて、一般の人にも解放されていればかなりラッキー。
簡単にアクセスできて、しかも多くの研究の内容に耳を傾けて学びを得ることができるのですから!
ちなみに、学会で話を聞くのであれば、色々と興味がわくところを適当に見て回るのもいいのですが、「こういうことを実現したいから、それに関連する要素技術を見て回ろう」みたいな視点で動いていた方が、より情報収集が効率的にできます。
それに、実現したいものが見えていると、完成に1歩1歩近づいている感覚も得られるので、ちょっとした高揚感を味わいながら話を聞くことができますよ!
何はともあれ、理系の大学生なら、近くで学会が開かれているのなら率先して飛び込んでいくべきでしょう。
いつでも教授に会いに行ける
いつでも教授に会いに行ける、これはすごい特典です。
この特権を最大限活用することは、理系の大学生がやるべきことの1つでしょう。
特に、有名大学だとその道のプロフェッショナル、みたいな教授が大量にいたりします。
こういう教授にすぐに会いに行くことができる、というのはかなりありがたいことです。
何せ、最先端の研究の話が簡単に、何人からでも無制限で聞くことができる訳ですから。
イノベーションの空気感を感じた後の皆さんであれば、これほど恵まれた環境はない、と歓喜せずにはいられないはずです(`・ω・´)
7.理系を間違えたと思ったら休学も視野に入れよう
さて、ここまでは理系の大学生がやるべきことをまっとうに書いてきましたが、最初の「なぜそもそも理系に来たのかを理解しよう」の項目で、
「理系間違えたくね?」
となった人に伝えたいこともあります。
それは、休学も視野に入れよう、ということです。
大学院1年が終わるころになって初めて「理系違うよね?」となった自分は、国公立大学だったので、ありがたいことに無料で休学させてもらうことができました。
そうして自分の心が求めるままに行動し続けました。
そこで見えてきた世界は、理系の大学という枠に収まっていたままでは全然見えないものでした。
しかも、そっちの方がよほど心湧きたつ経験ができました。
「ああ、やはり5年間いたところは自分の居場所ではなかったんだなー」
と強く感じました。
上で書いてあるような、大学を徹底的に活用して、世界のイノベーションの中心地に乗り込もう、というガッツがある人はかなり理系に向いていると思います。
ですが、そういうビジョンがどうしても描けない人は、理系は向いていないかもしれません。
世界に広がる、もっと多くの可能性を見つけに行ってみてください。
理系の大学だけが世界のすべてではないのですから。
むしろ、世界の1%程度でしかない場所に縛られて、視野が狭くなってしまうだけですよー……!
以上、理系の大学生が絶対にやるべきことでした!
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