これだけ少子高齢化が問題になっている日本。
なのに、子供を産んで育てやすい環境作りが、まだまだなところが多いですよね…。
もちろん自治体に対して不満に思うこともありますが、それ以上にイライラするのが周りからの目!
子連れで出かけたことのある人なら、一度ならずと「白い目」で見られたことがあるはず。
全国のママさんを代表して、私が「育児ハラスメントって酷(コク)すぎる…!」と思った話を紹介します。
これを見て男性や子育て経験がない人は、子育てママの大変さを知って貰えると幸いです。
ママさんのシェア歓迎!
“優先”以外は子連れはダメ!?電車はひやひやの嵐!
子連れのお出かけ準備は何かと時間がかかるもの。
やっとの思いで駅に着いて、気づけば予定の電車は既にホームに!
鬼の形相で子どもを抱えながら飛び乗った車両にはありがたいことに空席が!
神様ありがとう!と腰を下ろしたのも束の間、次の駅から乗ってきた、仕事や買い物で疲れた大人たちの視線が、イタイ…。
オムツに着替えにお茶が入った大きなマザーズバッグを席の下に置き、膝の上に子どもを乗せたスタイルは、どう見てもかさばります。
「チッ、優先座席いけよ!」というサラリーマンの心の声が、その時の私にはしっかり聞こえました。
優先座席に行ったらきっと「優先して欲しいの丸出しかよ!」という心の声が聞こえてくるのでしょう…涙
え?”ファミリー向け”って書いてるよね?子どもに厳しい酔っ払いのいる、ファミリー向け居酒屋
お酒好きのママに辛いのが妊娠期から授乳期に続く禁酒の2年間!
多分に漏れず、ストレスを酒で忘れるタイプの私も、涙とよだれをこらえながら2年間を乗り切りました。
卒乳後、いざ、お酒好きのママ友を誘って、ファミリー向けを謳う居酒屋へ!!
久しぶりの生ビールは、とってもとっても美味しかったのですが、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんを連れて顔を赤らめているママに、容赦なく冷たい視線を投げかける者が!
それは近くの席にいた酔っ払いサラリーマン!
「子連れで酒飲んでんじゃねーよ!」とでも言いたげ。
お酒好きなら同志でしょー!楽しく飲もうよー!と言うわけにもいかず、それ以降のお酒は、ちょっぴり渋さが増すのでした。(←飲むのはやめない)
神聖な教会でも子どもは黙れません!!貴重な親友の結婚式
自慢ではないですが、私には親友と呼べる人が2人しかいません。
その貴重な1人の結婚式に、6ヶ月児と参加した時のこと。
県内でも有数のチャペルで、本格的な神前式を選んだ親友。
その場に赤ちゃんはおろか、子連れの人が私以外1人もいないことに気付いたのはチャペルに入って数分後のこと。
音楽や歌声が聞こえている間は赤ちゃんは比較的静かで、むしろ周りの方がざわついているので目立つことはないですが、それらが終わり、いざ誓いの言葉とキスの時間が訪れた時、恐怖へのカウントダウンが始まりました。
シーンと静まり返ったタイミングを見計らったように、アイアイウェンウェン…とグズり出す我が子。
穴があったら入りたい、「ドラえもん、どこでもドア!」と叫びたい。
もはや座ってなどいれず、一番後ろで立ってあやしていたのですが、教会にいる全参列者の後頭部が、私にはしろーい目に見えたのでした。
5年に一度のアレ!子育て中に車がないとかやばいんです…。免許更新センター
自動車免許ホルダーなら誰にでもやってくる免許更新のタイミング。
私には運悪く、産後2ヶ月でそのタイミングがやってきたのです。
これから突入する子育て期に、いっときでも車がないなどと言う選択肢はなく、2ヶ月の子を連れていざ、免許センターへ。
平日の昼間に行ったのは正解だったのか、不正解だったのか、そこには仕事や家事の合間にやってきた大人たちで溢れていた。
「邪魔くせーな!」と全員の顔に書いてある。
ほぼ生まれたての赤ちゃんを抱っこした新米ママは、係りの方によってかなりの優先待遇に。
ありがたい、ありがたいのだけれど、他の大人たちの目が、ツンツン突き刺さるのです。
幸い、ずっと抱っこでご機嫌だった我が子は大人しくしてくれていたのだけれど、順番も椅子も全て優先してもらえる新米ママに投げかけられた視線は、とっても冷ややかなのでした。
どーしても出社しないといけないの!!育休中のママには厳しい、お昼間のオフィス街
ほとんどの会社には、育休中のママが何度か出社しなければならない制度があると思います。
長期間、職場から離れるのですから、復帰日までに人事担当と話せたり、オフィスの雰囲気を味わえたりする必要な制度です。
当日、運よく祖母が預かってくれたり、旦那さんがお休みを取れるといいですが、そうではなかった私。
かつ、「せっかくだし子どもも連れておいでよ!」なんていう、優しい先輩ママの声に気を良くして、ひょいひょいと子をつれて大都会に赴くことを決めたのです。
その時は、産前に一人で悠々と歩いていた大都会が、今まで見たことのない姿を見せることを知らなかった。
平日はどの時間もサラリーマンでごった返す大都会には、バギーをひく人は一人もいません。
歩くスピードも違えば、放っているオーラそのものがすでに全く違います。
オフィスのあるビルに入ると、私の放つオーラの異様さはさらに増しました。
ロビーでもエレベーターでも廊下でも、そこにいる全員の大人が私たちを見るのです。
”異様なもの”を見る目、今でも忘れられません。
個室の魅力はどこに!?授乳が一苦労の個室カフェ
都会には、個室を謳うカフェがいくつか存在します。
一般的に思い浮かべる飲食店の個室よりもさらに独立した部屋で、仲間内で使えるのですが、言うならばカラオケ店からカラオケ機能を抜いたようなスタイルです。
小さな子を連れたママ会にはぴったりで、子が泣こうが騒ごうが、周囲に音が盛れないので、気兼ねなくママ会をすることができます。
そんな情報を聞きつけた私と友達も、早速利用してみることに。
私たちが利用したお店は、小ぎれいにされていて、おしゃれとはいえないまでも、自分の部屋にいるようなアットホームさがありました。
案の定、個室内で泣いたり暴れたりする子どもたち。
私の子どもはまだ授乳が必要だったので、その場で安心しておっぱいをあげられる!と安心したのも束の間、スタッフの若い男性が授乳する私の方を、料理を運びがてらじっと見ているのです。
背中を向けてはいたものの、友達も感じるほどの不自然さ。
ママ会の利用も大歓迎なはずのそのカフェですが、そうならば、スタッフ教育(というかスタッフ選び)を徹底してほしいものです!!
数少ない息抜きの場なのに!”ベテランママ”が出没するスーパー
乳児を抱えるママなら全員が感じることですが、自由に動けない子どもとほとんど家にいることが多い日常において、スーパーは貴重な息抜きの時間です。
私も煩わしいと感じていた家事の一つがこんなにも新鮮で楽しいものに感じるとは思いもよりませんでしたが、外の空気を吸って、大人社会と触れ合えるスーパーは、とってもいい息抜きなのです。
知らなかったのですが、自分で歩けるようになった子どもは、スーパーのカートに座らされることが大嫌いになる時期があります。
自分でスーパーの中を探検したいのです。
限られた時間でメニューを考え、安いものを探し、不足がないかチェック・・・と買い物に夢中になっていると、子どもから少し目を話すことも。
そうすると必ず出てくるのが”ベテランママ”(言い換えると元気なおばあちゃん)!
「可愛いね〜」と言ってくれる人がほとんどですが、中には「迷子になる!」「お母さん何してるの!」「あ〜、危ない!大丈夫?」と、大きな声が聞こえてきます。
その声に驚いて、周囲の買い物客もこちらをみる。
い、居ずらい・・・。
せっかくの息抜きのスーパーも、大人の白い目が気になる子連れママなのです。
乳児を連れて車を洗う方法はコレ以外思いつきません!大泣きの洗車機
子育て中には何かと重宝する車ですが、洗車は一苦労です。
旦那さんがお休みの時に、ママが部屋で赤ちゃんを見ていて洗いに行けるような時はいいのですが、どうしても目立つ汚れが着いてしまって、なるべく早く取りたい時など、活躍するのは洗車機です。
数百円で、乗りながらにして車をピカピカにしてくれるので、赤ちゃんと2人きりでも楽チンのはず!!そう思った私は甘かった。
コインを入れて洗車が始まるやいなや、今まで見たこともないほどの泣き方をする我が子。
洗車は10分そこそこで終わるのですが、その10分が本当に長かった・・・。
洗車を終えてもあまりにも泣くので、抱っこで外に出ると一層泣きだし・・・。
車を洗いにきていた人たちもびっくりの泣きっぷりでした。
確かに大人も初めて洗車機を経験すると驚くので、赤ちゃんならなおさらだったのかもしれません。
これからは、多少の汚れは気にせずにいようと心に決めた母なのでした。
産後は体型が変わるんです!試行錯誤の試着室
産後に体型が変わるママは多いはず。
今まで着ていたタイトなパンツやスカートが、漫画のようにはいりません。
凹んでばかりもいられず、仕事復帰が待っているママなどは特に、仕事着を買いにいざ街へ出かけるのですが・・・。
赤ちゃん連れで服を買う時、何が大変って試着が一苦労!!
デパートのように比較的大きな試着室が用意されているとバギーに子どもを乗せたまま入れるので、さほど苦労はしませんが、セレクトショップなどの場合、試着室は狭目が多いもの。
用意しておいたブランケットを試着室内に敷いて寝転がしておくのですが、泣いたりぐずったりされながら、大急ぎで試着。
一回でピタッと来ることはなかなかないので、なんどもそれを繰り返します。
試着室をパッと開けたら、他のお客さんとバッチリ目が合ったりすると、その光景の異常さに驚かれることもシバシバ。
「そこまでして服買いたいのかよ!」と言う白い目が突き刺さります。
産後のママは本当に、体型が変わるんです・・・。
おばあちゃんが奮発!気”まずさ”しかない高級旅館のディナー
初孫ができて大喜びの私の母。
奮発して少し高級な宿に招待してくれました。
高級な旅館の晩御飯は、これまた高級なレストランなどで支度されることが多いのですが、そこにはいつも以上に気になる厳しい大人の目が。
みなさん少なくないお金を使って、非日常を味わいに来られているわけで、誰もそんなシーンで赤ちゃんのぐずる声を聞きたくないのです。
ヒヤヒヤの私を尻目に、ゆっくりと運ばれて来る懐石料理。
自分の口に美味しい料理が入らず、全く面白くない我が子は、どんどん機嫌を悪くします。
抱っこして席を立ってみたり、旦那さんに預けたり、それでも泣き止まず戻って来たり、をすっごく慎重に繰り返し・・・。
久しぶりに食べる超美味しいはずの料理の数々が、気まずさによってほぼ味わえずに終わった子連れ旅行なのでした。