あぶりもちを買い求める参拝者=金沢市野町2丁目の神明宮
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藩政期から300年以上続くとされる「あぶりもち神事」が15日、金沢市野町2丁目の神明宮で始まり、参拝者が無病息災を願い、おはらいで使われる「御幣」に見立てた餅を頬張った。
神事は毎年5、10月に営まれ、甘辛いみそだれで味付けした食用と、玄関などに飾るお守り「家守(いえまもり)」の2種類の餅が用意された。境内には香ばしい匂いが漂い、餅を買い求める参拝者が列をつくった。社殿では、神前で餅をつく奉納神事が営まれた。17日まで。