【10月16日 時事通信社】ドイツ北部ニーダーザクセン州で15日、州議会選挙の投票が行われ、独メディアが報じた予測得票率によると、メルケル首相のキリスト教民主同盟がライバルの社会民主党の得票率を下回って第2党となり、敗北した。

 首相の与党は9月の連邦議会(下院)選挙で第1党の座を守ったものの、得票率を大幅に落としており、州議選でも厳しい結果を突き付けられた。連邦レベルではこれから次期政権樹立に向けた連立交渉が始まるが、首相は強気の姿勢を取りづらい情勢だ。

 一方、下院選で一気に第3党となった「反難民」の新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)は同州議選でも議席を得た。AfDはドイツ16州中14州議会に進出することになる。(c)時事通信社