つらい足のむくみや、足先の冷えに悩んでいませんか?それは足先の血行が悪く、水分や老廃物が滞っているからなんです。むくんでパンパンの足をやせさせるには、食事制限や運動で脂肪を落とすよりもまず、血行を改善してあげないといけません。むくみが解消されるだけで脚がほっそりして見えますし、運動と併せることで脂肪も燃焼しやすくなるんですよ。
かっさマッサージは中国からやってきた治療法です。ツボや経絡を刺激して痛みや体の不調を改善するためのものですが、美容やダイエットにも効果があることがわかってきています。かっさマッサージのやり方を覚えて、脚だけでなく全身のむくみを解消していくようにしましょう。
目次 [非表示]
かっさって何だろう?
かっさ(刮痧)とは、リンパや血液の流れを促進し、身体の不調や痛みを緩和させる民間療法。昔から中国で用いられてきた治療法の一つです。痛みのあるところ、不快感のある場所をかっさという専用のプレートを使って刺激していくことによって痛みや不快感を緩和していくマッサージ法です。
かっさマッサージは中国の治療法。経絡というエネルギーの通り道をさすったり、経絡の要点にある経穴、いわゆるツボを刺激することで症状が緩和されるというもの。これは圧迫によって患部の血流が良くなったり、あるいは変化することで痛みが軽減されるため。かっさはこの効果を生かしていきます。
かっさは元来、健康のための治療法として用いられてきましたが、最近ではそのデトックス効果に注目が集まり、ダイエット目的で使用している人も増えています。かっさマッサージは顔のむくみをスッキリさせて小顔効果を得ることもできますが、実はセルライトやむくみの解消など、下半身のダイエットにも効果が抜群なんです。
かっさマッサージの効果ってどういうものなの?
かっさマッサージは専用のプレートを使ったマッサージです。プレートによる刺激によって、血流を促進し、体の中にたまっている老廃物や余分な水分を排出していくことが出来ます。
小さなプレートがひとつあれば全身に使えるため、手軽で効果の高いボディケア・スキンケアとして、愛用しているモデルさんや女優さんも多いようです。
むくみや冷えの症状はそれだけでもつらいものですが、この状態を放置することでさらに代謝が悪くなり、脂肪細胞が蓄積されやすい環境を誘発します。
かっさマッサージを実践することで、これらの症状を緩和し、血行を改善することができます。ダイエットのためには運動や食生活の改善なども大切ですが、まずはこうした簡単なマッサージから取り入れていくことが長続きする秘訣になるでしょう。
かっさマッサージってどうやってやるの?用意するものは?
かっさマッサージの具体的なやりかたをご紹介します。かっさマッサージは、かっさ、かっさプレートなどと呼ばれる専用のプレートを使って行います。
水牛の角や陶器、ステンレス、天然石など素材はさまざまですが、高級な天然石だから効能がものすごく高い、ということは基本的にはありません。価格と相談して気に入ったものを選びましょう。
オイルやローションと一緒に使うものですから、お手入れしやすく、洗いやすい素材がいいですね。形もさまざまなものがありますので、握りやすく使いやすそうなものを選ぶといいでしょう。
まずは体のリンパの流れ、血液の流れに沿って皮膚表面から刺激をしていきます。この時、強くこすって皮膚を傷つけないようにしなくてはいけません。
マッサージオイルや、なければ乳液やクリームなどを潤滑剤の代わりに使い、皮膚を直接こすらないように気をつけましょう。あまり強い力を入れすぎないように、体の老廃物を流していくイメージで行うのがポイントです。
脚やせかっさマッサージ!まずは足首から始めよう
脚やせのためにかっさマッサージを取り入れる場合、まずは足首から刺激を加えていくようにしましょう。身体の中にたまった老廃物を排出していくためにはまず、血液の中に余分な水分や老廃物を押し流していく必要があります。
足のつま先は心臓から一番遠く、血流の滞りやすい場所です。足先に血が流れてくるためには、心臓から送り出された血液が脚全体を通ってくる必要がありますよね。ですから、まずは足先の血流を改善することで、滞っている脚全体の血行を促進することができるのです。
気をつけなければいけないのは、マッサージをする方向です。脚のつけねからつま先に向けてマッサージをしてしまうと、血流にそって足の先端に老廃物を押し込んでしまうことになります。
老廃物を排出したいのに、これでは逆効果ですよね。ですから必ず、足の先から太ももに向かってマッサージを行っていくようにしましょう。
足首の次はふくらはぎをマッサージ
足首を十分にほぐしたら、次はふくらはぎに移りましょう。この部位のむくみが気になる方は多いのではないでしょうか。特に疲れが溜まりやすく、むくみが生じやすい場所なので入念にマッサージしていきましょう。
ふくらはぎの場合、筋肉の筋と筋の間に脂肪が入り込んでいたり、運動不足によって元々の筋力が低下していたりと、人によっては問題点となる部分が多くなります。それぞれのケースでマッサージの目的は変わってくるものの、かっさマッサージではどの場合でも同じように血流促進、代謝アップの効果が得られます。
最後は太ももをマッサージして完了
足首、ふくらはぎと順を追ってマッサージをしたら、最後は太もものマッサージです。足首からふくらはぎと続き、最後に太ももを刺激することで脚にたまった老廃物を太ももに流れる太い血管内に押し流していくことができます。ここまで老廃物を押し流すことが出来れば、あとは心臓のポンプ機能が老廃物を吸い上げ、臓器が吸収して体外に排出してくれます。
太ももは脂肪が溜まりやすく、マッサージで血流を促そうとしても難しいものです。自分で行うハンドマッサージでは、血管まで指の力がうまく伝わらず、効果的に血流を促進していくことが難しいのです。
その点、かっさを使ったマッサージの場合は小さい力で十分な刺激を与えることが出来ます。プレートの突起部分を使うことで、血行を促進したり、セルライトなど脂肪の塊をほぐしていくことも可能になります。
かっさマッサージの効果効能をさらに向上させる秘訣
かっさマッサージの効果をより高めていくための秘訣、それは体を温めることです。体を温めること自体が血行を良くすることにつながるため、かっさマッサージはお風呂に入ったあとに行うのがおすすめです。
また、身体がある程度温まった状態であれば脂肪細胞もほぐれて柔らかくなっています。脚の筋が目立つ足首やふくらはぎ、そして脂肪の塊が目立つ太ももに関しても、マッサージがよりしやすくなることで効果をより向上させえていくことができるわけです。
かっさマッサージにベストなタイミングは
かっさマッサージにベストなタイミング、それは先にも挙げたように入浴後などの身体が温まった状態のときです。また、これの他にもベストなタイミングはあります。それは運動の後です。
運動の後も入浴後と同じように血行が促進された状態です。その状態でマッサージをすれば相乗効果が期待できますし、また、運動によって気持ちよく疲れた体を、かっさマッサージによってリフレッシュすることが出来ます。
かっさマッサージは血流を促進するだけでなく、脚にたまった疲れを取り除くこともできます。運動の後のマッサージを欠かさないことで、毎日の疲れを明日に持ち越すこともなくなるため体のことを考えるのであればおすすめです。できるだけ身体への負担が少ないように工夫しながらダイエットを進めていきましょう。
入浴後や運動後には、まずはしっかりと水分を補給することが大切です。実は、むくみは水分不足が原因になっていることがあるのです。汗をかいて老廃物を流すだけではなく、その都度あたらしい、キレイな水を補給してあげましょう。
日常的に意識して水分を摂取することもむくみ解消につながります。紅茶や緑茶、コーヒーなどカフェインが含まれる飲料はNG。また、なるべく塩分や糖分の少ないものを選びましょう。
かっさマッサージ後の赤みやあざは大丈夫なの?
かっさマッサージをした後は、皮膚表面に赤みやあざがあらわれることがあります。この赤みに関してはかっさによる刺激で血行が促進していることが関係しています。皮膚表面がぽかぽかしてくることもありますし、毛細血管に至るまで血流が促進されるため肌全体の血色がよくなっていきます。
あざに関してはかっさによる刺激で皮膚細胞が破壊されていることで起こります。薄いあざであればすぐに治っていきますので、健康上はあまり心配はいりません。
しかし人よっては服装の都合で、ストッキング越しにあざが見えてしまうなど、あまりよろしくない場合もあります。皮膚の薄い部分にマッサージをするときは、注意が必要なケースも出てきます。
皮膚が薄かったり刺激に弱いところはこうしたあざができやすいため、強くマッサージしすぎないように気をつけて行うのがおすすめです。強くこすったからといって効果が高まるわけではありません。マッサージを施す際には、あくまでも自分が気持ちいいと感じる強さを意識していくといいでしょう。
自分でかっさマッサージをする時はこんなことに気を付けたい
自分でかっさマッサージをしていく場合、先に挙げたように力の入れすぎには注意していきましょう。かっさは硬いプレートで皮膚を刺激するマッサージですから、小さな力でも老廃物を血液中に押し流すのに十分な働きをしていきます。
あまり力を入れすぎると時に皮膚や体に大きな負荷をかけてしまう恐れもあるため、ごりごりこするようなマッサージは絶対にやめるべきです。