母親が突然の要介護状態に
大阪にいる母が急に要介護状態になりました。転倒したときに頭を打ち、打ち所が悪く脳機能障害が発生したためです。
母ももう若くないですから、いつか介護するときがくるだろうと思っていましたが、まさかこれほど早くそのタイミングが訪れるとは考えていませんでした。
今まで意識はしながらもどこか遠い話だと思っていました。
フリーランスだからできた仕事と介護の両立
要介護になってから、月に2~3回は大阪に帰っています。転倒した当日からお見舞いに行ったり、そのまま大阪で1週間働いたり、フリーランスだからこそできるお見舞い・介護の仕方ができています。
サラリーマンだったときに母親が要介護になっていたとしたら、今と同じようなやり方はできなかったでしょう。
有給を取得するために社内で調整が必要で自分の思うように取れません。休めても2,3日です。そして金銭的にも大阪・東京を1往復するだけで3万円近くかかります。月に2回だけだとしても6万円です。
そうなると大阪で別の仕事を探すか、大阪へ帰る回数を減らすしかなく、自分が納得できるような仕事と介護の両立はできなかったと思います。
働き方を自分でコントロールして親孝行の時間が増えた
フリーランスとなったころ、格安で仕事を請けて働く時間の割に全然生活が楽にならなかった経験から効率を意識した働き方に変えてきました。できるだけ自分の手作業がなくてもクライアントに満足してもらえる仕組みを作ってきました。
今では出勤も退社もなく、毎日1時間仕事をするだけで年収4,000万円を稼げるようになりました。そのおかげで介護費用にも十分なお金をかけることができ、私としても納得できるだけの時間を介護に使えています。
お金と時間を手にして見えた本当にしたいこと
効率を意識して働くようになってお金と時間に余裕ができたころ、憧れを持っていた銀座にある会員制のBARに入会したこともあります。その場には私が今まで関わったことのないお金持ちの人やキラキラした女性が大勢いました。
私はあまりお酒が得意ではないのですが、それでもBARの雰囲気に酔えて楽しかったです。ですが、数回行ったきり足が遠のき現在は解約しています。
お金持ちのステータスのようで、実際に入会するまでは憧れもあった会員制のBARですが、そこにお金と時間を使うならもっと仕事や身近な人に使いたいと思ってしまいました。
気の知れた友人や仕事仲間と肩肘張らない「磯丸水産」で食事を楽しむ方が性に合っていると感じます。
目指すところは人それぞれ、正解はない
私のように親孝行する時間を増やしたい、もっと大きなチャンレジをしたいと思う人がいる一方で、お金持ちになって会員制のBARで豪遊したいという人もいるでしょうし、利益度外視で好きなことに打ち込みたいという人もいるでしょう。
どれが正解というわけではありません。目標があり、そこに向けて進んでいくということは素晴らしいことです。
このようにフリーランスとしてうまくいけば、帰りたい時に地元に帰ったり、寝る時間・起きる時間を好きに決められたり、やりたい仕事に取り組めたり、たくさんの自由が待っています。