16日
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オーストリアで31歳首相誕生へ、反難民を訴え第1党に
オーストリアで国民議会選挙が行われ、反難民を訴える国民党が第一党となり、ヨーロッパ最年少31歳のリーダーが誕生する見込みです。
オーストリア公共放送によりますと、中道右派の国民党が31.4%で、極右の自由党やこれまで第一党だった中道左派の社会民主党を上回りました。
今回の選挙の最大の争点は移民難民問題で、半年前に党首となった国民党のセバスチャン・クルツ外相は反イスラムを強く打ち出し、大量の難民が押し寄せた場合、国境を封鎖すると主張して支持を集めました。クルツ党首は31歳で、ヨーロッパでは最年少のリーダーが誕生することになります。
しかし、国民党は単独で過半数に達しておらず、難民政策で共通点があるナチスの残党が結成した極右・自由党と連立政権を組む可能性が高まっています。