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外車の車検は高い?BMWの初回車検費用を大公開!

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BMWとはどんな車?

愛車のBMW4シリーズグランクーペ君が初車検を迎えました。私にとっては初の外車。国産車に比べて車検費用は高いのか?を検証するという口実で、BMWの車の概要や魅力を紹介したいと思います。


BMWは航空機エンジンを祖業とするドイツの自動車、自動二輪車、エンジンのメーカーです。自動車の基本ラインナップとしては、1シリーズから7シリーズまであり、以下のような法則があります。

  • 奇数シリーズ:セダン、ステーションワゴン、ハッチバック
  • 偶数シリーズ:クーペ、カブリオレ、ミニバン

 

これらが更にエンジンや駆動方式、スポーツタイプか否かなどで細分化されており、把握できないほど膨大な種類があります。従来のBMWと言えば、「シルキーシックス」と称される直列6気筒エンジン(高回転までシルクのように滑らかに回る)や、後輪駆動への強いこだわりがありました。これらは、心地よい加速感やキレキレのハンドリングの実現に寄与していました。

 

また、直列6気筒という大きなエンジンを搭載するためにフロントノーズが長くなりがちで、そのフォルムがスポーティさを演出していました。その結果、スポーティな自動車メーカーというイメージで世界に認知されています。ちなみにBMWジャパンのキャッチフレーズは、「駆けぬける歓び」。一度は聞いたことがあるかもしれませんね。

 

エンブレムに320iとか書いてあるのを見たことがあるかもしれません。3は3シリーズを、20は2000cc相当の馬力を意味します(昔は排気量を意味していた)。

 

しかし、時は流れ・・・絶賛環境&コスト志向。

 

6気筒エンジンは過去の遺産になりつつあり、ダウンサイジング(小排気量)&ターボエンジンが主流に。前輪駆動も厭わないというのですから、昔ながらのBMWユーザーからすると裏切られた感があるかもしれません。ヨーロッパでは将来的にガソリン車の生産をやめて、全面的にEV(電気自動車)に移行する計画だとか・・・私的には魅力ゼロ

 

そんなBMWの自動車の中で、売れ筋No.1は3シリーズで間違いありません。BMWと言えば3シリーズ。非常に完成度の高い車です。もし街でBMWが走っているのを見かけたら、半数は3シリーズセダンではないでしょうか。

BMW4シリーズグランクーペとはどんな車?

私は昔ながらのBMWユーザーでもなければ、次々外車を乗り継ぐセレブでもありません。幼い頃から(他人の車を見て)これがベンベー(BMWのドイツ語読み)だよと育てられたり、知人がBMWで働いていたり、父が今でもBMWのバイクに乗っていたりするので、BMW自体は割と身近な存在ではありました。

 

しかし、人気が出過ぎて街にあふれている物は避けたがる面倒な性格の持ち主。そんな私がチョイスしたのは4シリーズグランクーペ。4シリーズ(偶数)なのでクーペ(2ドア)っぽい形をしていますが、4ドアです。

 

家族持ちとしては4ドアは必須。これは譲れない。2ドアだと面倒という次元ではない問題。しかしクーペが格好イイ。というわけで、ずっと4ドアクーペを探していました。
前車は国産の大型SUVだったので、スポーツタイプへの憧れもありました。購入直前まで行ったのはAUDI A5スポーツバック。4ドアクーペで、斜め後ろから見たボディが超セクシーなのです。迷っていた理由は4人乗りだったこと。

 

そんな中、BMWから4ドアクーペがグランドデビューするというニュースが!2014年6月21日に日本デビューと聞き、ワクワク・ソワソワ。なぜならその日は私の誕生日。とりあえず見に行くか~とデビューの日にディーラーに行ったのが運の尽きで、気付いたら契約しちゃっていました。

レビュー

エクステリア

ワイド&ローでスポーティ。特に斜め後ろからのビューが最高です。ルーフトップからリアへ流れるラインとか。しかし、当然、ドライビング時には見えない姿。完全に自己満足です。

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エッジの効いたプレスラインも秀逸です。製造工程で非常に手間がかかるため、国産車ではほぼ採用されないデザインでしょう。とにかく私はデザインと希少性重視。この車はマイナーなので街で見かけることはまずありません。パッと見では3シリーズとの区別が難しいですが、分かる人だけが分かる違い。ザ・自己満足。でもミラーを除く全ての部品は3シリーズとは違うんです。

インテリア

シートに座ると、まず思うのが座面低ぅ!そしてシート硬ぁ!バケットシートのように包み込まれてしっかりホールドされる感じです。最初の乗り心地だけが良いふかふかシートとはロングドライブでの疲れ方が全く違います。

 

そして、スッキリとしつつもスポーティなインパネ。しっとりとした肌触りの本革ステアリングの周りにはパドルシフトを中心としたメカニカルなインターフェイス。弥が上にも気分が高まります。

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電装関係はナビゲーションシステム(iDrive)も含めて統一的にデザインされています。ナビは社外品を・・・なんて思想は一切許さない潔さ(ここだけの話ですが使いにくいです苦笑)。スポーツタイプ全般に言えることですが、はっきり言って狭いです。特にリアシートの頭上はタイトです。長身でない女性や子供なら問題ない程度ですが。

エンジン

ご多分に漏れず、ダウンサイジング&ターボエンジンで、排気量は2,000cc。一昔前ならば、この排気量でこの価格???って一揆が起きたことでしょう。回して何ぼのエンジンですね。低回転はスカスカ。パワーバンドに入ったら排気量以上、お値段並みってところでしょうか。大排気量エンジンのトルクを期待してはいけません。

 

ただし、運転モードが4段階(エコ、コンフォート、スポーツ、スポーツプラス)あります。いざという時?には最もスポーティなスポーツプラス(サーキット走行想定)にセットすれば、相応の暴れ馬に豹変できます。普段はコンフォートモードでまったり運転していますが。

足回り

国産SUVからすると異次元の硬さ。もちろんただ硬いだけではなく、かけたGに応じて適切に踏ん張る感じ。高速で段差を乗り越える時や高速コーナーで真価を発揮するのですが、家族の評価は最低です笑。ワイドタイヤは見た目のワイルドさを醸し出していますが、ランフラットタイヤも乗り心地の悪さに一役買っています・・。

収納

セダンと違い、トランクルームはリアウィンドウごとガバッと開くので物の出し入れはし易いです。リアシートを倒せば、車内と繋がるので長尺物も収納可能。幅は若干狭いので、ゴルフバッグの横積みは厳しいです。全高を抑えている関係で収納スペースの高さも若干犠牲になっています。

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その他

オートクルーズが標準装備されています。前車を自動追尾する機能で、予め速度と車間目安を設定しておけば、その通りに動きます。前車がかっ飛ばしても設定速度以上は出さないし、渋滞にはまれば設定した車間を保って徐行・停止します(停止状態から動き出すにはアクセルを少し踏む必要あり)。

 

つまり、オートクルーズオンの状態では、アクセル・ブレーキ操作が不要で、周囲の流れに乗って車任せで走るということです。体験してみると、前車について走ることがこんなにもストレスフリーだとは思いませんでした。アクセルを踏めないストレス、ブレーキを踏まされるストレスがイライラの原因であるのだと認識できます。ただ、気をつけなければならないのは、車線変更する時やSAに入る時。前車がいなくなった瞬間に設定速度まで加速するので危ない!


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スペック

420i Gran Coupe M Sport Specifications
ステアリング・ホイール・ポジション
型式 DBA-4A20
全長 mm 4,670
全幅 mm 1,825
全高 mm 1,395
ホイールベース mm 2,810
トレッド(前/後) mm 1,550/1,575
ラゲージ・ルーム容量 ℓ 480 - 1,300
車両重量 kg 1610
乗車定員 名 5
最小回転半径 m 5.4
燃料消費率JC08モード km/ℓ 16.4
平成27年度燃費基準 +20%達成
エンジンの種類 直列4気筒DOHC
総排気量 cc 1,997
最高出力 kW(ps)/rpm 135(184)/5,000
最大トルク Nm(kgm)/rpm 270(27.5)/1,250-4,500
燃料/タンク容量 ℓ 無鉛プレミアムガソリン/60
駆動方式 後輪駆動
トランスミッション 電子油圧制御式8速AT
タイヤ(フロント) 225/45R 18
タイヤ(リア) 255/40R 18

BMWのディーラー

外車のディーラーって、なんとなく敷居が高い印象かもしれませんがそんなことはありません。「ご予約のお客様でしょうか?」なんて野暮なことは聞かれませんし、車好きの方ならば「ちょっと見に来たよ~」と気軽に遊びに行ったら楽しめると思いますよ。

 

先日、BMW誕生100周年を記念した3シリーズの特別モデルであるSTYLE EDGEがデビューしたと聞きつけて、見に行ってきたので、ディーラーの様子を紹介します。STYLE EDGEがどんな車なのかは公式サイトでご確認ください。

BMW 3 SERIES STYLE EDGE.

 

最新の売れ筋モデルが展示してあるのは国産ディーラーと同じです。車内も自由に見て回れます。商談コーナーは半個室になっています。

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空港ラウンジのようなリラックススペースではソフトドリンクやスナックが振舞われ、キッズコーナーもあります。

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イベント時には来場記念でアメニティを貰えたり。

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運がよければちょっと手が届かないラグジュアリーな車に試乗できるかもしれません。
今回は6シリーズグランクーペに試乗できました。購入するつもりなど毛頭ございませんが。こちらは7シリーズベースのスポーツタイプで3,000ccの6気筒ターボエンジンを搭載。スポーツモードに入れてアクセルをベタ踏みすると、これぞシルキーシックス!という滑らかな回転上昇と同時に獰猛な加速!!

 

営業マン情報によれば、東京ビッグサイトで10月25日~11月5日(一般公開は10月28日から)に開催される第45回東京モーターショー2017において、8シリーズクーペのコンセプトモデルが発表されるそうです。おひとついかが?

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The BMW Concept 8 Series

初回車検(法定2年点検:新車時から3年目)の費用

おっと、車検の話でしたね。車検は法定2年点検(新車は3年目)として強制化されており、逃れることはできません。法定1年点検は、法律で定められた義務ですが、点検しなかったからと言って罰則規定はありません。私は毎年ディーラーにお任せしていますが、可能ならば自己点検でもOKです。こまめに消耗部品を交換していれば、車検時にまとめて交換することを避けられます。

 

新車購入時には、法定点検費用も含めたサービスパック的なプランを契約する場合があると思います。BMWの場合は、BMWサービスインクルーシブ(BSI)という名称のサービスが提供されています。私が購入した時は任意加入で価格は66,000円でした。法定1年点検費用の大部分はここに含まれていました。現在は自動加入になっており、当然販売価格にオンされています。

 

では、車検費用をドーン!総額14万円ほどでした。消耗品以外の交換が無かったこともあり、国産車並みと言えます。次回以降、交換部品が出てくると費用が嵩むのでしょうね・・・しかし、部品代以外の工賃などは国産車と比較して大きな違いは見られませんでした。

項目 費用
自賠責保険料 26,680
印紙代 1,100
車体検査代行費用 16,200
検査機器使用料 3,240
小計 47,220
   
法定2年点検 23,760
CBS車両点検/SIA検査 2,160
下回りスチーム洗浄 10,800
下回り錆止め 14,040
小計 50,760
   
ブレーキ測定(ディスク・パッド) 0
タイヤ点検 0
タイヤ交換 -
バッテリー点検 0
ロードテスト 0
ワイパーブレード交換 11,167
エアコンフィルター交換 12,528
エンジンオイル/フィルター交換 18,383
ウォッシャー液補充 -
エアーエレメント交換 -
ブレーキオイル交換 BSI
キーバッテリー交換 -
BMW純正ガソリン添加剤補充 -
レインペール施工 -
タイヤ窒素ガス補充 0
ナビゲーション地図データ更新 -
ワランティープラス 加入済
タイヤ状態点検 0
リコール/キャンペーン作業 -
小計 42,078
   
合計 140,058

※補足 ”0”はやったけど無料 ”‐”は不要またはやっていない

 

ちなみに、上段の47,220円は車検諸経費ということで要現金払いでしたが、残りの50,760円と42,078円はクレジットカード払い可でした。そのクレジットカード払いに「BMWカード」(私は持っていません)を使うと、もしかしてお得なことがあるのか?と思い、調べてみました。その結果・・・なんと!・・・特にお得なことはありませんでした笑。

 

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BMWカードホルダーには、BMWエマージェンシーサービスというJAF的サービスが付与されるとのこと。ただし、新車登録後3年以内まで・・・。券面はカッコイイな~

BMW VISAカード

国際ブランド Visa
年会費 [本会員] 4,762円(税別)
ETCカード新規発行手数料1,000円(税別)

BMW エマージェンシー・サービス

※費用の負担は当社の規定範囲内とし、BMWジャパンが輸入し、BMW正規ディーラーにて販売された新車で、登録後3年以内のお車に限ります。

 

ETCカードも券面はカッコイイな~

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まとめ

BMWの概要と共に、愛車の4シリーズグランクーペ君の詳細をお伝えしました。初回車検の費用は国産車と大差なしという結果ですみましたが、次回の車検がどうなるのか戦々恐々としています。

 

しかし、外車をデビューの日に購入して、初回車検を受けてしまうなど、poyaさん的には言語道断、最低最悪な買い方でしょうね・・・。

 

どんな車に乗るかは自己表現のひとつ。コスパでは表現できない価値があると信じて乗り続けることにします♪