
あくまで個人の意見・見解です。
違っていても間違っていてもスルーで願います!
さてさて、ヨーロッパではEVカー以外の販売を認めない・・・まで○○年!
EV!EV!!
お祭り状態。
じゃあEVにすると何が良いのか悪いのか・・・注意点や走り方など今までとは違う事を考える必要が出てきます。
その辺りを知りうる範囲で書いてみようかなと。
1はガソリン車とEV車の違いあれこれ
2は導入にあたって
3は走行にあたって
3本立てて行こうかなと。
まず同じ部分について。
乗用車を例にすると、ハンドル、タイヤ、サスペンション、内装、外装などがほぼ一緒。
車と呼ばれて外から見える部分に特徴的な変化はありません。
トロリーバスなどの電源を外部から供給するとかそう言うのは例外ですからね、神経質に全ての例を挙げられないと納得行かない人は
「帰ってください、二度と来ないで結構です」
次に違いについて。
走行する(駆動させる)ためのエネルギーがガソリンエンジンなのか電気モーターなのかが一番の違い。
言われなくても分かると思いますが、これが結構大きい。
ガソリンを使ったエンジンはレシプロとかロータリーとかありますが、ガソリンを混合気にして燃焼させたエネルギーを回転力に変えて、前に進みます。
トルクと言われる軸を回す力が限られているので変速装置が必要。
エンジンは停止させると再起動に時間が掛かるため駆動力をオンオフするクラッチでエンジンの回転軸を止めない工夫がされています。
対してEVは、駆動力はモーターを使うことで駆動の伝達などに必ずしも変速やオンオフが必要とされない構造でも成立させられます。(ただ、万が一に備えて駆動を切るニュートラルなどは備えてます)
もちろん変速機式もあるのですが、モーターの最高回転が12000回転とか25000回転とか言われる中で、その回転数を電気信号的にコントロールできてしまうと、変速はモーターにやらせてしまう・・・・というのが今の主力EVカーと思います。
エンジンとの大きな違いはこの先のエネルギーの貯蔵がバッテリーであること。
バッテリーは今の所、急速充電でも30分で容量の80%くらいが最大。(時間とチャージ量)
次にバッテリーが劣化する。
ガソリン車も色々劣化しますが、今の所5~8年程度のどこかで走行に使うLiバッテリーが終わる例が多いようです。
次に給電方法。
厳密に言うと、バッテリーのみで走る車がEVカー
発動機にオルタネーターだけを装備させて発電し、発動機の燃料を別途補給するのがレンジエクステンダー。
その中で水素を使って発電するのを「燃料電池車」(フューエルセル)という感じのようです。
詳しくは専門家に聞いてくださいw
****閑話****
ちなみに水素は1キロ1000円前後するそうです。
ホンダクラリティーがタンク容量141リッターで水素で5キロくらいのようです。
チャージに5分で5000円掛かったとします。
その1回の走行距離は仙台でホンダクラリティーをタクシーで営業運転するドライバーに直接聞いたらワンチャージ400キロメートル前後が実走距離だそうです。(エアコンでさらなる悪化もあるとのこと)
リッター当たり約2.8キロメートル走る。
水素1リッター(キログラムじゃないよ)あたり35.4円のコスト。
ガソリンがリッター128円とすると水素との価格差は3.6倍
水素128円で走れるのは10.08キロ。
排出ガスは確かに水だけで0カーボンですが、金銭的負担は大きいです。
ただ、車重も重く高級志向の燃料電池車と同じガソリン車がV8エンジン積んでレギュラーガソリンで10.08キロ走れるかどうかを思うと悩む所。
水素は酸素と触れると燃焼反応(爆発)を起こすリスク・・・等を思うとイマイチ普及しないのも判ります。
昔有ったRX-ハイドロジェンというモーターショーモデルも、水素の価格がもっと下落すれば、モーター電力に置き換えるよりも直接駆動エネルギーとした方が良いらしいのですが、今の値段だとハイドロジェンがお蔵入りしているのも納得の値段と思います。
****閑話休題****
さて、私の家にあるのはノートe-POWRE、レンジエクステンダーと呼ばれる方式でガソリンエンジンによる給電方式。
おそらく近い将来プラグイン式でバッテリーに直接チャージ可能になると思ってます。満充電になっていればエンジンによる給電回数が減ると化石燃料の使用が減る。
現状でウチのノートe-POWREの燃費ですが、平地でエアコン無しだと1リッターあたり30キロメートルを楽勝で越えます。
エアコン点けて普通だと23キロメートル程度、頑張ると26キロメートルくらい
高速道路は流れに乗るとリッターあたり17キロメートル程度まで表示は下がる時もあります。
参考までに筑波2000を全力走行だと瞬間燃費表示は6.8キロメートルとか出てましたw
タイヤがショボかったのでそれ以上出しませんでしたが、筑波の最終コーナー入り口で時速130キロメートルをメーターが指してました。
もっと踏めばあと時速10キロは余裕の上乗せ出来たと思います。
その辺りも含めて、マツダのスカイアクティブ技術って凄いですよね!
スズキの実走燃費30キロ越えってのもガソリンエンジンの限界に挑戦しているのが分かると思います。
じゃあレンジエクステンダーのガソリンをエンジンで電気だけ発電してモーター駆動の無駄が多く感じるシステムなのに、本当にガソリンでエンジンを直接動かすよりもいいのか?
と、なります。
たとえばノートe-POWREのタンク容量は最大41リッターで最終警告灯は5リッターを残して点きますが、使った37リッターをエアコンを適宜使った走行で24キロ走った697キロ走る計算になって、一回の給油で東京-名古屋を1往復、東京-岡山を片道無給油で行ける計算。
効率は悪くないです。
給油もガソリンなのでインフラは問題有りません。
EVはだいぶマシですが、それでもややきつめ。
耐久レースは東洋電産の「救電号」が来たので急速充電車がいましたが、EVカーで高速の長距離移動はやや不安が伴います。
PAもSAも基本的に給電エリアが完備されてますが、急速充電に30分で80%として、もし給電エリアに3台の待ちが居たら、前の人が30分でちゃんと退いてくれたとしても自分が完了するのは2時間後。
もし今充電している人がご飯食べていて帰ってきたのが1時間後だったりすると、その分だけ遅れてしまう。
今回の新型リーフで航続距離が倍近く伸びたと言うことは、高速道路での不安軽減を示唆してます。
同じ車種が似た様な出発点だと同じような位置で給電が必要になる。
しかも30分/1台。
高速長距離が多い人には、まだEVは大変な苦労が待っていそうですが、もし巡航距離以内に目的地が多くあるなら快適な移動空間になると思います!
エンジンの振動も騒音も無く、スルスルと快適に走りますので。
燃料電池車は日本で数が多くない水素ステーションを常にチェックが必要となる。
ただ、あればチャージ5分なのですが、一旦高速道路を降りる必要が現状では出てしまうので、その辺りの煩わしさはまだしばらくつきまとうと思われます。
やはり高速道路での問題が解決できれば素晴らしい移動手段となります。
例えば、モーター駆動車が高速道路路面に埋め込まれた無接点充電を受けられる、しかも自動運転ができるなら、凄く良いでしょうね!
バッテリーが減らずに目的地までたどり着けるわけで、自動運転でなかったとしても路面から給電されながら移動できるだけでもインフラが不要になります。
そしてモーター駆動車の走りは・・・・
それは後編にて。