ある企業がインターネットの求人サイトに募集の広告を出した。
「求むホワイカラー。条件は、高い文章作成能力があり、コンピュータプログラミングの知識があり、バイリンガルであること」
しばらくして、一匹の白い犬がその会社のオフィスを訪ねてきた。
求人申し込みにやってきたのが犬だったので、その会社の人事部長は驚いた。
しかし、犬は臆せず面接用の椅子にぴょんと飛び乗った。
人事部長:「わかりました。いいでしょう。それでは、面接を始めましょう。求人の条件は読んでいただいたと思いますが、今回募集している職種では、まず高い文章作成能力が必要です。失礼ですが、あなたにそのような能力がおありかな?」
犬は椅子から飛び降り、パソコンのあるデスクに移った。
そして、キーボードを器用にたたき、マイクロソフトWORDを立ち上げ、さっと完璧なエッセイを仕上げた。
人事部長:「こ、これは驚いた!あなたにこんな能力がおありとは。ただし、2つ目の条件は大丈夫ですか。コンピュータプログラミングの知識があることです」
犬は再び、パソコンの前に行き、カチカチとキーボードをたたいて、Javaで見事なプログラムを1本書いた。
人事部長:「す、すごい!あなたを見くびっていた。あなたは、ものすごい能力を持った犬だ。一応、お尋ねしますが、条件の3つ目、バイリンガルであること、という点は大丈夫ですか?」
犬は、すかさず、「ニャーオ」と鳴いた。