VIX指数自体が変動しないときでも、VIX指数に投資をするためのETFやCFDは下落(減価)していく傾向にあります。
参考⇒「VIX指数、原油等に投資すると減価する理由を徹底解説!」
VIX指数連動銘柄に投資をするとほとんどの期間がコンタンゴであり、コンタンゴにより価格が下落していくことから空売りにより利益を出しやすいです。
そこでコンタンゴにより1日でどれくらい下落することがあるのか確認してみます。
〇1日あたりの下落(減価)
これは2017年10月2日のVIX指数ですが、この日はVIX指数が0.53%上昇しています。
ただ、VIX指数には直接投資はできないため、VIX指数に投資をするためのCFD口座「米国VI」価格を確認してみます。
VIX指数自体は上昇しているのにも関わらず、CFDで投資ができる「米国VI」は2.65%下落していました。
つまり、VIX指数が上昇していても、VIX指数に連動する銘柄に投資をするとコンタンゴにより下落することがあるということが分かりました。
次にCFD口座「米国VIブル2倍ETF」を確認します。
「米国VIブル2倍ETF」は5.01%も下落していました。
この銘柄はVIX指数の値動きに約2倍で連動しますが、コンタンゴによる下落(減価)も2倍であるため、コンタンゴにより大きく下落する結果になりました。
〇1ヵ月あたりの下落(減価)
1ヵ月間のコンタンゴによる下落幅も確認してみます。
ここ直近の1ヵ月間ではVIX指数は約8.48%下落しています。
CFD口座「米国VI」については、約20.59%も下落しており、VIX指数の下落幅と比較しても圧倒的に下落していることが分かります。
CFD口座「米国VIブル2倍ETF」については、1ヵ月間で約32.92%下落しています。
やはりコンタンゴによる下落幅は圧倒的です。
証券口座で投資ができる「1552 VIX短期先物ETF」についても確認してみます。
CFD口座の銘柄と比べるとパフォーマンスは劣りますが、こちらもVIX指数の下落幅と比較してコンタンゴにより大きく下落しています。
CFD口座を開設されていない方でも、この銘柄の空売りによりVIX指数の売りに投資することができますが、逆日歩の発生には注意する必要があります。
※CFD口座の売りは逆日歩が発生しません。
〇まとめ
1日あたりのコンタンゴにより下落する価格は日によって変化しますが、今回のようにたった1日で2%以上も下落(減価)することがあるので、やはりVIX指数の下落(減価)幅は凄まじいことが分かりました。
1ヵ月間での下落幅を確認しても、VIX指数に連動するどの銘柄もVIX指数自体と比較して大きく下落(減価)しており、VIX指数への売りでの投資がとても有利であることが分かります。
ただ、投資する場合はタイミングが重要になってきますので、下記の関連記事をご覧下さい。
VIX指数関連記事1⇒「VIX指数とは?安定して利益を上げる投資方法について」
VIX指数関連記事2⇒「VIX指数を利用した長期投資!年利が10%以上?!」
VIX指数関連記事3⇒「VIX指数(恐怖指数)投資に最適な銘柄は? 銘柄を比較!」
VIX指数関連記事4⇒「VIX指数、原油等に投資すると減価する理由を徹底解説!」
VIX指数関連記事5⇒「CFDとは?CFDの特徴と株式投資との比較(メリットは?)」
VIX指数関連記事6⇒「CFD口座 米国VI(VIX指数)に投資する方法」
VIX指数関連記事7⇒「VIX指数のコンタンゴ 1日あたりどれくらい下落するのか」※当記事
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