頭の中では間違っているとわかっていても、つい読んでしまう言葉ってありませんか。
私は「汎用性」という言葉を、わかっていても「ぼんようせい」と読みたくなってしまう。正しい読み方は「はんようせい」なのだが、汎用の「汎」の字って平凡の凡っぽいからそう読みたくなっちゃうんだろうなと自分で分析している。 あと他には、「造詣が深い」という言葉に関しては間違った読み方でそのまま口にしたこともある。多分「詣」の字が鮨(すし)っぽいからじゃないかな、なんとなく。恥ずかしい。
1986年生。大人げない大人を目指し、日夜くだらないことを考えています。ちぷたそ名義でも活動しています。
前の記事:「「おばあちゃんちのにおい」を調合する」 人気記事:「小川軒の「レーズンウィッチ」、食べくらべてみよう」 「造詣」は正しくは「ぞうけい」が正解なのだが、「ぞうし」が誤りだとわかっている今も、つい頭の中では「ぞうし」と読んでしまう。そうした、誤りだとわかっているのについそう読んでしまう言葉を、私は勝手に「それっぽい誤読」と呼ぶことにした。汎用の「ぼんよう」も、造詣の「ぞうし」も一瞬それっぽいんだもの。
ライター陣の「それっぽい誤読」何卒(なにとぞ)編集部藤原さんのそれっぽい誤読。
何卒(なにとぞ)と読むのはわかっているけど、頭の中で「なにそつ」と読んでしまうと聞いて「あーっ!」となった。今までそんな発想なかったけれども、これからはわかっていても「何卒」を頭の中で「なにそつ」と読んでしまいそうだ……。 改竄(かいざん)編集部林さんのそれっぽい誤読。
林さんは「多分竄の字が鼠(ねずみ)っぽいから頭の中でチュウって読んじゃうんだと思う」と言っていた。鼠の鳴き声だ。でもなんかわかる……! 改竄の「ざん」の字は難しいので、「改ざん」と書かれることが多いのだがすごい鼠っぽい漢字だったのね。 相殺(そうさい)ライター北向さんのそれっぽい誤読。
相殺(そうさい)は「あいさつ」と読みたくなりがち。わ、わかる。相殺という言葉自体はお互いに打ち消し合っている殺伐感のある漢字だが、「あいさつ」と誤読したとたんに緊張感がなくなっていいと思う。 備忘録(びぼうろく)ライター北向さんのそれっぽい誤読。
相殺(そうさい)は「あいさつ」と読みたくなりがち。わ、わかる。相殺という言葉自体はお互いに打ち消し合っている殺伐感のある漢字だが、「あいさつ」と誤読したとたんに緊張感がなくなっていいと思う。 「それっぽい誤読」送ってくださいあなたのわかっているのについ読んでしまう、「それっぽい誤読」教えてください! つい読んでしまって恥ずかしくなることは誰にでもあるとわかったので、ぜひみんなで共有しましょう。
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