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インド最大の心霊スポット、謎の中世都市バンガル遺跡

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そろそろハロウィンですね。

わたしは昔から廃墟だの冒険だの色々やってきたけど、リアルな幽霊に遭遇したことは一度もありません。心霊写真の思われるは2枚ほど撮ってしまった事はあるけど(同じ場所)本物を見たという経験はないです。

今宵のエア冒険は高確率で幽霊に遭遇してしまうというインド最怖の心霊スポットにして謎に包まれた中世の都市遺跡バンガルです。

バンガル遺跡

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バンガルは1573年に作られた都市です。写真のように、とてもきれいに残っているのだが、なぜ都市が放棄されたのかはっきりとした理由は分かっていません。

ニューデリーからそう遠くない場所に位置するバンガルは観光地として脚光を浴びると同時に、心霊スポットとしても有名な場所です。特に夕方の時間に幽霊を見る確率が高いと言われています。

富と栄華を極めた都市 バンガル

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バンガルは1573、バガンド・ダスというマハラジャにより作られた都市です。都市が作られる前から存在するヒンズー教の寺院の導師は、都市を建設することを了承したが、1つ条件を出しました。

導師の出した条件とは「導師の住む家に王城の影がかからない事」でした。もし、約束を破ることがあれば都市は滅びることになると厳しく言われたという。

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バンガルはすぐに繁栄し、人口10000人を超えるまでに成長しました。宗教に関係のない石造りの建物も多数建築され人々は楽しく都市で暮らしたという。

都市の繁栄はとどまることを知らず、大きな富を手に入れる事に成功しました。マハラジャからは市民に対し、その富を象徴するように美しい装飾品を身に着け、常に飾り立てるよう命令されていました。

そして滅亡へ

富と栄華を極めたバンガルであったが、マハラジャが息子の代に世代交代すると、件の導師との約束も忘れ去れていました。

王城は増築・増床を繰り返しかなりの高さになり、とうとう導師の住居に影がかかるほどになりました。その頃から謎の災害が多発し滅亡の兆しが見え隠れし始めます。

歴史学者は、バンガル滅亡の原因は侵略戦争が原因と考えてきましたが、都市で戦闘が行われたという証拠は見つけられず、とても綺麗に街が残っているので攻められたというのは違うようです。

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ここで、バンガル滅亡の伝説を紹介します。

バンガルに住む若い魔術師とお姫様が恋に落ちたが、魔術師はその恋は叶わぬものであると知っていました。そこで、魔術師は惚れ薬である魔法の香油を作りお姫様に渡しました。

ところがこの姫は思った以上に狡猾であり、魔術の知識も豊富に持っていたためすぐにこれが惚れ薬であることを見破り地面に投げつけたという。

すると惚れ薬と魔術師は岩にかわり砕けてしまった。魔術師は最後の力を振り絞り姫と宮殿に呪いをかけた。呪いの効果か、1年以内に大きな戦争に見舞われ、姫は最初の犠牲者となったという。

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via:Bhangarh – India’s Haunted City

1630年以降、バンガルは行政区分から外れました。美しい石造りの建物を残し、人々は去っていきました。かくして富と栄華を極めたバンガルは100年も持たずして滅亡しました。

現在は観光客相手の商売のため、1000人前後の規模の村が周囲にできており、バンガル遺跡も日々賑わっています。しかし、幽霊の目撃証言が絶えず、夕方以降に遺跡に行く人はいないという・・・