BizDay は開発者向けではないと分かった上で、普段利用しているソーシャル API とどのくらい違うのか、というのを知りたくて参加した。 分からない単語が多かったので、いろいろ引用とか補足多めの自分用メモ。まとまらない。
- OpenID BizDay #10 - 金融 API 時代の OAuth 2.0 & OpenID Connect (と、CIS 2017報告会) | Peatix
- OpenID BizDay #10 - 金融 API 時代の OAuth 2.0 & OpenID Connect (と、CIS 2017報告会) | お知らせ | OpenID ファウンデーション・ジャパン
前回の参加(Tech Night)は、もう 2 年も前なのか…時間の流れが早い…
OpenID Certification については、どこで聞いたんだったか…?
前提
- EU の PSD2(決済サービス司令2)*1
- UK → Open Banking Standard
- ドイツ → Open Bank Project
- 日本
- 米 OpenID Foundation
- お知らせ
CIS 2017 参加報告 @nov 氏
スライド: CIS 2017 参加報告 @ OpenID BizDay 10
- CIS → Identiverse (名称変更)
- Fintech の注目話題
- IDPRO.org
- Kantara Initiative*5 の IDPRO 部会が独立
- 参加企業(一部): Salesforce, Kantara, GIGYA, etc.
- Kantara Initiative*5 の IDPRO 部会が独立
- pages.nist.gov/800-63-3
- FIDO, Federation
- Salesforce, 攻撃の種類と対策レベル
- Bulk Attackers(全データ引っこ抜こうとするヤツ)
- Single Row Attackers(特定個人のデータを抜こうとするヤツ)
- Successor Attackers(権限を持った人間の犯行)
- 下にいくにつれ対策は難しい
- Level.1 〜 Level.5 の対策
- Open Banking
- openbanking.org.uk/developers
- Google
- YouTube 買収と Gmail ユーザ
- SignUp と SignIn が別々に存在する
- SignUp で新規ユーザ作ってしまう
- YouTube 専用に作ったアカウントは、その後使われなくなってしまう
- 登録は増えたがエンゲージメントが下がった
- 電話番号ログインオプション導入
- 同じことがおきた(普段使っている Email アカウントと別に電話番号でアカウントを作ってしまう)
- Google がやったこと
- 既存アカウントに電話番号を登録するよう誘導
- SignUp と SignIn の入り口を分けず共通化
- まず ID(Email や 電話番号)を入力させ、登録済みの ID であれば次に Password を求める
- 新規率は落ちたがエンゲージメントは維持できた
- YouTube 買収と Gmail ユーザ
- Token Binding
- Secure OAuth, セキュリティプロファイル技術
- ブラウザ証明書で署名
- あとで調べる 📝
- Microsoft 3rd Party App and Azure AD (Active Directory)
- OpenID Certificate
- Test tool Open Source (github)
- RP general 仕様準拠ツールももうすぐ出る
- RP test server
- 気にはなっているが…
- App Auth (Best Practice, Google)
- Mobile Connect
- 世界の携帯キャリアが集まって IdP を作ろうとしている
- 電話番号からキャリアを特定する中央システム
- MNP したら電話番号変わらず IdP が移管される
- などなど
- 世界の携帯キャリアが集まって IdP を作ろうとしている
- 生体認証のディスカッション
- 生体って、歳取るとかでデータが
劣化変化するから、情報の更新が必要だよね - とか
- 生体って、歳取るとかでデータが
まとめ
- UK FAPI は素の OAuth 2.0 は使わない
- OTP より FIDO, U2F
- Mobile Connect のような IdP の枠組みが金融業界でも起こるか
金融 API 時代の OAuth 2.0 と OpenID Connect 崎村氏(NRI)
スライド: Financial APIセキュリティの現状について @ OpenID BizDay 10
- Fintech
- API
- AI
- Blockchain
- Fintech API
- REGO モデル, B2D という顧客セグメント
- Our Expertise as a Service (OEaaS)
- Future of European Fintech
- 「パスワード保存による Direct Access こそがセキュア」と主張
- 無いわー
- Credential 保護は token で行うのは必須
- API Days (イベント)
- API 保護に OAuth 2.0 は必須
- しかし OAuth を使えば全て解決というわけではない
- OAuth はフレームワークである
- 適切な部品を組み立てねばならない
- 個別の状況に応じたプロファイルが必要
- RFC 6749 - The OAuth 2.0 Authorization Framework
- 発信者 (sender) 認証
- 受信者 (receiver) 認証
- メッセージ (message) 認証
- OAuth 2.0 関連のオプション機能とそれぞれのセキュリティレベル(表)
- 認証要求・応答の種類とセキュリティレベル(表)
- 1 クライアント 1 認可サーバ
- 認可サーバ毎に redirection url を用意する(Mix-in 攻撃を防ぐ)
- メッセージ認証
- response_type, xxx
- code, state
- メッセージ送信者認証
- メッセージ受信者認証
- カスタムスキームでのハイジャック etc.
- RFC 7636 - Proof Key for Code Exchange by OAuth Public Clients
- OAuth と Identifier は別モノ
- メッセージ秘匿性
- トークン・フィッシング/トークン・リプレイ
- BCM Principles
- (a) Unique Source Identifier
- (b) Protocol + version + message Identifier
- (c) Full list of actors/roles
- 例: Client ID は global に unique ではない
- redirect url と組み合わせて unique にする for (a)
- recommend の
state
を require にする for (c)
- 例: Client ID は global に unique ではない
- AuthZ Request/Response
state
の hashs_hash
- これらは未検証(Art)
- Darmstadt University Team が検証中(Science)
- 仕様が、文章の読み方で意味が変わってしまわないようにする、とか
- スポンサーに OAuth0 ...!
- openid / fapi — Bitbucket
- これからの話
- ネットにつないでいないユーザの認可
- サーバからユーザのスマフォに push 通知で認可を求める
- 全国銀行協会
- 米銀行の取り組み
- ネットにつないでいないユーザの認可
- OpenID Certified
- OAuth 2.0 for Native Apps
- IETF 最終提出済み
- webview は使ってはならない、という記述気になる…
パネルディスカッション
司会 林タツヤ氏
- 金融 API はいつごろ触ろう?
- 完全にオリジナルの API をローンチする前に入れた方がいいんじゃないか
- ためしに動く FAPI 触りたい開発者はどうしたらいい?サンドボックスとかない?
- openbanking.org のリポジトリにそんなようなものがあったような
- EU の各銀行は期限を決められて(FAPI を)作っているところ。やらないといけない状況なので sandbox も出るだろう
- いつからやるか難しくないですか?
- AISP(readonly), PISP(read/write)
- EU は 1/13 までにやらないといけない。FAPI v2 要求
- FAPI 化されたらスクレイピングするなという空気になるんだろうな
- 日本 IBM BIAN と FAPI の関係は?
- EU FAPI
- 日本の金融 API の有名人(?) アツミ氏
- 金融 API IaaS の動きは?
- IaaS 単体では難しいのでは
- Microsoft とか
- 銀行はオンプレでやるかもだけど、IaaS のようなものは出るのでは
合わせて読んでみた
*1:海外トピックス|2016年1月号|金融ITフォーカス|刊行物|NRI Financial Solutions >「決済サービスの多様化を規制が後押しするEU」
*2:読み方は「ふぁぴ」らしい
*3:EU一般データ保護規則(GDPR)の概要と企業が対応すべき事項|情報センサー2017年2月号 EY Advisory|新日本有限責任監査法人
*4:1.6 一目で分かるHL7 FHIR 入門 - FHIR Control Japan Project
*5:この団体の名前すら初めて知った… Networkキーワード - Kantara Initiative:ITpro
*6:切符さえ持っていれば改札を通れる。切符がその人のものかどうかはチェックしない
*7:チケットと搭乗者は紐付いていて、本人であると確認できなければ飛行機に乗れない
*8:ASCII.jp:スーツのSAMURAI渥美さんは60歳を過ぎてもクラウドエバ (1/3)|日本のITを変える「AWS侍」に聞く