ウェブページを1枚の画像として保存するニーズは多い。プレゼン資料に貼り付けて使用するケースのほか、ページの見た目をそのまま履歴として記録しておくなどの用途も考えられる。PDFなどで保存する場合、変換する過程で見た目は少なからず変わってしまうが、画像で保存する場合はそうしたこともなく、見た目そのままの状態で保存が可能だ。
一般的に、PCでスクリーンショットを撮影するには、WindowsであればPrintScreenキーで取得してからペイントソフトに貼りつけたり、あるいはキャプチャ機能を持ったフリーソフトやブラウザの機能拡張を利用するが、ウェブサービスを用いればソフトのインストールは一切不要、かつウェブサイトのページの上から下までを1枚につなぎあわせた画像を取得できるのが利点だ。
今回は、オンラインでウェブページのスクリーンショットを撮れるサービスを4つ紹介する。スクリーンショットを撮ること自体を目的としたサービス以外に、サイトの素性調査など別の操作を行う過程でサイトの画像を一時的に生成するサービスも、同じ用途で利用できることから、ここではあわせて紹介する。ローカルで動作するキャプチャソフトが利用できない環境において、ビジネスユースから私用まで、さまざまな用途で活用してほしい。
「Capture Full Page」は、ウェブページ全体をキャプチャできるサービス。URLを入力してボタンを押すだけで、スクロールが必要なウェブサイトのスクリーンショットを継ぎ目のない1枚の画像で取得できる。ウィンドウの横幅を選択することも可能。
「Archive.today」は、指定したURLのコピーを外部サーバに保存し、サーバダウンやページの削除時にアクセスを可能にしてくれる、いわゆるウェブ魚拓サービスの1つ。画像での保存に対応しているので、スクリーンショットを撮る目的でも使用できる。
「Browsershots」は、ウェブページの表示が特定ブラウザ上で崩れていないか、約200種類のバージョンを指定するだけで手軽にチェックできるサービス。チェックの過程でウェブページの画像が生成されるので、スクリーンショットを撮る目的でも利用できる。
「aguse」は、指定したサイトのIPアドレスやドメイン情報など、サイトに関する情報を調べるサービス。調査の過程でスクリーンショットが生成されるので、サイトを画像で取得する用途にも使える。縦に長いページは複数の画像に分割されるので保存する際は要注意。
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