イランで反発広がる 米大統領「核合意認めず」演説受け

イランで反発広がる 米大統領「核合意認めず」演説受け
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アメリカのトランプ大統領がイランの核合意について「認めない」とする判断を示すなど、イランに対し圧力を強化する新たな方針を発表したことについて、イランでは地元メディアが一斉に非難するなど、反発が広がっています。
アメリカのトランプ大統領は13日、イランに対する新たな戦略について演説し、イランと欧米などが結んだ核合意について「認めない」とする判断を示し、解除していた制裁を再開するかどうかなどの判断を議会に委ねる方針を示しました。

これについてイランの新聞各紙は、14日朝、一面で一斉に非難し、このうち主要紙の1つは、国際社会の多くは核合意を支持していると紹介したうえで「トランプ大統領は孤立することになった」などと厳しい論調で伝えています。

また核合意を推進したザリーフ外相もツイッターで「脅しや暴言に国民が屈することはない」と投稿し、演説を非難しました。

演説を受けてロウハニ大統領は、13日、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、トランプ政権の対応にかかわらず、核合意を維持していくとの立場で一致しました。
ロウハニ大統領としては、交渉に参加したフランスやドイツなどと連携を強め、引き続き核合意を堅持していく構えですが、国内ではアメリカに敵対的な保守強硬派を中心に対抗措置を求める声が高まることも予想され、ロウハニ政権としては難しい対応を迫られることになりそうです。

テヘランでは怒りの声

トランプ大統領がイランへの圧力を強める新たな方針を表明したことに対し、イランの首都テヘランでは、憤りの声があがっています。

このうち70代の男性は「イラン国民はトランプ大統領のでまかせを受け入れない。彼の言うことはすべてたわごとだ」と話していました。

演説を聞いたという50代の女性は「トランプ大統領の目的は、イランを弱体化させることにあり、話している内容はすべて見当違いだ」と憤っていました。

また50代の会社員の男性は「イランと協力関係にあるヨーロッパの国は、核合意は維持されるべきだと話しており、トランプ大統領の言うことは重要ではない」と、冷ややかな反応を示していました。

イランで反発広がる 米大統領「核合意認めず」演説受け

アメリカのトランプ大統領がイランの核合意について「認めない」とする判断を示すなど、イランに対し圧力を強化する新たな方針を発表したことについて、イランでは地元メディアが一斉に非難するなど、反発が広がっています。

アメリカのトランプ大統領は13日、イランに対する新たな戦略について演説し、イランと欧米などが結んだ核合意について「認めない」とする判断を示し、解除していた制裁を再開するかどうかなどの判断を議会に委ねる方針を示しました。

これについてイランの新聞各紙は、14日朝、一面で一斉に非難し、このうち主要紙の1つは、国際社会の多くは核合意を支持していると紹介したうえで「トランプ大統領は孤立することになった」などと厳しい論調で伝えています。

また核合意を推進したザリーフ外相もツイッターで「脅しや暴言に国民が屈することはない」と投稿し、演説を非難しました。

演説を受けてロウハニ大統領は、13日、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、トランプ政権の対応にかかわらず、核合意を維持していくとの立場で一致しました。
ロウハニ大統領としては、交渉に参加したフランスやドイツなどと連携を強め、引き続き核合意を堅持していく構えですが、国内ではアメリカに敵対的な保守強硬派を中心に対抗措置を求める声が高まることも予想され、ロウハニ政権としては難しい対応を迫られることになりそうです。

テヘランでは怒りの声

トランプ大統領がイランへの圧力を強める新たな方針を表明したことに対し、イランの首都テヘランでは、憤りの声があがっています。

このうち70代の男性は「イラン国民はトランプ大統領のでまかせを受け入れない。彼の言うことはすべてたわごとだ」と話していました。

演説を聞いたという50代の女性は「トランプ大統領の目的は、イランを弱体化させることにあり、話している内容はすべて見当違いだ」と憤っていました。

また50代の会社員の男性は「イランと協力関係にあるヨーロッパの国は、核合意は維持されるべきだと話しており、トランプ大統領の言うことは重要ではない」と、冷ややかな反応を示していました。