ペンギンの特性
寒さに強いペンギンは優れた保温システムをもっているため、逆に高温多湿の環境では熱中症になりやすいのです。アデリーペンギンは気温が4℃になるとクチバシを開けてハアハアし、エンペラーペンギンは20℃を超えるとストレスで落ち着かなくなるそうです。断熱効果の高い羽根や、動脈と静脈が互いに絡み合った特殊構造の血管になっている脚で、ブリザードのなか氷の上に立ち続けていても冷えにくい体になっています。
勇気のある一羽に選ばれるのは...
ペンギンたちが氷の上でおしくらまんじゅうをしていて
最初に飛び込んだ一羽のことを「ファーストペンギン」
と言います。
自ら飛び込んだように見えるけど、この最初に飛び込んだ
一羽に意味があります。
海の中にはペンギンを餌にしようとしているアザラシがいます。
最初の一羽が飛び込んで血だらけになって浮いてきたら逃げます。
泳いで餌を食べていたら次々と飛び込みます。
生き延びていくためのペンギンの知恵でもある。
それに危険がなかった場合は、最初に飛び込んだペンギンは 逃げ出す前の魚をお腹いっぱい食べられる特典つき!ハイリスク・ハイリターンですね。じつは「ファースト・ペンギン」は、ビジネス用語。
ぼく(わたし)行ってきます...‼
お母さんの帰りを待つ子供たち...
エンペラーペンギンは南極の一番寒い時期に子育てをします。
お母さんは卵を産むと後はお父さんに任せて、餌を取りに
行ってしまいます。お母さんは2ヶ月もの間帰って来ないのです。
その間お父さんが子育てをします。
人間で言うイクメンパパですね。ペンギンだからイクペンかな…(笑)
2ヶ月待って家族一緒に...幸せ‼
やっとお母さんが帰って来てわが子とご対面です。
たくさんの餌を蓄えて、お父さんも一安心です。
お母さんがアザラシに食べられてしまったら、
お父さんと子供は生きていけないのです。
この寒い時期と子育てを乗り切らなければならない
試練は人間社会にも共通する所がありますね。