北海道のニセコで30日暮らしてきた かかった費用や諸々をまとめます

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北海道のニセコで30日暮らしてきた かかった費用や諸々をまとめます

30日間いつもと違う場所で生活をすると言うのはきっと多くの人にとって未知のことすぎるイメージなのではないかと思いますので、今回の体験でわかったことやかかった費用など、できるだけ具体的にまとめてみたいと思います。

最終更新日:2017年10月14日

北海道虻田郡ニセコ町にある「カサラ」というコンドミニアムにて、家族3人で9月まるっと1ヶ月間、およそ30日間の「ロングステイ」というものを体験してきました。

実は何年も前から「ニセコロングステイ」をやりたいと思ってたんですが、ついに実現することができました。

私を含め、30日間いつもと違う場所で生活をすると言うのはきっと多くの人にとって未知のことすぎるイメージなのではないかと思いますので、今回の体験でわかったことやかかった費用など、できるだけ具体的にまとめてみたいと思います。

夏のニセコは「かなり安い」

北海道ニセコエリアはブランディングに成功し、スキーリゾートとして冬場は外国人が溢れかえる町。

冬のイメージは強いんですが、夏の避暑エリアとしても素晴らしいところです。

夏場になると、多くの施設が「ロングステイプラン」というのを用意しており、夏の期間の滞在は、冬場と比べるとかなり安くニセコを満喫できます。

今回の30日間のニセコ滞在でも、ベッドルームが3個ついたコンドミニアム(冬場には1泊10万円を超える)が、30日間の長期滞在で1棟丸っと借りて18万9千円。

1泊あたりに換算すると約6000円/泊と言う計算で、たとえば4人で泊まれば1泊1500円。

我が家は時期を調節して9月に行ったおかげでかなり安く済んでるんですが、夏真っ盛りの7月や8月でも予算30万円くらいあればベッドルームが2つ以上ついてるような高級な場所に1ヶ月間滞在できます。

6月や9月であれば、1番安いところでだいたい15万円くらいで30日間の滞在も可能。

さらに、ベッドルームが複数ついてるような部屋は基本的に人を呼んで泊めることも公式にオーケーだったりするので、複数人でうまくシェアをしたりすればさらに安く利用することが可能です。

宿泊した場所は、家から一歩外に出た場所からも「蝦夷富士」羊蹄山がキレイに見える贅沢な場所で、良くも悪くも何もない場所(コンビニが車で15分。歩いたら片道1時間てレベル)

ど田舎の不便な場所とも言えるんですが、そのおかげでクルマの通行も少なく、家のすぐ外で安全に遊べる上に、毎日静かに虫の音を聴きながらお仕事をするという生活を送ることができました。

メシが美味い ジャガイモとトウモロコシ茹でるだけで幸せ

1ヶ月滞在して良かった点はたくさん(涼しい、静か、大自然、蚊がいない、広くて巨大な家etc)ありましたが、なによりも素晴らしかったのが「食」

滞在期間の大半は「自炊」して過ごしてたんですが、とにかくありとあらゆる食べ物が美味しい。(ニセコロングステイの人はフェリーでやってきて、自家用車に調理器具持ってきて自炊する人が大半らしい)

ジャガイモとかトウモロコシが大好きなんで、1本100円以下のトウモロコシを茹でて大満足しながら食べてたり、ジャガイモをオーブンで焼いてバター乗せて食べてたり。

スーパーで普通に買った紙パックの牛乳が美味しいことに驚いたりもしてました。

9月中盤には鮭が旬の季節になり、北海道産のイクラでイクラ丼を作って大喜びしたりもしてました。

滞在先に備え付けられてる食器類が基本外国人向けで、まともな丼がなかったのは失敗だったんですが、近くのスーパー「LUCKY」で筋子が100g400円くらいで買え、頼めば無料で筋子の下処理もしてくれるという太っ腹。

9月中盤からは(ニセコは「山」なんだけど)海産物の美味しさに目覚め、岩内産の巨大なタコ足を刺身やらマリネやらにして食べてたり。

近くに売ってるチーズ(裂けるチーズ最強だった)も最強に美味しい上に「スーパーで買うのと同じくらいの値段」でコスパも悪くない。

食に関しては間違いなく我が人生の最良の時期でした。

ていうかニセコ滞在1ヶ月は、この37年間の人生で最良の時でした。

必要なものを車に積み込んでフェリーで移動

ニセコへの移動は、自家用車(シエンタ)に荷物をぎっしり詰め込んで、舞鶴からフェリーで20時間かけて小樽へ。


十二分に楽しい旅なんですが、行き帰りでまるっと2日間は移動だけになるため、やっぱりそれなりに長期間の滞在をしないともったいない気分になります。

主に車に積み込んだのはこんなものたち。

  • パソコンとかiPad モバイルバッテリーやら充電器関連(向こうでも普通に仕事する。iMac1台とMacBookPro13インチ1台を運んだ)
  • 3日分くらいの着替えと冬装備(9月末は最低気温余裕で1桁)衣装ケース2つ分
  • 調理器具&調味料(一通り揃ってるんだけど、味噌汁茶碗がないとか。調味料は要冷蔵ではないものを一部ダンボールの隙間に詰め込んだ)ダンボール2つ分くらい
  • 子供のおもちゃ色々(ダンボール1個くらい)

トランク、助手席に荷物は結構いっぱいで、7人乗りの車だけど3人乗ったらいっぱいくらいの状態になりました。

ちょっと失敗、というか次回に生かすとすれば

  • 気温は低くても家の中は寒くない&夜は外に出ないので「冬装備は厚手のパーカーくらいで十分」(寒さに弱い嫁はビビってダウンジャケット持って行った)
  • 電磁調理器がクソ不便だったり、器が使いにくいものが多かったりしたので、料理系の道具はもっと増やしても良さそう

また、1ヶ月の滞在で食器洗い乾燥機というものの偉大さを思い知った(なくてめっちゃ苦労した)り、妻が乾燥機付き洗濯機(標準装備で大変便利だった)の便利さを思い知って購入検討始めたりと、いつもと違う環境に長期滞在したことで、色々と我が家の生活というものを別の視点から見直せたのは良い体験でした。

遊び要素多めで同時に現地で普通にお仕事

我が家の生活スタイルは夫婦ともどこでも生きていける(ブロガーとデザイナー)ので、こういう長期滞在が実現できました。

向こうにいる間は、通常より遊びに出かけたりしてる時間は多かったですが、基本的に日中に仕事して、週に2回くらい家族みんなでお出かけ、みたいなペースで生活をしていました。

唯一困ったのがiMacの置き場所で、流石にこの手のコンドミニアムに「仕事場」的な部屋は存在せず、何度も置き場所変えて色々試行錯誤はしてました。

ていうか、やっぱりiMacを持ち歩くのは色々無理があって、むしろテーブル&iPadの組み合わせとかの方が楽だったりもして、結構普通にiPad使ってお仕事してる時間も多かったような気がします。

実際にかかった費用

実際にかかった費用を可能な限り正確にまとめてみます。

食費などは普通に生活してても必要になるものですが、とりあえず「行って帰ってくる間に現地で使ったお金全部」で計算します。

行き帰りのフェリー:約6万円x2 = 往復12万円

ガソリン代:約1万5千円

高速代:約5,500円

宿泊費:約19万円

水道光熱費:0円(宿泊費に含まれる&週1の室内清掃無料)

札幌のホテルで1泊(遊びに行った):約1万円

札幌で飲み会:4000円

外食:約3万円

お菓子(ソフトクリームやシュークリームクソうまい):1.5万円

その他食費:約7万円(毎日いつもより多めにお酒飲んでた。いつもは週2〜3だけど29/30のペースで飲んでた)

お土産:約1.5万円

旅行アクティビティ(ゴンドラ乗ったり遊覧船乗ったりなど):約1万円

合計およそ48万円。

現地で使ったお金まで全部含めて50万円くらいという計算で、単純に生活費として考えればまぁものすごく高いわけですが、家族3人で1週間くらいハワイに行けばオフシーズンでこのくらいかかる感じでした(ざっと調べた範囲での計算。ツアーパッケージのみで30〜40万円くらいだった)

ホテルとは別次元の快適な部屋で、1ヶ月間の「非日常」を味わえたことを考えると、十分すぎるほどのお得な旅ができたのかな、と思います。

ニセコロングステイ生活については、最近作ったごりゅご.com旅行記にも順番にまとめていっているので、そちらも色々よろしくお願いいたします。

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