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無能なスキル
教会で自分の番がやってきた、君のスキルは『殺奪とスキル倍増』と言われた、、
「殺奪、……?」
「スキル名「殺奪、」殺奪は、殺した相手から盗みやすくなるだけです
え、、、
スキル名、殺奪、効果は殺した相手からが盗みやすくなる……じゃねえよ! 何だよ!
どうやらこのスキルはつまり、殺した相手から奪いやすくなるだけなくなるというもだよ
では、さようなら頑張れ
え…
どうすることも出来ずに家に帰った、
「……ただいま……」
「おかえり! どうだった!?」
家に帰ると母親が出迎えてくれた。どうやらこの日のため親戚が俺の家に来ていたらしい。
ティーナ村の家に生まれた俺は家の後継に決まっている。
「ああ、うん、その、」
「どうだったの?」
「……実は」
俺は親と親戚の両親の前でスキル授与のことを、スキルのことを話した。
「…………え?」
俺のスキルは殺した相手から盗みやすい効果、
「は、はあ!? なんですのその意味不明なスキルは!」
「いや、俺だってよく分からねえんだよ……」
「殺した相手から? そんなスキルが一体何の役に立つの!?」
「それは……」
そんなこと言われたって俺も分からない。ついさっきスキル名を言われたばかりだし、それに効果も意味不明で効果が本当にあるのかも分からない。
「よくも! よくもやってくれたな、カエデ!貴様と言うやつはっ……何でそんなスキルを、 出て行け! 二度とこの家の敷地を跨ぐな!」
「え……?」
「早くしろ!!」
「え、あっ、ちょ……!」
まだ呆然としていた俺は家から追い出される。鍵を閉められ家に入ることは出来ない。それどころかこの鍵はもう一生開くことがない。
何も持たず身ぐるみ一つで追い出された俺。立ち尽くしていた所で鍵が開くこともなく、諦めた俺はトボトボと歩き出した。そして、一体どれほど歩いたのか。いつの間にか気づけば魔物が闊歩する森へ。
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