資本主義社会には、資本家と労働者の2種類の人がいます。
『資本論』という本にそのことが書かれています。
『資本論』は、カール・マルクスというドイツの経済学者が1870年頃に書いた、資本主義の本質を明らかにした超大作です。
カール・マルクスが明らかにした資本主義の本質は何なのか?
それは、資本主義社会は労働者が自分を商品にして資本家に買ってもらう社会だということです。
しかし、資本主義社会はテクノロジーの進化によって刻一刻と変化しています。
今では、誰もが資本家になれる可能性を持っている時代なのです。
資本家とは
資本家とは、その名のとおり、資本(=お金)を活用する人のことを指します。
では、資本を何の目的で活用するのでしょうか?
<資本家>
資本を所有し、それを使って労働者の雇用・企業の経営・貸し付けなどを行って利潤をあげる人。
引用:大辞林
「利潤をあげる」というのがポイントです。
つまり、利潤をあげる(=お金を増やす)ために、資本を活用する人のことを資本家と呼びます。
労働者とは
労働者とは、その名のとおり、労働をする人のことです。
<労働者>
自己の労働力を他人に提供し、その対価によって生活する者。
引用:大辞林
辞書には、資本論の説明のとおりに書いてあります。
「自己の労働力を他人に提供し」というのがポイントです。
つまり、自分の労働力を商品として誰かに売っているということです。。
その誰かとは、資本家ということになります。
誰もが資本家になれる時代
昔は、資本(=お金)を持っている人しか資本家になれませんでした。
しかし、今や誰もが資本家になれる可能性を持っている時代です。
スマホの普及率は95%以上であり、常にインターネットにつながっています。
インターネットを使えば、株や債券の売買を簡単にすることができます。
会社を所有したり、お金を貸し付けることが、個人でもできるようになりました。
繰り返しますが、誰もが資本(=お金)を活用して、利潤をあげることのできる時代です。
そんな時代に僕らは生まれました。
自分から探しにいけば、機会はいくらでも転がっています。
ここまで読んでくださった方は、さっそく一歩踏み出してみましょう!
関連記事です。
内容は異なりますが、『資本論』の内容についてこちらの記事でも触れています。
実は、会社の給料の決まり方は、『資本論』で明らかにされていたのです。
関心のある方は、続けて読むことをオススメします。
また、最後まで読んでくださった方は勉強熱心な方ですので、こちらの本を読み、詳しく『資本論』について学ぶことをオススメいたします。
『超入門資本論』は、数千ページもある『資本論』を、10分の1の数百ページに凝縮しながら、とてもわかりやすい言葉で解説しています。
ぜひ手にとって読んでみてください。