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今一度、「卵」の美味しい作り方、学びませんか?【週末のレシピ集】

私たちの料理に欠かせない材料のひとつ、卵。トースト、パスタ、サラダ etc...。どんな料理とも相性抜群なこの万能アイテムを、さらに美味しく生かすためのレシピとコツをお届けします。ゆで卵、目玉焼き、ポーチドエッグを用途によって上手に作り分けて、卵マスターを目指そう。
白身はカリッと、黄身はふわっと焼くコツとは?
白身はカリッと、黄身はふわっと焼くコツとは?
カリカリの目玉焼き
【作り方】

1. ノンスティック加工のフライパンを使用する。フライパンの底を覆う程度のオリーブオイルを入れ、中〜強火で加熱する。
フライパンの目安:25cmのフライパンは卵2個が入る大きさ。それ以上増やす場合はさらに大きいサイズを使用すること。

2. 卵2個を均等に離しながらひとつずつ割って入れ、端が互いにくっつかないようにフライパンを優しく揺り動かす。

3. 頻繁に揺り動かしながら端がきつね色になるまで約2分ほど焼く。端が互いにくっついた時は、ゴム製のへらを使って離す。

4. フライパンを自分の方向に傾けて油を底に溜め、スプーンを使って白身がまだ透明なところに油をかけて約1分焼く。柔らかさを保つため黄身にはかけないように注意する。塩で味付けする。
固ゆで卵と半熟卵。用途に応じてゆで時間の管理を。
固ゆで卵と半熟卵。用途に応じてゆで時間の管理を。
ゆで卵を作る時は、お湯が100℃で穏やかに沸騰した状態を保つ必要がある。ゆで卵は中心がクリーミーな状態が理想的だが、サラダに使う場合はある程度の固さは必要だ。ピクルス漬けにしたり、万能ソースに変身したり、空腹を補うお助けアイテムになったりと、使い勝手には優れている。

固ゆで卵
【作り方】

1. 片手鍋に水を入れ、中〜強火で沸騰させる。穴じゃくしを使って卵をそっとお湯に入れ、穏やかに沸騰した状態を保ったまま10分茹でる。
片手鍋の目安:2リットルの片手鍋で最大8個まで対応可能。

2. 氷水または冷水に卵をさらし、わずかに温かい状態になるまで約2分間冷やす。それにより卵がさらに過熱されるのを防ぎ、殻を剥きやすくする。殻全体に優しくヒビを入れ、エアポケットがある最も分厚い箇所から剝き始める。すぐに使わない場合は冷蔵庫で保存する。

作り置き:ゆで卵は最長1週間まで保存できる。カバーをして冷蔵すること。
ソテーした野菜にかければ、この季節にぴったりな、色鮮やかな一品に。
ソテーした野菜にかければ、この季節にぴったりな、色鮮やかな一品に。
グリビッシュ・ドレッシング
【材料】(4人分)

コルニッション(小形きゅうりのピクルス、みじん切り) 6個
オリーブオイル 1/3カップ
ホワイト・ワインビネガー 大さじ2杯
ホールグレイン・マスタード 大さじ1杯
ケーパー(水を切ってみじん切り) 大さじ1杯
固ゆで卵(粗みじん切り) 3個
パセリ(みじん切り) 大さじ2杯

【作り方】
1. コルニッション、オリーブオイル、ホワイト・ワインビネガー、マスタード、ケーパーをボウルに入れ、泡だて器で混ぜて乳化させる。

2. 塩コショウを加え、粗みじん切りにしたゆで卵とパセリを 1. に加えて優しく混ぜる。味見をして必要であれば塩コショウを加える。

作り置き:ドレッシングは2日間保存が可能。カバーをして冷蔵し、食べる前に室温に戻しておく。
白身を崩した際に黄色いソースが溢れ出す、その幸福感を味わうには?
白身を崩した際に黄色いソースが溢れ出す、その幸福感を味わうには?
理想的なポーチドエッグは流れ星のように儚いもの。とろりと液体状の温かい黄身が、かろうじて固まった状態で白身に包まれている。カリカリに焼いたトーストに黄身を浸すのも、ローストした野菜に絡めるのも良し。ポーチドエッグは、一見作るのが難しく感じがちだが、この手順を覚えてしまえば簡単だ。

パーフェクト・ポーチドエッグ
【作り方】

1. 片手鍋に10cmの深さまで水を入れ、穏やかに沸騰させる。ボウルの上に細かい網目のザルをセットし、その中に卵を割って入れる。白身はザルの外に流れ出ても良い。黄身はボウルにそっと移す。

2. 穴じゃくしでお湯をかき混ぜて優しく渦を作る。卵を渦の中心に落とし入れ、白身が黄身を取り囲むように形を整えながらスプーンで優しく渦を作る。

3. 白身が適度に固まり(穴じゃくしを使ってお湯から出して確かめる)、黄身がかなり柔らかい状態になるまで火を通す。卵をお湯に落としてから約2分半が目安。

4. すぐ食べる場合は温めた皿に移し、後で使う場合は冷水に浸す。食べる直前に塩コショウで味付けする。

作り置き:ポーチドエッグは1日保存が可能。カバーをして冷蔵すること。食べる前に穏やかに沸騰したお湯に入れて1分温める。
6分でも7分でもなく、6分半。この絶妙なゆで時間が鍵。
6分でも7分でもなく、6分半。この絶妙なゆで時間が鍵。
かんたん半熟卵
【作り方】

1. 鍋に水を入れ、中〜強火で沸騰させる。穴じゃくしを使って卵をそっとお湯に落とし、穏やかに沸騰させながら6分半茹でる。
鍋の目安:2リットルの鍋は最大8個の卵に対応可能。

2. 氷水または冷水に卵をさらし、わずかに温かい状態になるまで約2分間冷やす。それにより卵がさらに過熱されるのを防ぎ、殻を剥きやすくする。殻全体に優しくヒビを入れ、エアポケットがある最も分厚い箇所から剝き始める。すぐに使わない場合は冷蔵庫で保存する。※この手順は、固ゆで卵と同じ。

作り置き:
半熟卵は殻を剥いた状態で最長3日間保存可能。カバーをして冷蔵すること。食べる前に穏やかに沸騰したお湯に入れて1分温める。
チーズと卵の抜群のコンビネーションが冴える、アメリカ南部のソウルフード、グリッツ。
チーズと卵の抜群のコンビネーションが冴える、アメリカ南部のソウルフード、グリッツ。
わけぎと卵入りチーズグリッツ
【材料】(4人分)

牛乳 240cc
水 240cc
イエローグリッツまたはホワイトグリッツ(インスタントでないもの) 120cc
シャープチェダーチーズ 85g
無塩バター 大さじ2杯
塩 適宜
コショウ 適宜
わけぎ(斜めに薄くスライス) 1束
ハラペーニョ(薄くスライス) 1個
サラダ油 120cc
半熟卵
シーソルト 適宜

【作り方】

1. 牛乳と水を中〜強火で加熱する。常にかき混ぜながらイエローまたはホワイトグリッツを加え、柔らかくなるまで弱火でコトコト25~35分煮る。

2. 刻んだシャープチェダーチーズと無塩バターを加え、塩コショウで味付けする。グリッツの用意をしている間に、ワケギとハラペーニョ、サラダ油を鍋に入れ、中火で沸騰させる。鍋を時々回しながら、ワケギが軽く色づきカリッとなるまで約8~10分揚げる。

3. 目の細かいザルを使い、ワケギ、ハラペーニョと油を分ける。濾した油も取っておくこと。グリッツを各自の皿によそい、半分に切った半熟卵と揚げたワケギ、ハラペーニョをトッピングする。濾した油を上から振りかけ、シーソルトとコショウで味を調える。

Photos: Ted Cavanaugh Recipes: Chris Morocco, Amiel Stanek

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