先週、MSのコンテンツの提出とリリースに関する、Eurogamerが掲載したストーリーが話題となった。
その要点は、パッケージやXBLAで何を発売するかについて、MSは厳しい規約を持っており、もしソニーのプラットホームに先に発売したり、ソニーにより多くのコンテンツを盛り込んだりした場合、MSは発売を許可しないということだった。これに対し、ソニーは何か言いたいことがあるだろうか?山ほどある、明らかに・・・
IndustryGamersはRob Dyer氏(SCEAのPublisher Relations SVP)と会話した。Dyer氏は彼が考えるところの、極めて有害なMSの規約について喜んで語ってくれた。
「Chris Lewis氏が言及した点については、だいぶ前から知っていました。わたしたちはこれと折り合ってきました、というか折り合おうとしてきました。競争の点で、消費者の皆様にPS3を選んでいただくにはどうしたらよいかを考えたのです。
「わたしは、Lewis氏とMSの人たちは、テクノロジーの劣るプラットホームを守ろうとしているのだと思っています。MSは(ゲーム全体の)レベルを引き下げて、ゲームをできるだけ平凡でつまらないものに留めるようとしているます。もし(Xboxのユーザが)どうしてもBlue-Rayや、9GB以上のコンテンツや、何かそうした類のものが欲しくなったら、XBOXがそういったものを扱うことができないのだ、ということを即座に思い出すべきでしょうね」
「なによりも問題になるのは、中小のパブリッシャの場合です。わたしたちは様々な3rdパーティの方とXBLやその規約について話すことができるのですが、MSの規約は、パブリッシャに実にいろいろなことを要求しています。それはMSのネットワークに入るための煩雑な手続きであったり、XBOXに、つまりMSによって認可され発売されることだったりします。そしてそれは(MSの)独占としなければならない期間であるとか、彼らがIP(知的所有権)を保留するのか否かとか、そういった様々なことを命令するためのものなのです。
「平たく言えば、XBLで何かをしたいのであれば、あらゆる種類の制約のあるオフィスを持っていなければならないのです。わたしたちはそんなことはしません。わたしたちはそんな規約は設けませんし、押し付けたりもしません。実際のところ、わたしたちはそれとは違うやりかたでやってきましたし、ファンドを通じてパブリッシャを支援しているのです。
「わたしたちはインディーズを歓迎しようとしていますし、インディーズはわたしたちのビジネス大きな部分を占めるようになってきています。それはインディーズはわたしたちが、ゲーム出す代償に1ポンドの肉(※1)を求めたりしないことを分かってくれているからです。
(※1)訳注:そのコンテンツへ生殺与奪の権の意。「ベニスの商人」より
「こういうことです。問題はもはや、明らかに立場の弱い中小パブリッシャに限ったものではなくなりました。食物連鎖の階段は上がってきています。今やMSは、BクラスやAクラスのパブリッシャにまで要求するようになっているのです。彼らはメッセージを発し、わたしは直接読みましたし、皆さんも読んだと思いますが、「Xboxのタイトルは、他のプラットホームと少なくとも同時に発売しなくてはならない。またゲームの機能や内容は、発売される地域全てについて、他のプラットホームのバージョンと同等以上でなくてはならない。この条件を満たさない場合、MSはそのタイトルをXboxで発売することを認めない権利を持つ」というものです。
「わたしたちが出かけていって独占のコンテンツやなにかの獲得について交渉し、E3やDPSでそれをアナウンスした場合、パブリッシャはMSから肘鉄を食わされ、MSのプラットホームから追い出される危険があることになります。パブリッシャが消費者に、わたしたちのプラットホームで何か良いことを行えばそれがMSのプラットホームのものよりもいいとみなされるかもしれないからです。
9 ■Re:ふ~ん
>ぽこさん
インディーズについてはMSが先行していたというご指摘には同意です。
ソニーが考えを変えたのはわりと最近ですよね
Xboxにインディーズが多いのは、先行しているせいもありますが、
開発環境が非常に使いやすく、またPC等他と似通っていて作りやすいことが重要かと思います。
あんまり言われないけど、このこと(環境がしっかりしておりスキルのある人が集めやすいこと)は、
XBOXの最大のチャームポイントの一つだと思います。