年金支給日に詐欺防止呼びかけ
高齢者を狙った特殊詐欺の被害を防ごうと、年金支給日の13日、警察などが名古屋市の銀行で高齢者などの利用客に注意を呼びかけました。
名古屋市北区の銀行では、年金支給日の13日、特殊詐欺の被害が増えるおそれがあることから、警察と銀行の職員が、窓口やATMコーナーに訪れた高齢者らに被害防止の標語が入った通帳のケースを手渡して注意を呼びかけました。
警察によりますと、愛知県内ではことし、息子や孫を装うオレオレ詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺被害が8億円近くに上っています。
警察は電話の相手が息子などを名乗っても現金を求める話が出たら必ず本人の電話番号にかけ直して確認したり、ほかの家族に相談したりするよう呼びかけていました。
年金を下ろしに訪れた66歳の男性は「自分は大丈夫と思っていてもひっかかることがあるので気をつけたいです」と話していました。
北警察署生活安全課の蒔田健吉課長は「高齢者を狙った特殊詐欺があとを絶たないので、不審な電話があったら家族や警察に相談してほしい」と呼びかけていました。