前回ついに美味しいモノと出会った焚き火の男。
さて、残すはあと2日のみ。
どうやって過ごすのでしょう。
では、さっそく。
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オレ達は再び車に乗り込み、ピールという街へ向かった。
30分ほど走ると海が見えてきた。
視界の端の方には城のようなものが見える。
ピール城である。
近くまで行くと、
その城はかなり大きいのが分かった。
荘厳なその風情は、相当な歴史を感じさせる。
建てられたのは900年も前だという。
納得である。
この城も中に入ってみるのは有料。
同乗メンバーのうち二人が中を見たいらしく、
ここで降りることに。
オレはイベント会場の方へ行く事にした。
海沿いのピールの街は、人でごった返していた。
街の駐車場へ車を停め、そこから会場までは歩いていく。
その途中、何やら人だかりが見えた。
一台の車に人が群がっている。
まだ距離があったため、
ぼんやりとしかその車は見えなかったが・・・
なんかフォーミュラカーのようなシルエットだ。
展示車両か?
ん?
ナンバープレートが付いている。
イベントの参加者が、
珍しいスーパーカーに乗ってきたのだろう。
イベントではありがちな話だ。
それにしても見た事のない車である。
派手なウイングこそついていないが、
形は完全なフォーミュラカー。
つまり、純粋なレーサー。
一人乗りで、当然屋根はついていない。
この天候の変わりやすいマン島で、
なんて酔狂な。
そしてその車両の前まで行った。
オレは我が目を疑った。
その車体にはデカデカと
ええっーーーー!!!!!!!!!
英語力の乏しいオレにも、
この忌々しい単語は理解できる。
マジで!
ウソだろう!?
どうやらこの島でイカレているのは、
TTレースのライダーだけではないようだ。
日本でもGT-Rやインプレッサといった、
スポーツカーのパトカーはある。
しかしこれは、いくら何でもこれはあまりにも
カッコ良すぎだろう。
こんなのに後ろに付かれたら、
止まれと言われなくても止まってしまいそうだ。
マン島では街中を除いて、
実質速度は無制限と言われている。
そんな環境で本気で取り締まろうと思ったら、
これくらいの車両が必要という事なのだろうか。
それとも、こんな洒落できるくらい、
カネがあるのだろうか?
さすがマン島。
モーターサイクルの聖地、
まだこんなサプライズがあろうとは。
何から何まで、
でオレを驚かせてくれる。
きっと他にビックリするようなものが、
まだまだこの島にはあるのだろうな。
だが明後日オレは帰らねばならないのだ。
最終日を待たずして
名残惜しさがじわじわとこみ上げてきた。
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これね、最初見せられた時、
吹き出しましたよ。
取締用というより、
本気で洒落なんじゃないでしょうか。
イギリス人の洒落へのしつこさと言うか、
こだわり方というか、
ちょっとオカシイですからね。
エイプリルフールでのあれですね。
パスタの話は、英語の教科書にも載ってたような気がします。
(きっと、全ては洒落で、そして夢まぼろしなんだよ。そうだよねパトラッシュ!だからクリック!〉
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