年々バブみが増している。
今年26歳になったのに、精神年齢は6歳くらいの気持ちでいる。
幼児退行なのか、はたまた老いていく自分を見てみぬフリをしたいのか。
なぜ、この歳にして、急にバブみが増してきてしまったのか。
とにかくバブバブ甘やかされたい。
なでなでよしよしされたい。
えらいえらいって褒められたい。
美味しいごはんと温かい寝床を与えられて、ただただ愛情を注がれたい。
バブバブ。バブバブ。
最近はバブみばかり芽生えてしまうせいで、頻繁に実家に帰るようになってしまった。
遠距離なのに。
片道3時間以上かかるのに。
往復1万5,000円くらいするのに。
ただバブバブするためだけに、頻繁に実家に帰ってしまう。
男よりも実家の方が手っ取り早い。
実家は私を長年育ててきただけあって、私を甘やかすのに長けている。
何をすれば私が喜ぶかを熟知している。
普段は引きこもりのくせに、ここまでの労力とお金をかけてでも甘やかされたいと思ってしまうから、バブみは恐ろしい。
この一連の流れを見て、「こいつ正気か?」と思う人もいるだろう。
でも、私はとにかくバブバブ甘やかされたい。
なりふり構わずバブバブしたい。
昔は大人ぶったタイプだったのに、今はすっかり毒が抜けてしまったのだろうか。
もうアラサーなのに、バブバブ甘やかされなきゃ生きていけない体になってしまった。
時には大人ぶってもいい。
終電帰りで、会社と家の往復の毎日でも構わない。
大人なのだから。
それくらいなんてことない。
でも、定期的にバブバブ甘やかされなきゃ生きていけない。
バブバブ言ってべたべた甘やかされて、日頃の疲れを労ってほしい。
ただただ、惜しみない愛情を与えてほしい。
だから私は今日も、バブバブ甘えるために一人暮らしの家を後にするのだ。
バブバブ。バブバブ。
今日もいっぱい甘やかしてね。