iPhone 8/8 Plusで改良された機能の1つに充電方法がある。新たに、Qi規格のワイヤレス充電に対応し、iPhoneを充電台の上にポンと置くだけで手軽に充電できるようになった。ケーブル接続の手間がないのは本当に便利だが、充電速度が遅いという欠点がある。市販のQi規格のワイヤレス充電パッドを使った場合は、バッテリー残量5%のiPhone 8 Plusを50%まで充電するのに2時間半以上もかかったというデータもある(「新iPhoneのワイヤレス充電をテスト、実はかなり遅い?」による)。
だが、iPhone 8/8 Plusはワイヤレス充電とともに、これまでにない高速充電機能がコッソリ追加されていた。USB端子経由で大容量の電源を供給できる「USB PD」(USB Power Delivery)への対応だ。アップルのWebサイトでは、USB Type-C出力のACアダプター「Apple USB-C電源アダプタ」と「USB-C-Lightningケーブル」(それぞれ別売)を用いることで、30分間で最大50%もの急速充電ができるとされている。
実際にそのような急速充電が可能なのか、早速試してみた。