「クライアントが憑けて連れてきた変なモノを被ってしまう」という霊能者なりも、先のヒーラーなりのお話と同様です。
霊能者の方々の場合であれば、『波動の低いエネルギーの人には低俗な霊が寄ってくる』というテーゼがありますね。
ですから、仮にクライアントが変なモノを憑けて連れてきたとしても、
その霊能者ご自身が波動の高いエネルギーの方であれば、そのような方には変なモノは基本的には寄ってこないのです。
そうである以上、クライアントが変なモノを憑けてきたからといって、まともな霊能者が被ってしまうなどということはありません。
というよりも、そもそもまともな霊能者であれば、その程度のモノは弾き飛ばせて当然なのです。
ところが、巷の自称霊能者なりは、自身のエネルギーが汚らしいために、むしろどんどんおかしなモノが寄ってくるのです。
私個人も、あるサイキックタロッターを名乗る霊能者のマナカード講座の潜入捜査に行った際、これを目撃しました。
そこでは、ある受講生が突然咳き込みだし、
うだるような状態になり苦しみ出しました。
その受講生は、元々良い感じのエネルギー状態ではありませんでしたが、
その受講生が咳き込むほどに憑かれて苦しんだのは、実際にはその方が拾って憑けてきたモノのせいではなく、
その霊能者が呼び込んだ悪しきモノのせいでした。
召喚をキチンとできない霊能者なりがタロットカードなりを用いた場合、悪しきモノを呼び込むということは頻繁に起こる現象ではありますが、
その上、「あの女、ムカつく…。」とその受講生に陰口を吐くような霊能者でしたから、尚更当てられたのかもしれません。
しかし、その霊能者は、その受講生に対してなんちゃって九字を切り、柏手もどきを打つだけで、実際にはどうにもできず、背中をさする程度で、自分が原因であるにもかかわらず、結局は知らんぷりをしていました。
私は、目立ってはいたものいたもの、エネルギーを小さくして、
単なる受講生の一人としてお金を払ってそこにいましたから、
敢えて悪しきモノを弾くこともせず、その状況を見ていました。
まぁ、キチンと伝授されていない者が九字を切ったところで祓いの力はありませんが、
それにしても、本当にエネルギーが分かる方なら人に向けて九字を切ることは絶対にしないでしょうに…。
また、そこには、龍神召喚を謳う自称道士も“スタッフ”としておりましたが、
やはり何もできず、ヘラヘラと事態を放置しておりました。
はたして、
いつもお伝えするように、無責任な自称霊能者なりなんなりと関わると、魂を危険に晒すことになる典型例をまた一つ見ることができました。
なお、講義内容といえば、市販の本をほぼそのまま盗用したものに過ぎず、カードの扱いも全くデタラメで、お金と時間の無駄だったということはいうまでもありません。
また、その受講生は自ら望んでそこに来られていたようなので、
その後どうなろうと、私の知ったところではありません。
そのような講座や自称霊能者も巷にはゴロゴロおりますので、どうかお気をつけくださいね。
続く…。