ヘッドマウントギアのキアヌに『JM』を思い出す。
アウトローからアクション、ヘタレから最新SFまでなんでもござれなイケメン俳優キアヌ・リーブス。『ジョン・ウィック』シリーズが絶好調で、今最も輝いている中年俳優といわれるキアヌが新たに挑むのは、禁断の蘇生技術に手を染めてしまうSFスリラー! 幸せそうな顔も憂いな顔も思い詰める顔も楽しめる、切なくもスリリングな『Replicas』です。
それでは早速、トレイラーをどうぞ。
事故で妻子を失ってしまった神経科学者のウィリアム・フォスター(キアヌ・リーブス演)。彼は知識と技術を駆使し、政府や警察組織に逆らって死んだ妻子の意識をコンピューターに移行させ蘇らせてしまう。クローンとなって蘇った妻は自分が既に死んでいるとは知らず生活しているが、ある日、夫ウィリアムの不審な行動を目撃し、自分がクローンであることを聞かされるーー
クローンが自分の死を認識していない、というのはいろんなことを想像させます。もしかしてxxも本当は死んでいるのではないか、xxは実はレプリカントなんじゃないかーー、ってこれは違うか。 蘇ったはいいけれど真実を知ってしまった妻子の行動や政府の動きも気になります。だいたい、意識移行技術は何を目的に作られていたのでしょう。
それと、トレイラーを見ていて気づいたのですが、キアヌの顔がアップになるシーンで目尻にしっかりシワがありました。不老不死の噂が絶えないキアヌですが、確実に老いてる! 俳優の老いを確認して喜ぶのもおかしな話ですが、彼はあまりにも年を取らないのでこのシワを見たときには軽い感動を覚えました。
それにしても昨今のキアヌは一癖も二癖もある役が多い。平凡な金持ち男性を演じた『ノック・ノック』でさえあんなこと(ご自分の目で確かめてください)になってたし…、ファンが心穏やかにホッコリした気持ちで観られるのはキアヌ愛溢れる『キアヌ』くらいでしょうかね。
クローンの家族に何を思うのか。『Replicas』の日本公開は現時点で未定です。