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[1986年]さらば“春団治”川藤、男涙の現役引退発表

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 春団治、胴上げでサヨナラ-。阪神・川藤幸三外野手は13日、球団事務所で「あす(14日)の最終戦を最後にユニホームを脱ぐ」と19年間の現役生活に別れを告げることを正式に表明した。42年暮れ、ドラフト9位で若狭高から阪神へ入団。当初は守備、代走要員だったが、50年にアキレスけんを痛め“代打稼業”に専念。58年オフには球団から「戦力外」のラク印を押されながら「給料はいくらでもエエから」の直訴が実って残留。“春団治”の異名を取った。プロ19年目の今季はプロ入り最高の成績を残した。それでも引退に踏み切ったのは「今年を最後に辞める」とシーズン前に宣言した言葉に、自らにけじめをつけるため。ナインは最終戦終了後“春団治”を胴上げし、その花道を飾る。

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