無断引用申し訳ない。
僕は10年以上も前、ZONEというアイドルにハマって、全シングル、全アルバムを集めた。
インディーズ時代のCDも取り寄せた。
関西にいたがライブも可能な限り行った。
周りが誰一人ハマってくれないので、いつもひとりだった。
このユニットはなかなか壮絶な最後を遂げた。
なんせ一番好きだったセンターボーカルが、「素行不良」で解雇され、自然消滅したのだ。
週刊誌やネットで囁かれる情報に「ああー・・・」と嘆きながら、でも後悔はしなかった。
今もプレステのソフトさえ、大事に保管している。
しかし、それからアイドルにハマっても「全乗っかり」はしなくなった。
警戒とかそういう意味ではなく、興味あるものは買い、興味ないものは買わなくていい。
それが自然だと思っただけだ。
ファンクラブに入っても、更新を忘れてしまう。
しまいにはライブのチケットを買ったのに行くのを忘れてしまう。
でもCDはちょくちょく買うし、写真集も買う。
興味のあるものは都度買う。
今も深夜のアイドル番組は全部録っているが、BDに焼くだけで、ほとんど観ない。
たまーに、気が向いたら観る。
乃木坂も欅坂も、興味はあるが全曲は知らない。
今のAKBは全然知らない。それ以前に誰が残ってたっけ?
僕にとって、アイドルはそれくらいの存在になってしまった。
いや、たぶんこれが自然な流れなのだと思う。
「搾取される豚であるまじ」。
今後のオタク達はそれを求められているし、既にそうなっている。
しょうがないが、この「最悪の」時代を生き残るためには、賢明な判断だろう。