ネットにおける「魚拓」といえば、ウェブページのキャッシュをクラウド上に保存すること、およびそのサービスを指す。将来的に消えてしまう可能性があるページを保存しておき、あとから参照できるようにするこれらのサービスは、サーバに何らかの障害が発生してオリジナルのページにアクセスできなくなった時の代替としても使えるほか、世代ごとのコピーを保存するクリッピングの用途にも有益だ。
今回は、任意のウェブページをクラウド上に保存できる、いわゆる「魚拓」サービスと、ウェブページのキャッシュを定期的に保存しているウェブサービスを紹介する。これらを使いこなせば、万が一の場合にオリジナルのページが見られなくなっていて困り果てることもなくなるはずだ。併せてウェブページの内容を画像化もしくはPDF化して保存できるサービスも紹介するので、用途に合わせて役立てていただきたい。
まずはスタンダードな魚拓サービスを4つ紹介する。任意のURLを入力することで、そのページのキャッシュをオンラインに保存し、共有できる。まさに「魚拓」という表現が相応しいサービスだ。
国内でウェブの「魚拓」といえばこれを指す、事実上のスタンダードといっていいサービス。URLを入れてボタンを押すだけでウェブページのキャッシュデータを保存できる。裁判資料などに使える有償の非公開サービスも用意されている。
海外の魚拓サービス。URLを入れてボタンを押せばキャッシュが保存できる。ユーザー登録することでフォルダによる分類が行えるほか、世代ごとのコピーを保存できるなど、クリッピングサービスとしての性格も併せ持つ。
こちらも海外の魚拓サービス。IPアドレスなどの情報を表示するヘッダ部の面積が他サービスに比べて狭いため、見た目はオリジナルとほとんど変わらないのが特徴。生成されるキャッシュページのURLが短いのもメリットの一つだ。
国産の魚拓サービス。正確には魚拓機能付きの短縮URLサービスといったほうが正しい。ウェブページをキャッシュすると同時に短縮URLを発行してくれるので、サーバダウンやページ削除時のみキャッシュを表示するといった使い方ができる。
もう迷わない!企業システムのクラウド移行
「3つの課題」を攻略する!
最新のUNIXサーバ「SPARC M12」
その実力と企業ITへの富士通の責任と回答
企業を支えるテクノロジーが充実した今、
グランドデザインをどう考えていくべきか
IoT最前線 データドリブンな意思決定を実現
「スポーツクラブ ルネサンス」の取り組み