札幌での集まりに参加する為に成田空港までやってきました。搭乗する春秋航空IJ201便は朝07:15発、搭乗手続き締切は35分前の朝06:40と公共交通機関利用では若干厳しめのスケジュールでした。
今回の第三ターミナル利用で初めて知ったところですが、東横イン成田空港がある側のスポットもいつの間にか利用開始していたようです。
チケットを地上職員に見せてバスに乗り込みます。プリンスホテルからブランド替えを2度して、拡張を続けている東横インが見えました。ココには東横インとしては珍しいスイートルームがあったので、改装前に泊まっておけば良かったと思うも後の祭り。
春秋航空の駐機スポットは第一ターミナル近くにあるので、そこ迄は第二ターミナルで羽を休めている各国の機体を見上げながらバスは進んで行きました。
バスを降りてからは1度地面を踏み、搭乗タラップを上ります。事前の天気予報では出発地・成田は曇、目的地の新千歳は晴れ。本州は雲に覆われており、津軽海峡あたりで晴れ間が覗いてくるようです。
A滑走路へ地上滑走を開始。成田空港の敷地内内にあり、ターミナルビルまで数百mのところにある「木の根ペンション」が近くに見えました。これだけ近くに見えると言うことは、反対側からも旅客機が通り過ぎるのが大迫力で見えるはずです。
滑走路34Lを飛び立ってすぐ、第一ターミナルの西側にある「NARITA」の文字を撮った気でいたのですが…半分の「NARI」しか撮れていませんでした。
手前のホテルが集まっている辺りが成田の料金所で、その奥に広がっているが成田の市街地です。成田と言えば新勝寺、北に出発に時には富士山と併せて上空からいつも探してしまいます。
雲の上に出ると、畑の畝のような雲が断続的に出てきました。地上から見ると層積雲なのでしょうか?
機内WIFIもないので、機内誌を捲っていると大判での漫画が出てきてビックリ。しかも主人公は、千葉常胤公の話しで2度ビックリ! これまでの機内誌でも就航地のローカルな話題が多い春秋航空日本の機内誌でしたが、さすがは春秋航空だと今回は唸らされました。
遠方に日本海、その手前には庄内平野。写真には入りませんでしたが進行方向に新庄市も見えていました。航空機で移動すると本当にあっと言う間に、遠距離を飛び越えて行きます。
八戸辺り? 津軽海峡を望めるかと期待していたのですが、雲の絨毯はなかなか切れてくれません。
北海道に近付く前に徐々に雲が薄くなっていき、ブロッケン現象をハッキリと見る事ができました。東から昇る太陽を受けて、虹の輪っかの中に搭乗している旅客機の影が雲のキャンバスに映っています。
機体が高度を下げるに合わせて、雲との距離が近づき、虹の輪っかと旅客機の影もドンドンと目の前に迫ってきました。「お〜!」と小さくですが、思わず叫んでしまいました。
暫くすると雲が切れてしまい、ブロッケン現象で写る影と旅客機が一体化する前にこの光学現象ショーは閉幕。虹の輪に吸い込まれるような光景をより近くまで体感したかったので残念です。
ブロッケン現象見た興奮も醒めないうちに北の大地に上陸。いつもの通りに苫小牧上空を経由しての南側からのアプローチです。
ただ、そのアプローチの高さが今回はとても低く、西港区を間近に見る事が出来ました。トヨタの従業員が煙草をふかしているのが見える程でした(嘘)。
千歳空港カントリークラブを確認して、迫り来る機体の影ながめていると、軽いショックと共に着陸となり新千歳空港に到着しました。
降機ゲートに横付けし、今回のフライトも無事終了になりました。津軽海峡でブロッケン現象(佛光)が長く見られる実に幸運に恵まれたフライトでした。妻にLINEでその写真を数枚送ったところ、妻の職場人達から「XXさんの旦那さんて写真家なの?」と言われたと妻より報告。ブロッケン現象は登山やパイロット等の一部の人しか知らず、あまり一般的ではないようです…。
この日は札幌近郊の友人宅に泊まり、翌日は九州での会議参加の為にまた飛行機に乗り込み、新千歳から福岡へ移動する予定になっています。