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防衛省情報本部が自動追跡レーダーからマイクロ波ビームを人体に照射

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精神医学の世界では、電磁波攻撃は妄想と診断されている実例を
紹介します。
 
日本精神神経学会は、精神科医が中心となって会員になっており、
毎月、会員に精神神経学雑誌を送付しています。
 
精神神経学雑誌2013年9月号、1009~1010ページに、
都立松沢病院で電磁波攻撃を妄想と診断した症例が
「妻の妄想に感応したパーキンソン病の初老男性の一例」
として掲載されています。
 
以下、引用します
 
患者はX-11年(53才)にパーキンソン病を発症した。
X-6年(58才)、妻が
「電磁波で攻撃され体がしびれる」という身体的被影響体験や
「電磁波で悪口を送ってくる」という幻聴と
それらに基づく被害妄想を呈し、
翌年、患者が妻の被害妄想に感応した。
X年(64才)、2人は当院を初診し別々の病棟に医療保護入院となった。
患者には被害妄想とともに幻聴と
身体的被影響体験の感応が疑われる訴えもあった。
妻が統合失調症を発症した後、患者は妻の症状に感応したと考えられたが、
パーキンソン病による精神病症状の鑑別を要した。
入院後は抗精神病薬を投与せず、
妻からの分離のみで「電磁波」の訴えは消失したため、
感応精神病と診断された。
パーキンソン病が感応の成立に影響を与えた要因として、
心理社会的要因には社会的孤立と妻優位の関係性の強化、
脳器質的要因には軽度認知障害による現実検討力の低下が考えられた。
 
引用終了
 
この症例は、2013年3月9日(土)、
順天堂大学10号館1階で開催された
東京精神医学会 第97回学術集会で紹介されています。


この症例の最後には、「脳器質的要因には軽度認知障害による
現実検討力の低下」とあります。


要するに、判断能力が低下して、
現実には電磁波攻撃はありえないという検討をする能力が
低下したことを述べています。
 
ところが、レーダーからマイクロ波ビームを人体に照射すると、
電磁波攻撃になります。

電磁波照射に起因して、身体に微弱な電流が流れると、
しびれたという感覚になります。

上記の症例報告では、身体的被影響体験と記述していますが、
レーダーから現実にマイクロ波ビームが照射された可能性はあります。

また、レーダーに使われているマイクロ波パルスは聴覚を刺激する現象が
あります[1~10]。

医師はレーダーに関する知見が欠如していることを如実に顕しています。
 
ちなみに、この症例では、感応精神病という用語が現われています。


世界大百科事典によると、感応精神病とは、
ある患者が発端となって,その精神症状がその患者と
密接な関係にある他の1人あるいは多数の人々に
同一の形であらわれる精神病をいう。


したがって誘発された精神病的反応あるいは
精神的伝染現象ということができる。
典型的には感応しやすい同一家族内、
すなわち親子、夫婦間に発生することが多い。
 
関連記事

脚注

新川佑利、針間博彦、原田悠加、大澤達哉、
梅津寛、分島徹、斎藤正彦(都立松沢病院)
「妻の妄想に感応したパーキンソン病の初老男性の一例」
精神神経学雑誌2013年115巻9号、1009~1010ページ
 
1.マイクロ波の可聴に関する最初の報告
 
Airborne Instruments Laboratory,
An observation on the detection
by the ear of microwave signals,
Proc IRE 44:2A, (1956).
 
2. Frey, A. H.,
Auditory response to pulsedradiofrequency energy
to human auditory system”
Journal of Applied Physiology 1962、17(4)689~692ページ
 
「変調された電磁波エネルギーに対するヒト聴覚系の応答」
 
この文献の詳細は下記の記事になります。
 
3.コーネル大学フレイ教授は、新たな会社に勤務した後、
サイエンスに下記の論文も投稿しています。
 
Science 27 July 1973:
Vol. 181 no. 4097 pp. 356-358
Human Perception of Illumination with 
Pulsed Ultrahigh-Frequency ElectromagneticEnergy
Allan H. Frey, Rodman Messenger Jr.
 
マイクロ波刺激で聴こえる音を大きくしたり、
小さくする条件を解明しています。
 
詳細は下記の記事です。
 
 
4.「マイクロ波の可聴;マイクロ波パルスによる
熱弾性波聴覚刺激の証拠」
 
Science 19 July 1974:
Vol. 185 no. 4147 pp. 256-258
 
"Microwave Hearing: Evidence forThermoacoustic 
Auditory Stimulation by PulsedMicrowaves"
 
Kenneth R. Foster and Edward D. Finch
Naval Medical Research Institute,
National Naval Medical Center,
Bethesda, Maryland 20014
 
米国海軍が作成した上記論文は、下記の記事で紹介されています。
 
 
 
5.Taylor EM, Ashleman BT
"Analysis of Central Nervous SystemInvolvement 
in the Microwave Auditory Effect"
Brain Research 74:201-208; 1974


E.M.テイラー、B.T.アシュルマン、

「マイクロ波聴覚効果における中枢神経系の関与」、
脳研究、74:201-208、1974
 
この文献については、下記の記事です。
 
 
6. 「マイクロ波パルスにより発生する蝸牛のマイクロホン電位」
”Cochlear microphonics generated bymicrowave pulses”
 
Chou C, Galambos R, GuyAW, Lovely RH
 The Journal of Microwave Power [1975,10(4):361-7]
 
 
マイクロ波聴覚効果と蝸牛」という記事がこの論文を紹介します。
 
 
7.社団法人 電気学会
高周波電磁界の生体効果に関する計測技術調査専門員会 編集
1995年2月10日付けで、コロナ社から出版
 
 
8.1999年6月
世界保健機構(WHO)
電磁波と公衆衛生「レーダーと人の健康」、4ページ


http://www.who.int/peh-emf/publications/facts/radars_226.pdf

 
 
この文献については、
「レーダーと人の健康:レーダーで幻覚を発生する生理機構」
という記事で解説しています。
 
 
都合の悪いことは隠蔽する厚生労働省より、
世界保健機構の信頼性は高いでしょうね。


9.Chung-Kwang Chou, Arthur W. Guy, Robert Galambos,
"Auditory perception of radio-frequency electromagnetic fields"
Journal of Acoustic Society of America 1982, 71(6), June, 1321-1334


10 Elder, J.A. and Chou, C.K.,
Auditory response to pulsedradiofrequency energy”
Bioelectromagnetics, 2003、24: S162S173.
 

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