挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
1517/1517

1517話

 路地裏に、肉を打つ音が響く。

「げはっ、も……もう止めてくれ……頼む、俺が悪かった、悪かったから……」

 二十代程の男が、そう言いながら自分が絡んだ相手……レイに向かって頭を下げる。
 数発の拳をくらい、既にその顔は酷く腫れ上がっていた。
 鼻と口からは血が流れて男の呼吸を乱し、周囲に幾つか散らばり、月明かりや表通りに存在する明かりが反射しているのは男の歯だろう。
 まさに満身創痍といった様子の男は、数分前に戻ることがあったら絶対に目の前の相手に絡むなと、言ってやりたかった。
 男の目論見通りであれば、本来なら今の自分と相手の立場は逆転していた筈なのだ。
 馴染みの娼婦を抱こうと思ったら、何故かその娼婦は既に娼館からいなくなっており、半ば八つ当たり気味に本来ならまだこのような歓楽街に来るのは早いとレイに教えてやるつもりだったのだが……
 完全に運が悪かったというか、絡む相手を間違えたとしか言えないだろう。

「そうですか? 僕としてはもうちょっと遊んでくれても嬉しいんですけどね。最近はあまり身体を動かす機会がなかったので、人を殴る感触というのはどうしても鈍りがちですし」
「ひっ、ひぃっ! わ、悪かった! 俺が悪かった! 金でも何でも出すから、頼むよ!」
「おや、おかしいですね。ランクE冒険者だと威張っていたじゃないですか。なのにこの程度でそこまでみっともない真似を晒すなんて……もしかして、偽物か何かですか?」

 満面の笑みを浮かべて尋ねるレイから、男は恐怖以外の感情を抱くことが出来ない。
 男がランクE冒険者というのは本当のことだが、それはあくまでもレーブルリナ国としてのランクE冒険者だ。
 つまり、レイが知っているギルムにあるギルドに比べれば、小国で危険なモンスターが出る訳でもないレーブルリナ国のギルドの審査は、どうしても甘くなってしまうのだ。
 ……もっとも、強力なモンスターこそでないが、その代わりに盗賊の類は出没するのだが。

(それに、このメジョウゴみたいに大規模な歓楽街が……それも首都のロッシから外れるようにして、こうして存在してるんだ。考えてみれば、盗賊達にしてみれば格好の獲物だよな?)

 なのに、何故盗賊に襲われるようなことがないのか。
 そう考え、すぐにレイは納得する。
 そもそも、このメジョウゴを運営しているのがアジャスの所属していた組織だとすれば、周辺の盗賊達と話がついていてもおかしくないだろう、と。
 基本的に盗賊というのはどこかにアジトを構え、そこを中心に活動することが多い。
 勿論それはあくまでも基本的にであって、実際には放浪しながら襲撃を繰り返す盗賊のような類もいる。
 だが、どちらが多いのかと言われれば、それは圧倒的に前者だった。
 そうであれば、過信はともかく、普通に考えてメジョウゴが盗賊の心配をする必要はないだろうと、そう理解し……レイは改めて目の前で震えながら自分を見ている男に視線を向ける。

(情報を聞き出すには、一度徹底的に意思を折った方がいいな)

 そう考え、笑みを浮かべて口を開く。

「さて、お兄さん。丁度いいから僕の実験に付き合ってくれませんか?」
「……じ、実験? それは痛い……どんな実験なんだ?」

 恐る恐るといった様子で尋ねてくる男に向かい、レイは満面の笑みを浮かべて口を開く。

「骨を折られ続けても、人がどれだけの時間平気なのか……そういう実験ですよ。大丈夫、僕はこう見えてそれなりに腕には自信があるので、きっとお兄さんも死んだりすることはないと思いますよ」
「ひぃっ!」

 レイが口にした言葉が紛れもない本気だと、そう理解したのだろう。
 男の口からは、押し殺したような悲鳴が上がる。

「わ、悪かった! 本当に俺が悪かったから、頼む! もう止めてくれ! な、な、な? ほら、俺が持ってる金も出すから」

 そう言いながら、男は震える手で自分の全財産の入った革袋をレイに向かって差し出す。
 だが、レイはそんな男の態度に満面の笑みを浮かべたまま……首を横に振る。

「いえ、誰も金を欲しいなんてことは言ってませんよね? 僕が欲しいのは、どれだけ骨を折ることが出来るのかという、そんな対象です。……大丈夫ですよ。こう見えて僕、骨を折るのは結構得意な方だと自負してますから」
「い、いい! それはいいから!」
「いい? ああ、喜んで実験材料になってくれるってことですか、それはありがたいですね」

 いいという言葉を意図的に曲解しながら一歩踏み出すレイに向け、男は既に最初に絡んできた時の偉そうな様子は完全に消え去ったまま、慌てて首を横に振る。

「ちがう! 止めてくれ、そういう意味だ!」
「日本語って色々と難しいところがあるんですよね……」
「に、ほんご……? 何だよ、それは」

 日本語という言葉の意味を理解出来なかったのか、それともそのような言語は知らないと言いたいのか。
 それはレイにも分からなかったが、ともあれ自分の口が滑ったことに気が付き、小さく眉を顰め……だが、次の瞬間には再び笑みを浮かべて男に話し掛ける。

「何でもないですよ。……さて、それじゃあそろそろ始めましょうか。準備はいいですか? もっとも、骨を折る準備がどんな準備なのかは僕もしりませんけど」
「待て! 待ってくれ! な、頼む。ほら、俺がお前に絡んだのは悪かったって。その償いも十分にしただろ? なら、もう少しこう……頼む!」

 目に恐れを浮かべ、それを隠すように深々と頭を下げてくる男。
 そんな男の様子を見て、もう十分に意思が折れていると判断したのだろう。
 そのまま近づいていき……頭を下げたまま震えている男の肩に軽く手を乗せる。
 その感触に一瞬身体を震わせた男だったが、レイは笑みを浮かべたままその男に話し掛けた。

「じゃあ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、それに答えてくれるかな? そうすれば、お兄さんは見逃してあげてもいいよ? ……ただ、何も知らなかったり、ましてや嘘を吐いたりしたら……どうなるのかは、言わなくても分かってるよね?」
「わ、分かった。俺に分かることなら何でも教える。だから、もう許してくれ!」

 男の言葉と態度にレイは満足そうに頷き、男に更に駄目押しをする為に数秒沈黙した後で口を開く。

「なら、このメジョウゴについてちょっと聞かせてくれるかな?」
「メジョウゴについて……? な、何を聞きたいんだ? お勧めの娼婦とかそぅいうのか?」
「んー……残念ながら少し違う。例えば、このメジョウゴのような場所を運営するには色々と特例みたいなものが必要でしょう?」
「……詳しくは分からねえが、多分そうだと思う」

 冒険者の男に、街の運営やその許可といったことを聞いてもしっかりとした答えが返ってくる筈もない。
 いや、冒険者の中にも頭のいい者はいるのだから絶対ではないが、少なくてもレイの前で震えている冒険者は、一般的に冒険者という単語で思い浮かべられるような乱暴な性格をしている男だ。
 そのような人物に難しいことを聞いた自分が馬鹿だったのだろうと判断しつつ、改めて口を開く。

「じゃあ、次です。このメジョウゴには娼婦がたくさんいますけど、これだけの数の娼婦をどうやって集めたと思います?」
「は? そう言われても……村とかで食っていけない奴とか、楽して金儲けしたいとか、そういう奴が娼婦になったんじゃないのか?」

 レイの口から出た問いに、男は何を言っているのか分からないといった様子でそう答える。
 そこにあるのは純粋な疑問だけで、本気で女達が自分から望んで娼婦になる為にメジョウゴにやってきたのだと信じているようだった。
 男の性格は粗暴ではあるが、だからこそ単純で、隠しごとが得意なようには見えない。
 それは、いい意味でレイにとっては情報を得る対象でもあった。
 だが、それ故に男が知っている情報はそう多くないだろうということをレイに理解させてしまう。

(しくじったな。都合よく向こうから絡んできてくれたから、色々な情報が入手出来るかと思ったんだが……いや、まだ諦めるのは早いか。他にも何か情報を得られる可能性はあるかもしれないし)

 少しだけ残念に思いながら、それでもレイは改めて男に向かって尋ねる。

「じゃあ、次です。このメジョウゴ……歓楽街という名前通り、普通の街じゃないですよね? それはさっきも言いましたが、当然ながらこういう場所には独自に仕切っている者がいますよね? それこそ、ここを任されている貴族とが以外に」

 いわゆる、みかじめ料や護衛料といった代物を払う必要がある相手のことだ。
 正式にはどこかの貴族がこのメジョウゴを治めているという形にはなっているのだろうが、恐らくそれはブラフ……とまでないかないが、表向きの話だろうというのがレイの予想だった。
 そして、実質的にこのメジョウゴを治めている組織こそが、アジャスの所属していた組織だろうと。

「それは……勿論知ってるけど、それを聞いてどうするつもりなんだ?」

 恐る恐るといった様子で尋ねてくる男に、レイは何も言わず、ただ笑みだけを向ける。
 そんなレイの様子を見た瞬間、男は背筋に冷たいものが走り、まだ夏で汗を掻いてもおかしくない熱帯夜だというのに、汗が引くのを感じていた。

「いや、何でもない! 何でもないから、気にしないでくれ!」

 慌てたように告げる男に、レイは笑みを浮かべたまま……その質を変え、口を開く。

「賢いですね。……その賢さをもう少し早く発揮していれば、このような目に遭わなかったと思うのですが。……まぁ、僕は色々と情報が手に入って嬉しいのですが。さて、それで組織の名前は?」
「……ジャーヤ、という組織だ」

 ビンゴ、と。
 レイは内心で呟く。
 その組織名は、当然のようにギルムの諜報部隊から聞いてはいた。
 それだけに、ジャーヤという名前がここで出てくるというのはレイにとって予想通りの出来事ではあった。
 しかし迂闊にその名前を出せば、怪しまれることになるということで、馬車で一緒になったコトナラに聞くようなことも出来なかったのだ。

「へぇ……ジャーヤ、か。その組織がメジョウゴを経営しているんですか?」
「そ、そうだ。けど、ジャーヤはこの国ではかなりの力を持っている組織だ。国の上層部にも繋がりを持っている奴がいるという話なんだよ。迂闊に触れられる相手じゃねえよ」

 そう断言するのは、レーブルリナ国においてジャーヤがどれだけの力を持っているかを、理解しているからだろう。

(メジョウゴについての情報を俺に教えた、あの酒場で絡んできた男はジャーヤについて何も言ってなかったみたいだけど……まぁ、その辺りは言うまでもないとでも思ったのか? それともメジョウゴでは知られてるけど、それ以外ではそこまで名前を知られていないとか)

 自分に絡んでくる男が情報源になっていることを微妙な感じで思いつつ、男に話の先を促すべく話し掛ける。

「それで、ジャーヤという組織の本拠地はどこにあるか教えて貰えるか?」
「お、俺が知るかよ! そもそも、ジャーヤは裏の組織だぞ!? 国の上層部とも繋がりがあるような組織なんだから、俺みたいな下っ端がそんなのを知る訳がないだろ!」
「……なるほど。まぁ、その辺は予想通りなのかもしれませんね。ですが、本拠地ではない場所なら知ってるんじゃないですか?」
「そ、そりゃあ……知ってることは知ってるけど……でも、それはメジョウゴについて少しでも知ってるような奴なら誰でも知ってるような場所だぞ?」
「裏の組織なのに、本部ではないとはいえ、アジトのある場所を大勢に知られていても問題はないのですか?」

 男の口調に若干の疑問を感じているレイだったが、男は特に躊躇ったりする様子もなく頷き、口を開く。

「もしメジョウゴで何か問題が起きたら、そこに行くことになってるんだ。だから……」

 交番? と一瞬疑問に思ったレイだったが、ジャーヤという組織が実質的にメジョウゴを運営しているのであれば、そのような場所も必要になるのだろう。
 メジョウゴで騒動を起こせば、それはジャーヤの顔に泥を塗ることになる。
 それが分かっていても、やはり酒場があり、娼婦がいるとなれば、羽目を外してしまう者も出てくる筈だった。
 ましてや、メジョウゴにはレーブルリナ国以外に、他国からも人がやって来ているのだ。
 ジャーヤという組織名を聞いても、分からないという者も多いだろう。
 その後も、レイは男から色々と情報を聞くが、本人が言ってる通り特に何か重要な情報がある訳でもなく……それでも、細々とした様々なことを聞く。
 特にお気に入りの娼婦がいつの間にか娼館から消えており、それが原因で苛立ち、レイに八つ当たりをしようと考えたと聞かされたレイは……ただ、溜息を吐くだけだった。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全376部分)
  • 31286 user
  • 最終掲載日:2017/10/11 12:00
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた

 ◆書籍⑧巻まで好評発売中です◆ ニートの山野マサル(23)は、ハロワに行って面白そうな求人を見つける。【剣と魔法のファンタジー世界でテストプレイ。長期間、泊り//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全189部分)
  • 25162 user
  • 最終掲載日:2017/10/11 21:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全548部分)
  • 37437 user
  • 最終掲載日:2017/10/08 18:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全220部分)
  • 27991 user
  • 最終掲載日:2017/08/30 20:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全175部分)
  • 27285 user
  • 最終掲載日:2017/10/08 00:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全175部分)
  • 27909 user
  • 最終掲載日:2017/09/08 01:21
蘇りの魔王

勇者に討たれ、その命を失ったはずの魔王ルルスリア=ノルド。 彼にはやり残したこと、解決できなかった問題がいくつもあったが、悪は滅びると言うお題目に従い、消滅した//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全272部分)
  • 22973 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 18:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

※作者多忙につき、次回更新は9月23日、その次は10月14日とさせていただきます。 ※作者都合により後日談は隔週更新とさせていただきます。 ※2016年2月27//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全222部分)
  • 25823 user
  • 最終掲載日:2017/09/23 07:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 31845 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全386部分)
  • 33624 user
  • 最終掲載日:2017/10/10 23:44
境界迷宮と異界の魔術師

 主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1258部分)
  • 29180 user
  • 最終掲載日:2017/10/12 00:00
黒の召喚士 ~戦闘狂の成り上がり~

 記憶を無くした主人公が召喚術を駆使し、成り上がっていく異世界転生物語。主人公は名前をケルヴィンと変えて転生し、コツコツとレベルを上げ、スキルを会得し配下を増や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全464部分)
  • 25363 user
  • 最終掲載日:2017/10/12 07:02
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 35076 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全362部分)
  • 26219 user
  • 最終掲載日:2017/09/06 20:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全443部分)
  • 23871 user
  • 最終掲載日:2017/06/13 01:00
マギクラフト・マイスター

 世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1675部分)
  • 28578 user
  • 最終掲載日:2017/10/12 12:00
異世界はスマートフォンとともに。

 神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第二の人生をスタートさせる。彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、異世界でも使用可能にしてもらったスマー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全452部分)
  • 23978 user
  • 最終掲載日:2017/09/29 00:10
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全231部分)
  • 23207 user
  • 最終掲載日:2017/10/10 00:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 30520 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
盾の勇者の成り上がり

盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全845部分)
  • 23699 user
  • 最終掲載日:2017/10/10 10:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全282部分)
  • 37683 user
  • 最終掲載日:2017/09/23 18:52
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全528部分)
  • 27072 user
  • 最終掲載日:2017/10/04 00:00
奪う者 奪われる者

佐藤 優(サトウ ユウ)12歳  義父に日々、虐待される毎日、ある日 借金返済の為に保険金を掛けられ殺される。 死んだはずなのに気付くとそこは異世界。 これは異//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全234部分)
  • 23756 user
  • 最終掲載日:2017/10/09 18:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全814部分)
  • 30432 user
  • 最終掲載日:2017/10/09 00:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全108部分)
  • 24576 user
  • 最終掲載日:2017/10/09 22:11
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫よ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全130部分)
  • 23586 user
  • 最終掲載日:2017/09/24 19:01
甘く優しい世界で生きるには

 勇者や聖女、魔王や魔獣、スキルや魔法が存在する王道ファンタジーな世界に、【炎槍の勇者の孫】、【雷槍の勇者の息子】、【聖女の息子】、【公爵家継嗣】、【王太子の幼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全244部分)
  • 23154 user
  • 最終掲載日:2017/10/06 12:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全123部分)
  • 31010 user
  • 最終掲載日:2017/09/22 23:45