大学の授業で『妖怪と怪異』という授業を受けています。
今回は、「口裂け女」がテーマです。
私が知っていた「口裂け女」
マスクをした綺麗な女性が、道端で
「私、きれい?」
と、話かけてきます。
「きれいだよ。」
と、答えると
「これでも?」
と、マスクを外します。
彼女の口は、耳まで裂けていました。
「きれいじゃない!」
「わーーーーー」
と、反応して驚いて逃げ出すと、
その女性は追いかけてきます。
襲われることもあるらしいです。
これが私が小学生の時に聞いた、「口裂け女」のお話です。
私が知っていた「口裂け女」撃退法
私が知っていた「口裂け女を撃退する方法」は
「ポマード、ポマード、ポマード」
と、3回唱えるというものでした。
本日の授業
「口裂け女」というのは「蛇の擬人化」ではないかということです。
口が耳に向かって裂けていることから、そう考えられるようです。
お話の中で、口が裂けていることの理由は
整形手術の失敗説、元々裂けている説、火傷説、事故説など
「口裂け女」を撃退する方法として
ポマードを投げつける、手にポマードと書いて見せる、足の裏にポマードと書いておく
「綺麗?」と聞かれたときに「普通、それなりに」と答える
好物を差し出す(べっこう飴、ボンタンアメ、100円玉、チュッパチャップス)
嫌いなものを見せる(豆腐、金平糖、ニンニク)
今日の授業で、興味深かったこと
農村部では「口裂け女」は「鎌」を振り上げて追いかけてくるようです。
都会に行くとそれがなぜか「釜」になるらしいです。
聞き間違えたのか、書き間違えたのか、どこかで間違えてのことでしょうが、
投げつけられでもしようものなら
殺傷能力は高そうです。
「べっこう飴」が好物というのも、場所によっては嫌い説もあるようです。
好物の場合には夢中になって舐めるようで、
なかなかかわいい気がします。
「100円玉」は、必死に拾おうとするらしいです。
それもスペースインベーダーゲームが好きで、そのための100円だそうで、
時代を感じるエピソードです。
「ポマード」は何かの呪文かと私は思っていたのですが、
昭和の一時期に流行った男性用の整髪剤だそうです。
「口裂け女」はその匂いが嫌いだということです。
祖父が愛用していたそうで、母は知っていました。
これも時代を感じます。
美男子を見ると、顔を赤くするという話もあります。
めんくいです。
今日、もっとも驚いたのは
「口裂け女」は、100メートル6秒で走って追いかけてくる
と、言う事です。
「まじっ!」
と、授業中にもかかわらず、声が出てしまいました。
これはぜひ、次のオリンピックにスカウトせねば。
最近、「口裂け女」さんの噂を聞きませんが
イケメンの皆さま
彼女をぜひ、べっこう飴でオリンピックにスカウトしてください。