最近の息子、だいぶ知恵がついてきて、いろんなことが分かるようになった気がする。
良いことではあるけど、気になる点も。
同じ支援級の子たちの中で、息子は、割と「できる」側になる。
・授業を交流で受けているし、
・先生の話も、だいぶ聞けるようになってきたし、
息子自身、「この子たちより、オレはできる」と思っているのではないか。
というのも、支援級の先生からお話があって、
「支援級では、いろんな失敗をする子たちがいます。
息子くんは、失敗した子たちを、笑ったりするんです。」
!
今の、支援級の1年生たちを見ると、まだまだ落ち着かない。
給食の時間に走り回って、食器を割ったり、
授業中も、教室から飛び出したり。
息子の中に、彼らをどこか「見下す」気持ちがあるのかな。
息子は、笑うところじゃない時に笑うことが、ある。
たとえば、支援級の子で、突然テレビCMの一節をマネして叫ぶ子がいる。
そういうとき、息子は面白いようで、笑う。
これは、その「モノマネ自体」が、息子にとって面白いんだと思う。
けど、
「失敗した子を笑う」のは、モノマネを笑うのとは違う。
夫婦で、息子に話をした。
自分よりできない子が失敗するのを、笑うものじゃない、と。
市内の、支援級だけの運動会がある。
今年は欠席させることにした。
息子が、とても張り切っていて、
それはもしかしたら、支援級の子たちの中では、息子は良い結果を出せるから、
運動が非常に苦手な息子でも、支援級の子たちと競えば、それなりに闘える。
息子は、それを分かってヤル気満々なんじゃないか。
そういう優越感は、違うと思う。
自尊心を持つのは大切だけど、人を見下すのは、違うよね、と思う。
もしかしたら、交流級で、普段息子が見下されていて、その腹いせで、もっとできない子をバカにする気持ちが働くのかな。
このあたりのことは、何としても、息子に伝えたい。