こんにちは、メディカルキャスト大阪本社です。

今日は先日お会いした先生の事、ちょっとお話ししたいと思います。

今回お会いした先生は、50代半ばで先月までご自身で開業されていた先生です。
10年以上開業しておられ、医院はむしろ年々患者さんが増加していたのですが、
それ故に自分で対応出来る限界をお感じになり、閉院をご決断されたとの事でした。

ご自身で開業なされた医院ですし、ご開業されて年数も経っていますから、
いくらでも工夫のしようもあったと思うのです。
非常勤の先生をお雇いになってご自身の休みを増やすとか、
患者さんの来院頻度を下げる工夫も出来たんじゃないかと思います。

具体的な数字は申せませんが、実際かなりの患者さんがいたようです。
非常勤医師を採用する事も十分出来たと思いますし、
そうしたとしても、恐らく勤務医に戻られるよりははるかに収入も維持出来たと思います。

でもそれをなさらずに閉院という選択肢を選ばれました。


私は思い切って先生に直球で聞いてみました。
非常勤医師を考えるとか、やりようは幾らでもあったんじゃないですかと。
初対面の先生に不躾ながら、率直にそんな事を言ってしまいました。

先生はあまり多くを語ろうとはなさらず、
ただ「私の医院で私に診て欲しくて来られてますから。。。」と仰いました。


少しでも長く医院を続けていくという事も地域の皆さんの為になる事だと思います。
ですからその為に自分のQOLもちゃんと考えて診療体制を組むという事も、
とっても大事な事だと思います。

その意味ではこの先生はお上手な方では無かったのだと思います。
意地を通しても閉院しては意味が無いという考え方もあると思いますが、
私はその選択が正しいか正しくないかではなく、
少なくとも先生の美学がそうさせたのだと思い、
そんな揺るぎない信念を持っておられる事、その潔さみたいなものに、
とっても感銘を受けました。


「先生はきっと『適度に手を抜く』という事が出来ない不器用な人ですね」
と言いましたら、先生はただニコっと、少し照れたような笑みを返してくださいました。

そして照れ臭かったのか、少し間を置いてから、
「とにかく忙しくてしんどかったから、これからは楽したいんですっ!」
そう言って、話を切り上げてしまいました。

何といいますか。。。グッと来ました!

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