「ツーバイフォーは年数がたつと湿気を吸ってぶよぶよになる」大工の言葉は本当か?
ID非公開さん
2014/4/611:08:48
「ツーバイフォーは年数がたつと湿気を吸ってぶよぶよになる」大工の言葉は本当か?
我が家を建てた大工さんの説です。在来工法の工務店だったので別の工法に対する対抗心から言った言葉かもしれません。ツーバイフォーの家の中に入ったのは20年くらい前に一度知人を訪ねた体験だけですが、そのときはツーバイフォーは大変いいと言っていました。年数はたっていたと思いましたが不都合があるようなことは言っていませんでした。実際はどうなのかなと思います。実際に住んでいて不具合が出たという人はいないでしょうか。また、知恵袋上で「積雪地では避けるべき」との記述も見ましたが何故でしょうか。雪の重さの問題でしょうか。湿気でしょうか。
補足建築は素人です。回答大変参考になります。「自分たちのテリトリーを攻めてきた黒船状態の建築工法が2×4」なるほどそうでしょうね。尊王攘夷の志士は桜田門外の変を起こしたけど現代の大工はツーバイフォーの会社を攘夷するわけにもいかないということでしょう。ところで雪国で実際にツーバイフォーの家はあるのでしょうか?住んでいる人はいますか?
ベストアンサーに選ばれた回答
編集あり2014/4/615:40:04
ツーバイフォーというのは海外では(寒冷地から亜熱帯地まで)極めて一般的な木造住宅の工法です。
そして日本のツーバイフォーと較べて見た場合、構造用面材の使い方に違いがあると思います。
カリフォルニアなどの乾燥地では水蒸気を逃がしにくい合板だろうがOSBだろうがお構いなしに使っていますが、これは乾燥地だからの工法であって、特に湿気の多い日本ではこの当りが慎重に考えられるべきだと思います。
そういう意味では北欧などは構造用面材として、水蒸気を逃がしにくい合板が使われることは稀で、もっと透湿性の良い面材が使われます。これは一つには、風耐力程度を考慮してやれば良い欧州と、地震のことも考えてやらなければいけない日本やカリフォルニアなどとの違いだと思います。
それではツーバイフォーを日本のような風土に定着させる場合には、地震を湿度制御よりも優先すべきなのでしょうか? そうは思いません。私はどちらも同様に真剣に考慮されるべき内容だと思っています。
ツーバイフォーの充填断熱工法で、室内側に設けられる防湿層の施工は、木造住宅の施工の中でもなかなか難しい工程の一つであり、僅かな手抜き、不注意、知識の不足でも冬季に水蒸気が躯体内に入り込んで、湿気の抜けにくい外側の合板面に溜まりこみ、結露ひいては木部の腐蝕に繋がり易い性質を持っています。この防湿層施工技能はまだまだ日本で定着しているとは言いがたく、多くの改善すべき事柄を含んでいます。
最近では在来工法でもツーバイフォー的に構造用面材を躯体の外面に張ることは増えてきました。そういう意味では、今後はこの問題が、ツーバイオフォーに留まらず、在来工法での問題ともなりつつあります。
質問者さんのお宅を建てた大工さんの言葉は、こういう背景をベースに体験的に語られた言葉だと理解いたします。
《訂正》準熱帯→亜熱帯、その他少し書き込みを追加しました。
質問した人からのコメント
2014/4/12 15:00:35
長年住んだ家は家人の運命と一体となり人柄を表すようになると思います。私は100年持たせる考えで建てました。大工さんも一流の方で嘘つきとは思っていませんが技術も進歩し改善しているようです。ytk2074さんkamapanさん他の方も的確な回答有難うございます。
- Yahoo!検索で調べてみよう
ytk2074hさん
編集あり2014/4/614:46:38
雪国で2×4の住宅は 多数あります。
北海道でさえも ツーバイフォーが 大多数あります。
その大工の言っていることは、昔なら 正論だった場合があります。
今現在は、 プレカットで 通気層が必須なので、
全く 問題ないといえます。
大昔は、出稼ぎの にわか大工が多くて、
木材の天地さえ知らない作業員が多数いました。
(冬期間に、出稼ぎの作業員が仕事をするのが
当たり前にあった)
木は 根側を上にしないと、
木材内の導管が水分を吸い上げて ぶよぶよ に なります。
(昔の、出稼ぎの作業員は、天地が わからず、さかさまに木材を組み立てている場合が 多数ありました)
雪国でツーバイフォーの一般住宅は 多いです。
無落雪の住宅も可能です。
気密性を高くしたほうが、光熱費も安くなるし、
在来よりも ツーバイフォーのほうが
水平に対して 強くなる場合が普通だと思います。
実際には、施工の技量しだいなので、
良い職人が施工してくれれば 良いですね。
(人手不足で、アルバイト感覚の作業員が
多数 乱入しているので 注意して下さい)
本当の屋大工なら、木を見ただけで 天地が わかるのだけど、
今は プレカットを組立てするだけだから、
さかさま だとか
わからない人が 多いのかも・・・
編集あり2014/4/620:39:02
基本的には他の回答者さんたちと同じで
「根拠の無い話」だと思いますよ。
但し、その可能性がまったく無いわけではありませんから
一応関係する部分だけ書いておきます。
①「積雪地」と言うよりも「寒冷地」での話なのですが
室内と外気温度との間に「大きな温度の差」がある場合には
「壁体内結露」の可能性が大きくなりますから
(在来工法でも同じ事が起きるのですが)
室内の側に「防湿シート」が施工されていれば良いのですが
温暖な地域では「2×4だから大丈夫だ!」と
「防湿シート」を貼らない時代が長かったので、
それが原因で木材が傷んだ可能性は
否定出来ませんね。
ついでに今では当たり前の「通気層」も昔は全く
確保していませんでしたから、これも「壁体内結露」を
重症化させた可能性がありますね。
②これも古い2×4での話なのですが、昔は24時間換気扇が
義務化されてはいませんでしたから、
室内で発生する「水蒸気」はそのまま壁の中に
入っていた危険性があるのです。
(これは在来工法でも同じ事なのですが)
その様な理由から2×4(特に昔の)は湿気に弱い!
と考えているのかも知れませんね。
「補足」があれば「追記」が可能です。
★追記:
どうして在来工法でも、2×4を真似した工法に進んでいるのか?
①構造用合板を貼る事で、壁倍率が「筋交い」に比べた場合にでも
向上するので、2×4と同じ様な工法になりつつあります。
これには「人件費」も絡みますから、
今後も更に2×4化は増えて来るでしょうね。
②「水平構面」の耐力確保の為。
在来工法で一番弱いのが、上から見た時の「床面の変形」に
対する力の確保なのですが、床面にも構造用合板を貼る
2×4の場合には、この変形に対する保有耐力も大きいので
在来工法でも「耐震等級3」ともなれば、床に合板を使った方が
有利となるのです。
③これもお金に絡みますが「保険料の安さ」につながるのです。
主に「火災保険の掛け金」の事なのですが、
2×4の場合には「T構造」になるのですが
一般的な在来工法では「H構造」としてしか扱われませんので
2×4ならば火災保険の掛け金が「約半分」済みますから、
2×4の方が圧倒的に有利となるのです。
これに対抗する為に、在来工法でも「省令準耐火」の基準を
クリアーすべく、全国規模で各地の工務店が努力をしているのです。
以上の様に2×4にも沢山のメリットがありますから
悪口を言う暇があるのならば、そこから学んだ方が
得策だと言えますね。
ちなみに「寒冷地」の方が2×4は多いと感じますし、
最近では2×6の方が増えていると思いますよ。
疑問点があれば「再質問」でお願いします。
2014/4/613:01:21
建築士です。
ツーバイが湿気に弱いのかと言われると、弱くはないが強くもないです。
しかしツーバイは元々海外の工法であり、それをそのままの技術を日本に持ってきたので日本にツーバイ工法が100%発揮できるかと言えばできないです。
日本は高温多湿地帯であり、地震大国です。日本の木造建築で一番力を発揮できる工法は在来軸組工法です。
しかし大工の腕が悪ければ在来工法でも湿気でブヨブヨになったり、木が腐ったりします。
最終的には大工の腕にもよりますし、大工さんも普通の人間です。
在来工法がメジャーな日本なので慣れないツーバイを造ることになるため、大工さんの腕も100%発揮できないためそのような欠陥住宅ができてしまうことがあります。
ツーバイを謳ってるハウスメーカーさんの営業マンは在来を悪く言いますが、その人たちは現場を一切見ておりません。大半の大工さんは在来軸組工法を得意としており、ツーバイは正直にわかになります。
その大工さんもそのうちの一人だと思います。
なので家造りを考えられてるとしたら在来軸組工法がお勧めです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
2014/4/611:39:58
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