女性ならモデルさんのような小顔に一度は憧れをもつと思います。「生まれ持ったものだし自分にはムリ…」と諦めてしまっていませんか?
今回は美顔クリニック「メセル」監修のもと確実に効果を実感できる小顔ケアの方法を紹介いたします。
メセル新宿院 代表
岩田なおこさん
名古屋と新宿にある美顔クリニック。
株式会社日本ナチュラルエイジングケア研究所が開発した「最先端の再生医療由来の技術」と「体質改善」を組み合わせた新しい美肌再生技術「美顔FCR法」を取り入れたサービスを展開している。
美顔の実現にはマッサージやカクテル注入によるケアだけではなく、体質改善にも力を入れることで効果が大きく変わることを1,000人以上の症例から導き出しており、施術の中でも来院者へのカウンセリングを通して体質改善に向けてのアドバイスを行なっている。
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まずは自分の顔の状態をチェック!あなたのデカ顔の原因は何ですか??
小顔ケアの効果を最大限に実感したい方は、まずは自分の顔が大きく見えてしまう原因をしっかり理解する必要があります。顔が大きく見える原因は大きく分けて5つの原因があります。
- むくみタイプ
- 脂肪タイプ
- 筋肉カチカチタイプ
- 骨格歪みタイプ
- 老化たるみタイプ
この5つのいずれかのタイプに当てはまっているか、複数のタイプが複合的に起因している事が考えられます。自分がどのタイプに該当しているのかを簡単に確認する方法を紹介します。
むくみタイプ
20〜30秒ほど頬を指でグッとつまんでみてください。
むくみがないときは指を離した後すぐに肌が戻りますが、むくんでいる場合はしばらく指の跡が残り、血色がなかなか戻りません。朝起きたとき、枕やシーツの跡がなかなか消えないのもむくみが原因です。
また、口角を上げて笑った際に、笑い皺がすぐに消えないのも顔がむくんでいる時です。
脂肪タイプ
簡単に言うと「指でつまめてしまうもの」が脂肪です。
むくみと同じチェック方法をしてみて跡が残らないときは脂肪と判断してよいでしょう。
また、「体は痩せているのに顔だけ太って見える」という方は、脂肪ではなく、むくみや筋肉のコリなど他の原因を疑ってみてください。
筋肉カチカチタイプ
顔にも当然筋肉があり、肩こりなどと同じように疲労がたまると固くなってしまいます。
特に咬筋(こうきん)と呼ばれる部分が凝り固まっていると、いわゆる「エラが張っている」状態になり、顔が大きく見えます。
奥歯を噛み締めた時にぽこっと出てくる筋肉が咬筋なので、触ってご自身の咬筋の固さを確かめてみてください。固くなっていたり左右で硬さが違っていたりしていると咬筋が凝っている状態です。
骨格歪みタイプ
骨格の歪みも顔の大きさに大きく影響します。だいたい左右で顔のバランスが違う場合は骨格が歪んでいる場合が多いです。
鏡で顔を見て左右のバランスが違っていないか確認してみてください。
また、体の歪みも顔の歪みへ繋がるので、体全体のバランスが崩れていないかも確認して見ましょう。
老化たるみタイプ
加齢により顔の筋力が衰えると、筋肉を覆っている肉が重力に従って下がり、たるみにつながります。
頬の膨らんでいる部分が下がってきていないか、口を閉じると口角が下がっていないか、ほうれい線や二重アゴが目立っていないか、確認してみてください。
また、歳を重ねると頭皮もだんだん固くなってきます。頭皮が固い状態だと顔全体の肉を上に引き上げる力が弱くなり、たるみやしわの原因となるので、頭皮の硬さもチェックしましょう。
デカ顔の原因のまとめ
いろいろなお顔タイプとその対処法をご紹介いたしましたが、必要な小顔対策をまとめると下記のようになります。
食生活の見直し、体の歪み解消などの生活習慣の改善
顔のコリをほぐすマッサージ
顔の老廃物を流すためにリンパの流れを良くするマッサージ
顔筋を鍛えるトレーニング
小顔以外のことにも言えますが、どれか一つをカンペキにこなしたところで、他に不足要素があれば大きく改善することは難しいです。また、間違ったやり方を続けてしまうと改善どころか逆効果になってしまいます。
そこで、今回は美顔クリニック「メセル」のスタッフさん直伝の正しいマッサージとトレーニングについてご紹介いたします。
これさえやればカンペキ!小顔マッサージ×小顔トレーニングの最強小顔術
顔の疲れもリフレッシュ!顔コリマッサージ
先述の通り、顔の筋肉、その中でも特に酷使する側頭筋や咬筋が凝っていると顔が大きく見える原因となります。
また、筋肉が硬くなっていると血管やリンパ管を圧迫し、その中を流れる血液やリンパの流れが悪くなるため、老廃物が顔にたまりやすく新陳代謝も鈍くなってしまいます。
特に現代人はパソコンやスマホで目を酷使する時間が長いため、目につながる側頭筋が凝ったり、無意識に行われる歯軋りで咬筋が凝ったりするケースが多く見られます。
このような生活習慣を改善することも大事ですが実現するのはなかなか難しい、そんな時は簡単に実践できる顔コリマッサージで顔のコリをほぐしてスッキリしましょう。
顔筋肉をほぐすことが目的なので、ある程度力を入れてマッサージする必要があるが、あまり強くやりすぎると肌の中のコラーゲンを破壊したり、シワやシミの原因になったりしてしまうので、「こする」のではなく「コリをほぐす」ことを意識して優しく丁寧にマッサージする。
顔筋は毎日使う筋肉なので、顔の疲れを感じたらその度に軽くマッサージを行うと良い。
「痛い」と感じるマッサージはNG。「ちょっと物足りないかな?」くらいの力加減で、マッサージを行う回数を増やすと良い。
老廃物よおさらば!すっきりリンパマッサージ
顔のコリがほぐれると血液やリンパの流れもよくなります。
リンパマッサージはさらにリンパの流れをよくし老廃物を排出しやすくする役割を持ちます。
老廃物が流れると顔のむくみがスッキリしますし、継続的に行うことで自然とむくみにくい顔になります。
また、リンパマッサージを行うとリンパ液の流れだけでなく血液の流れも良くなるので新陳代謝も改善されます。
これによりむくみやたるみだけでなく、肌の生まれ変わりも促進するので、肌全体の質の改善も期待できるのです。
力が強すぎるとシワやシミの原因になるので、優しく肌をなぞるようにする。マッサージオイルを使って肌の滑りをよくすると効果的。
マッサージは基本的に下から上、内側から外側の流れで行う。
顔表面のマッサージが終わったら耳の後ろあたりから首元までリンパを流す。これにより顔の老廃物の排出を促す。
最後に顔の皮膚を支えている頭皮をしっかりケアすることでたるみやシワの対策・予防に。
リンパ液は365日休むことなく体を巡っており、老廃物も毎日たまるのでマッサージは毎日行うとむくみにくい顔が維持できる。
小顔の土台は顔筋から!キュッと顔筋トレーニング
顔のコリがほぐれ、リンパ液と血液の流れが良くなるとその時のむくみやたるみの解消、小顔効果は期待できますが、この状態をしっかり維持するためには、肌の土台となる筋肉を鍛える必要があります。
体の筋肉と同様に、顔の筋肉も継続的に鍛えないと衰える一方です。
逆に、鍛えすぎると筋肉に疲労がたまり、コリの原因になってしまうので、マッサージとは違い、適度な頻度でトレーニングすることが大切です。
顔のどの筋肉を鍛えているのかを意識して、筋肉に力を入れるイメージでトレーニングする。
顔筋肉が固まったまま顔筋トレーニングを行うと、皮膚に負担をかけ、シワやほうれい線の原因になってしまうので、トレーニングの前にしっかり顔の筋肉をほぐす。
やりすぎはNG。3日に1回のペースでトレーニングで鍛えた後は筋肉を休める。
しっかりしたトレーニング以外にも常に口角を上げる、表情を豊かにする、など普段の生活から表情筋を動かすことを意識する。
実はキケン!うっかりやってる間違った小顔術
ローラー美顔器は往復NG
今では100円ショップでも変えてしまう小顔ローラー。使い方も簡単で普段からケアに取り入れてる人も多い美顔器の一つですが、往復でコロコロするのは間違った使い方なのをご存知でしょうか?
ローラー美顔器は咬筋のコリ解消やそれに伴うリフトアップ、また、血流をよくして老廃物を流しやすくする効果的な一品ですが、下から上に転がした後に、上から下にローラーを戻してしまうと、せっかく引き上げた肉や老廃物を引き戻すため、あごのたるみの原因になってしまうのです。
ローラー美顔器というとY字型の美顔器を想像する方も多いかと思いますが、顔の左右を挟んでコロコロするタイプのローラー美顔器は往復で使うことが前提の造りになっているので、下手をすればたるみを悪化させてしまうこともあります。
そのため、Y字でも顔を片面ずつケアできるタイプのもの、あるいはI字型のローラー美顔器がおすすめです。
ローラー美顔器を使って正しく老廃物を流し、スッキリした小顔を手に入れるためには、顔をコロコロした後に必ず首のリンパ節に向かって老廃物を一方向に流すよう心がけましょう。
また、老廃物を流すのに強い力は必要ありません。より効果を出そうとしてローラーを強く押し当てたり、こすったりするとシミやしわの原因になってしまうので、肌の上を軽く転がす、滑らせるくらいの力加減で使うようにしましょう。
以上のことから、ローラー美顔器を選ぶときは、
- 顔を片面ずつケアできること
- 肌への負担が少ないもの
に注目して自分にあった美顔器を探しましょう。
強い力でケアすると逆効果
小顔マッサージの動画などで結構強い力で顔をゴリゴリしているものをたまに見かけますが、強い力で顔に圧力をかけるのは完全に逆効果です。
人の体は、強い圧力がかかるとその力に抵抗する力が働きます。
顔にかかる力が強ければ強いほどこの抵抗の力が働き、顔は分厚く、固くなろうとするため、結果デカ顔になってしまいます。
また、肌の表面や内部にも強い負担をかけたり、骨格の歪みの原因になったりします。
力加減の見極めは、個人差やその日の顔の状態にもよって変わってくるので判断が難しいところではありますが、少なくとも「痛い」と感じるようなやり方はやめましょう。
正しいやり方でケアすれば、強い力を使わなくても小顔は実現できるのです。
マッサージでクレンジングオイルや乳液などを使うと肌荒れの原因に
小顔マッサージをするとき、顔の摩擦はシミやシワの原因にもなるので極力抑えたいものケアの際には必ず専用のケアアイテムを準備しましょう。
いちいち専用のクリームを買うのなんてお金がもったいないし、めんどくさい!そう思って、お風呂や洗顔のついでにクレンジングオイルや乳液などを使って小顔マッサージは絶対に避けましょう。肌に負担をかける結果となってしまいます。
クレンジングオイルは本来、肌の汚れを落とすためのものなので、洗い落とさずにマッサージすると、結果的に汚れを肌に塗り込んでしまうことになり、ニキビなどの原因になってしまいます。乳液についても、スキンケアのためのものなので、専用のクリーム等と比べると乾きやすく、マッサージしているうちに摩擦を引き起こしてしまいます。
スキンケア製品はスキンケアに、マッサージ製品はマッサージに特化したものとなっていますので、正しくケアをするためには、できるだけ用途に沿った専用の製品を使うようにしましょう。
まとめ
顔のケアと体質改善を組み合わせることが小顔への近道!
小顔を実現するには、まず自分のデカ顔の原因が何かを突き止めましょう。
むくみなのか、脂肪なのか、筋肉のコリなのか、、、
それによってマッサージを中心にケアすればいいのか、ダイエットをすればいいのか、骨の歪みを直せばいいのか、など対処法も変わってきます。
デカ顔はマッサージやトレーニングを組み合わせることで解消するものもありますが、ほとんどの場合、普段の生活の乱れが大きく影響しているので、今一度自分の私生活を見直してみることも大事です。
今回ご紹介したケアについても、体内環境が整っている人と乱れている人では得られる効果も大きく違ってきます。
皆さんもキュッと引き締まった小顔を手に入れるために、正しい小顔ケアと正しい生活習慣を心がけましょう!