40代の資産運用,投資ブログ 

米国株を中心に,40代の資産運用,投資について書いています

クソETF「VT」を買い付ける「楽天・全世界株式インデックスファンド」は「買い」なのか? 

これ1本で,全世界の株式市場に投資ができるETF 

VT : Vanguard Total World Stock ETF.

 

米国ブログ界隈で有名な,B氏から「クソETF」と酷評されています.

 

つみたてNISAの盛り上がりの中で,楽天証券からVTを買う投資信託「楽天・全世界株式インデックスファンド」が発売されました.

果たしてこのインデックスファンドは買いなのか?

 

 元となるVTのパフォーマンスを振り返り,「全世界株式インデックスファンド」への投資ついて考察してみます.

 

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VT

VTは投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2013で1位になったファンドです.

その後,2014年 2位,2015年 3位,2016年 3位と上位にランキングされ続け,人気の高さがわかります.

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとし,米国を中心に,その他の先進国,新興国市場を含む約47カ国の約 7,857 銘柄の大型,中型,小型株で構成されています.

全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上を構成しています.

 

概要

ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

経費率:0.11%

配当スケジュール:四半期毎(3月,6月,9月,12月)

設定日:2008年6月24日

 

国別構成比率

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米国が半分を占めています.

その次に日本,英国と続いています.

 

日本株に見切りをつけてしまっている方もいるかもしれません.しかし,この構成比をみるとまだまだ捨てたもんじゃ無い! と思ってしまうのは,ミーハーなのでしょうか?

 

上位10銘柄

2017年8月31日時点での保有上位10銘柄です.

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上位10銘柄で純資産の10%弱を占めています.

 

下の図は2016年12月31日時点での構成

 

 

構成比率として0.1〜0.2%の幅でのせめぎ合いなので,ウエルズ・ファーゴが消えてネスレが上がったとか,あまり気にしなくても良さそうです.GEが消えているのも,単純に株価の上下動によるものと考えます.

 

設定来のパフォーマンス

2008年6月24日の設定日を10,000としてその後のパフォーマンスを示したグラフです.

リーマン時には大きく下落していますが,その後は順調に成長していますね.

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クソETFなのか?

クソETFと揶揄されている理由を下に示します.

  • 世界分散とは聞こえがいいが,米国株の成長を他の市場で薄めてしまっているのではないか?
  • 世界分散はリーマンショック時にリスクヘッジになっていなかった
  • 米国株のETF(VOO,SPY,IVV)で十分

 

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比較:VT,VOO,VTI

同じVangurd社が運用するETFの中で,米国株のみを組み込んだ2つのETFと比較してみます.

 

VOO:S&P 500に連動したETF

VTI:米国株全体

 

今回の比較は,

米国(VOO,VTI)

  vs

米国+他の国(VT)

 

の構図となり,「他の国」にも分散投資することが,そのパフォーマンスにプラスに働くのか,マイナスとなるのかの比較ともいえます.

 

ここ1年のチャート

濃い青:VT

薄い青:VOO

紫:  VTI

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3本がきれいにそろっています.20%程度の上昇となっています.

この1年をみると健闘していますね.

 

2017年に入ってこれらのETFを購入された方は,投資先ETFによるパフォーマンスの違いは実感されていないと思います.

 

ここ5年のチャート

濃い青:VT

薄い青:VOO

紫:  VTI

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 すこし時間をさかのぼると,差がハッキリとしてきます.

 

米国単独と比較して,半分程度の成長に沈んでいます.

 

設定来のチャート

濃い青:VT

薄い青:VOO

紫:  VTI

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 さらに時間軸が長くなると,その差は歴然としてきています.

注目すべき点は,2008〜2009年のリーマンショック時の落ち込み具合です.

 

同じように落ち込んでいます.

 

リーマン以外でも,時折発生している急落局面では,3者そろって下落していますが,その後の回復はVTが出遅れています.

リスクヘッジのための分散であるはずが,結局米国株と同じ落ち込みをし,その後の回復局面では足を引っ張っていることが見て取れます.

 

この比較の結果から導き出される結論は,

「他の国」へ分散投資することで,

  • 株価上昇時には足を引っ張っている
  • 急落時にはリスクヘッジになっていない

 

やはりクソですね

 

VTの将来性

米国株の株価上昇と比較し,日本を含めた先進国や,新興国の株価の回復が遅れているので今後見直されればVTも上昇するとの見方もあります.

 

アベノミクスが再度炸裂して,中国市場が健全となって・・・.

 

まとめ

楽天がVTとVTIの投資信託を販売しました.

 

VTを買う,楽天・全世界株式インデックスファンド

VTIを買う,楽天・全株式インデックスファンド

 

あなたなら,どちらを買いますか?