米駆逐艦、西沙沖で「航行の自由作戦」実施 南シナ海

2017.10.11 Wed posted at 12:51 JST

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ワシントン(CNN) 米海軍の誘導ミサイル駆逐艦「チェイフィー」は10日、南シナ海で領有権が争われている西沙(パラセル)諸島の近くで「航行の自由作戦」を実施した。国防総省の当局者2人がCNNに明かした。

当局者によると、チェイフィーは個々の島から12カイリ(約22キロ)以内には入らなかったものの、パラセル諸島周辺に中国が主張する「基線」の内側に進入した。中国は個々の島から12カイリ以内の海域を領海とみなしている。

当局者は今回の作戦について、中国政府による「行き過ぎた海洋権益の主張」に異議を申し立てることを目的とした以前からの取り組みの一環だと指摘。そのうえで、米国はこの場所における中国の主権主張を認めておらず、一帯を公海とみなしていると付け加えた。

パラセル諸島は1974年以来、中国が実効支配しているが、ベトナムや台湾も領有権を主張している。中国が2014年に付近に石油掘削装置を設置した際は、緊張が高まった。

今年7月には、誘導ミサイル駆逐艦「ステザム」がパラセル諸島のトリトン島周辺で航行の自由作戦を実施。中国はこれを「深刻な政治的・軍事的挑発」と形容していた。

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