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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1516/1516

1516話

 自分の存在が、レーブルリナ国におけるレジスタンスに多大なる影響を与えているとも知らずに、レイはスーラに言ったようにメジョウゴの中を歩き回っていた。
 スーラ以外にも何人かの娼婦に声を掛けられたレイだったが、今のレイの外見はドラゴンローブの隠蔽効果でどこにでもあるようなローブを着ていると見られる。
 そうである以上、娼婦もより金を持っていそうな伽甲に声を掛けるのは当然だろう。
 そんな娼婦を見ながら、レイはコトナラから聞いた情報を思い出しながら納得していく。
 全ての娼婦が、首輪をしているのだ。
 勿論、その首輪はアジャスが持っていような無骨な奴隷の首輪ではない。
 一種のチョーカーといった感じで、装身具と呼んでもいいような形をしており、またその模様や飾りで娼婦がどこの店に所属しているのかも現しているのだが、その本質が奴隷の首輪であるということは、現状を考えればレイにもすぐに予想出来た。

(けど、娼婦を嫌々やっているように見える人物がいないってのは……表に出ているのは、そういうのを納得した人物だということか? それとも、あの奴隷の首輪はその辺もコントロール出来るとか?)

 どういう理由によってそうなっているのかは、レイにも分からない。
 だが、それでもこのメジョウゴを見れば分かる通り、色々と厄介な事態になっているのは間違いなかった。

(さて、それなりに収穫はあったけど……出来れば奴隷の首輪をしている相手とゆっくり話してみたいな。けど、そんなことが出来る筈もないだろうし)

 奴隷の首輪を付ける際に、組織の情報や娼婦として働いている女達の個人情報について話すなといった命令がされているのは、レイであっても容易に想像出来る。
 そうである以上、そう簡単に情報を聞き出せる筈がないだろう。
 少なくても、奴隷の首輪をどうにかしなければそれは不可能だ。
 だが、レイに奴隷の首輪をどうにかする手段があるかと言われれば……

(俺の方法だと、危険が大きすぎる)

 その手段がレイにない訳ではないのだが。
 だが、それはレイが内心で呟いたように、危険が大きすぎるのも事実だった。
 レイが持つ手段というのは、奴隷の首輪に自分の魔力を流すこと。
 奴隷の首輪もマジックアイテムである以上、魔力をや魔石を使う必要がある。
 勿論一度起動すれば、使用者が持つ微弱な魔力を使って半永久的に使用可能ではあるのだが、そこにレイが魔力を流せばどうなるか。
 これが、もし普通の魔法使いであれば特に何が起きるという訳でもないだろう。
 だが、レイは普通の魔法使いとは比べものにならない、それこそ桁外れの魔力を持っている。
 その魔力を意図的に大量に流し込まれれば、いわばオーバーヒートに近い形となり、奴隷の首輪が壊れる可能性は非常に高い。
 しかし、そうなった場合どうなるかが分からない以上、簡単に出来ることでもなかった。
 ただ奴隷の首輪が壊れるだけであれば問題はないだろう。しかし、最悪の場合は奴隷の首輪が妙な動作を引き起こし、装着者の命に関わる可能性もある。
 ましてやレイの魔力に耐えられずに爆発しようものなら、レイの持つ魔力が莫大であるが故に、そこで起きる爆発の威力も協力極まりない。
 それこそ冒険者であっても、並大抵の者であればレイの魔力による爆発が首の近くで起きようものなら、余程の運がない限り生き残るのは難しいだろう。
 冒険者でそうである以上、娼婦をやっている女達に対してレイがそのような強硬手段に出られる訳がない。

(一番いいのは、正規の手段で奴隷の首輪を外すことだけど……それはまず不可能だしな)

 そうやって悩みながら歩いていたレイだったが、ふと自分に視線を向けている人物がいることに気が付く。
 いや、視線を向けるという意味であれば、娼婦を始めとした 大勢が視線を向けているのだが、金にならないと判断するとすぐレイから視線を逸らしてもっと金を持っていそうな相手に声を掛けている。
 だが、現在自分に視線を向けている人物は、何かしらの明確な意図を持って視線を向けているというのが、レイには理解出来た。
 誰だ? と、レイは視線を感じる方に顔を向ける。
 その視線の先にいたのは、三十代後半、もしくは四十代くらいの男。
 頬が赤く染まっているのは、酔いからか、それとも夜になってもまだ蒸し暑い熱帯夜からか。
 ともあれ、その男はじっとレイに視線を向けていた。
 先程のムーラの件を思い出し、一瞬躊躇したレイだったが、それでも自分を見ている以上は何か用事があるのだろうと判断し、男の方に近づいていく。

「えっと、僕に何かようでしょうか?」
「……ふんっ、俺の視線を感じた割には、随分と大人しい態度だな?」
「すいません、何を言っているのかよく……」

 分かりませんと、レンという偽名の仮面を被ってそう告げるレイだったが、男はそんな仮面の存在などは全くしらないと言わんばかりに、赤く染まった頬で笑みを浮かべる。

「いや、まさかここでお前のような強者に出会うことになるとは思わなかったよ。何だってこんな弱小国にお前みたいな奴がいるんだ?」
「何を言ってるのかよく分かりませんが、勘違いじゃないですか? 僕はこのメジョウゴを一度見てみたくてきただけなんですけど」
「……ふんっ、まぁ、お前さんがそう言い切るのなら別にいい。けどな、一つだけ忠告しておく。ここで妙な騒ぎを起こさない方がいいぞ? そうなれば、この国だけじゃない。周辺にも……そしてミレー穴王国にもその騒動は広がっていく筈だ」

 男がそう告げた瞬間、レイの視線は一瞬だけで鋭いものになる。
 それこそ、レンとしての仮面を被っていた、世間知らずなどこぞの金持ちの息子ではなく、深紅の異名を持つランクB冒険者としての……レイとしての視線。
 そんなレイの姿を見ると、中年の男は満足そうに笑みを浮かべた。
 男の笑みに、自分が引っかけられたかと感じたレイだったが、すぐに再びレンの仮面を被り直す。
 目の前の男は、自分をレイだと知った上で声を掛けてきたのは確実なのだろうと、その態度から理解したからだ。
 見抜かれているからといって仮面を外すというのは、向こうの言葉を少なからず認めることになる。
 レイにはそれが気に入らなかった。

「何の話でしょう? ただ、おじさんの話を聞く限りだと、この国は危ないということでしょうか?」
「おじっ!?」

 レイの口から出たおじさんという言葉に微妙にショックを受けた様子の男。
 レイの年代から見れば、三十代後半、もしくは四十代というのはおじさん……中年の男というのは間違いのない事実なのだが、本人はそれを認めたくなかったのだろう。
 だが、すぐにその衝撃から立ち直ると、男はレイに向かって多少引き攣った笑みを浮かべつつ口を開く。

「それでだな。何故お前みたいな腕利きがメジョウゴに来たのかは分からないが、出来ればそっとしておいてくれないか?」
「え? 何をそっとしておくんでしょう?」

 そう言いながらも、レイは目の前に立つ男に対する警戒心を一段階上げる。
 何故なら、放っておく……つまりそれは、メジョウゴをそのままにしておくということを意味していると判断したからだ。
 レイも、別に全ての人々を助けなければならない……と思える程に善人、もしくはお人好しな訳ではない。
 そもそもレイがレーブルリナ国にやって来たのは、ギルムにちょっかいを出した組織に対する落とし前という意味の方が強い。
 そのように色々と事情はあるが、結局レイがメジョウゴに……それを支配しているだろう組織や、組織と手を組んでいるだろうこの国の上層部に被害を与えるのは間違いないのだ。

「ふん、まぁ、お前さんがそう言うのならこれ以上は何も言わねえけどな。けど、レーブルリナ国で大きな騒動が起きれば、結果として大勢が被害を受ける可能性もあるってことを覚えておいてくれ」
「……何を言いたいのかは、僕には分かりません。ですが、その話は覚えておきたいと思います」

 取りあえずレイはそれだけを口にする。
 男の方もそれは理解しているのか、それ以上は特に何も言わずにその場で踵を返して近くにある酒場に入っていく。
 その背中を見送っていたレイは、完全に男が酒場に入ったのを確認すると溜息を吐く。

(メジョウゴの中は色々と複雑らしいな。今のところは特に大きな騒動とかは起こってないみたいだけど、それがこれからも続くとは思えないし。……そもそも、俺達がちょっかいを出さなくても、ミレアーナ王国が手を出してくるんだから、結局遅いか早いかの違いしかないし)

 先程の男が誰なのかはレイにも分からない。
 最初は組織の手の者かもしれないという思いも抱いたのだが、話してみた感じではそのように思えないのも事実だった。
 かといって、組織に敵対している者であればレイにあのような言葉を告げた理由も分からない。
 そのように悩んでいると、ドラゴンローブの中にいるイエロが、微かに動いたのを感じる。
 いつまでもここでじっとしてないで、何か行動を起こした方がいい。
 そう促されているかのように感じ、レイはイエロのいる部分をドラゴンローブから軽く撫で、再び歩き出す。
 先程の男との会話を聞いていたという訳でもないのだろうが、レイに声を掛けてくる娼婦の数は先程よりも更に少なくなる。

(どうにかして、娼婦から現在の状況をどう思っているのかとか、そういうことを聞きたいんだけど……無理なんだろうな。となると、情報を集めるのに一番いいのは、やっぱり酒場か。少し腹も減ってきたし)

 メジョウゴでは娼館で遊んだ後に少し休憩や体力、そして精力を回復させる為にだろう。酒場もそれなりの数が用意されている。
 また、酒場もいわゆるチェーン店のようにどの店も似たような店……という訳ではないらしく、それぞれ店ごとに色々と特徴がある……というのを、コトナラから聞いていた。
 勿論このような娼館のすぐ側にある酒場なので、精力がつくような料理が多いというのも間違いないのだが。

「取りあえず……あの酒場に行ってみるか」

 レイが視線を向けたのは、それなりに客の出入りが多い酒場。
 本来ならそろそろ静かな場所でゆっくりしたいという思いもあるのだが、情報を集める為にはやはり客の多い酒場に行く必要があるだろう。

「キュ」

 イエロもレイの言葉に異論はないらしく、小さく鳴く。
 ……ドラゴンローブの中にいるイエロが、どうやって酒場の様子を判断したのかは分からないレイだったが、イエロだしいいかと、それだけを考えて酒場に向かう。
 そうして酒場に向かっていると、不意に自分に向かって近づいてくる男の姿に気が付く。

(妙に絡まれる日だな。……まぁ、ここが歓楽街である以上、しょうがないのかもしれないけど)

 近づいてくる男の方を見ながらそう思うレイだったが、すぐにその考えを否定する。
 絡んでくるという言葉は、スーラや先程の男に対して思ったことだが、どちらかと言えばレイの素性を探ったり、何をしに来たのかを探ったり……といった行動が主だった。
 だが、今レイのいる方に向かって近づいてくる二十代前半ほどの、見るからに太っている男は、顔に下卑た笑みを浮かべている。
 先にレイと接触した二人の絡んでくるという意味とは全く違う……それこそ、チンピラが絡むという意味での絡むという行為をしようと思っている様子だ。
 男にしてみれば、メジョウゴのような歓楽街にレイのような子供……とまでは言わないが、一人前にも見えない人物がいるというのが気にくわなかったのだろう。
 また、レイが武器の一つも持っていないというのが男に侮られる原因となっていた。
 勿論デスサイズや黄昏の槍のようにあからさまな武器を持ち込むことは出来ないが、それでも短剣の類であれば護身用として持ってきている者が多い。
 レイも鏃を生み出すネブラの瞳というマジックアイテムを持っているのだが、それはドラゴンローブに隠れて見えない。
 だからこそ、男はレイを完全に見くびっていた。
 ……これで男に相手の力を見抜くだけの能力があれば話は別だったのだが、残念ながら男は元々そこまで強い訳ではなく、おまけに現在は酔っ払っている。
 一瞬面倒臭いと思ったレイだったが、情報を得るには酔っ払っている奴の方が口が軽いかもしれないと思いなす。
 もっとも、酔っ払っているだけに適当な情報を口に出す可能性も否定は出来ないのだが。
 だが、今はとにかく多くの情報を集める方が先だとそう判断し……ドラゴンローブのフードで顔を隠しながら、レイは男に気が付いた様子もないように見せかけてそのまま歩を進めるのだだった。

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