こんにちは、エンジニア兼社長のはらぱんです。最近の趣味はInstagramにコンビニスイーツをアップすることです。
Instagramマーケティングを学びためにやっているという大義名分あるため、合法的にスイーツを買うことが出来てホクホクしてます。
さて今回は、最近トレンドのリモートワークについて。リモートワーク素敵ですよねリモートワーク。場所に制約されないから、地方在住の優秀な人とか、海外にいる人とか、地球の裏側にいる人とか、火星にいる人とか、はたまた異世界からリモートワークとか、考えるだけで思わず胸が踊りますよね!
結論から先に言うと、リモートワークは良いところもたくさんあるけれど、課題もたくさんある。完全リモートではなく週1リモートワークくらいがちょうどいい感じと思ってます。
mofmof inc.では、法人の立ち上げ当初からリモートワークを実施していて、子持ちの主婦エンジニアや、地方在住のエンジニアなどなどと一緒に仕事をしてきました。経験値もぼちぼちあるので、結論に至った経緯を書きます。
ちなみに、ぼく自身フリーランスエンジニアとして一人で仕事をしていたとき、在宅リモートワークを半年ほどやっていたことがあり、その際の自身の感覚も交えてます。
どういう風にリモートワークをやっているか
まずmofmof inc.ではどういう風にリモートワークをやっているか(やってきたか)について。
起業当初のリモートワーク
特に制限などなく、リモートワークを希望する人は全員OKにしてました。この時点ではリモートワークの経験値がなかったので、エンジニアという仕事をする上では働く場所と成果はあまり関係ないだろうという仮説のもとやっていました。
実際のところ、2,3名程フルリモートワーカーがいましたが、特にパフォーマンスが低いと感じることもなく、まあ問題なくやっていたかと思います。この時リモートワークでやっていた方は上で書いた子持ち主婦エンジニアと、京都在住のエンジニアでした。
振り返って考えてみると、mofmof inc.では月額制開発チームレンタルという受託開発サービスを主たる事業としてまして、その際開発チームが1〜3名くらいの小規模な形になります。なので、それぞれのチーム内だけでコミュニケーションできていれば、業務上は特に差し支えることがなかったという点が前提としてあったと思います。
2015年後半くらいのリモートワーク
確かこのときはRuby on RailsのプログラミングスクールであるDive into Codeさんとオフィスをシェアしておりまして、そちらの人数が増えてきてしまったため、mofmof inc.側のメンバーはこれを機に全員でリモートワークやってみよう!ってなってました。
やってみた結果、一部のチームはオフラインでのコミュニケーションをしながら仕事をしたいということになり、普通に出社してました。ぼくもミーティングが多いのでほぼ毎日出社してたと思います。
当時はまだ人数が少なかったので、8割型みんな出社している状況になり、あんまりリモートワークをしていた実感がなかったというのが正直なところです。
もちろんこの間も特にリモートワークであるがゆえのトラブルとかもなく、まあ問題なくいっていた感じです。工夫していた点としては、毎日朝会を取り入れることにしました。リモートワークは生活リズムが乱れやすいので、各自リズムを壊さないようにという目的と、コミュニケーションが疎になりがちなので、コミュニケーションの機会を作るという目的がありました。
朝会の様子
最近のリモートワーク
最近は、普通にオフィスワークメインに戻したのですが、火曜日だけはリモートワークの日として残しておいてます。
理由は、いつでもリモートワーク出来る状態を維持しておけば、悪天候やら天変地異やらがあった場合に出社しないでも仕事することが出来るようになるからです。
あるいは、急に子供が熱を出したとか、ちょっとRuby Kaigi行ってくる!とかでも柔軟にリモートワークに切り替えることが出来るようになるからです。
週1回程度のリモートワークなら普段の生活リズムが壊れにくく、緊張感を保ったままリモートワーク出来るいい塩梅だと感じています。
リモートワークの良かった点
実際にメンバーにインタビューした結果も含め良かった点。
- 満員電車に乗る必要がない
- ぼく自身は毎日座れる電車で来るので元々あんまりストレスなかったけど、そうでない人にとってはやはりこれは楽だと思う。
- 移動時間が節約できるので睡眠時間増える
- ぼくは会社・自宅間で往復で2時間くらいかかるので、めちゃくちゃ時間の節約が出来る。日頃から睡眠時間をいかに確保すべきか悩んでいるので非常に良い。控えめに言って最高に素晴らしいエクセレントである。
- オレの考えた最強の開発環境で仕事出来る
- 人によっては自宅の作業環境をトリプルモニタとかアーロンチェアとかセパレートキーボードとか、がっつりオレオレカスタマイズしている人もいるので、それを最大限に活かせるのは良い。
- RubyKaigi行ける
- 目からウロコだったけど遠方のカンファレンスに気軽にいけるのは非常に良い。リモートワーク出来るので行ったついでに週末観光もしてこれる。
- 里帰り出産に立会える
- メンバーが偶然そのタイミングがあったのですが、里帰り出産に立ち会うために1週間ほど地元で仕事しますとかも出来た。こういうときリモートワークに素晴らしさを感じる。
課題
- 自宅だと集中しづらい
- 自宅だとテレビもあるし、食べ物もあるしおやつもあるし、気を抜くとダレてしまいやすい。これは人間のサガでロマンシングサガだから、いかにやり方を工夫するかというところ。
- 寂しい・孤独
- 独身の一人暮らしとかだと寂しいっぽい。
- 自宅に作業場所がない
- 子持ち家庭だとたまにパパの作業用の部屋がなくリビングで仕事をしているということもあったりする。出来ればある程度静かな環境で仕事出来る方がよいけれど仕方ない。ぼくが給料をたくさん払えるように努力するしかない。がんばるぞ。
対策
課題に対して、こうやって工夫している!とかこうしたらいいんじゃない?と上がったものを羅列しておく。
- 自宅だと集中しづらい
- レンタルオフィス借りる
- カフェで仕事する
- もはやオフィス行く
- 疑似出社・疑似退社(始業前後に15分ほど散歩に行く)
- 家の中でも靴を履く
- 245cloud使ってポモドーロ
- 眠くなるので昼飯食べない
- 寂しい・孤独
- tPresent使おう
- 245cloud使おう
- 音声のみビデオチャット常時接続とかいいかもね(事故に注意)
- 猫飼う
- リモートペアプロを意識的にやる
- 結婚する
- 自宅に作業場所がない
- 引越しを検討する
- 嫁と交渉する
疑似出社・疑似退社する
朝から晩までずっと自宅にいると、なんだかいまいちスイッチが入らない、みたいな感覚は経験ある方多いんじゃないでしょうか?
人間の体内リズムは太陽の光を浴びることでリセットされるとかいう説があるように、外へ出て気分を変えることは一定の合理性があります。
オフィスに出社する場合、当然家の外に出ることが強制されますが、リモートワークの場合はそうではないので、意図的に外出するという行動を作るため、仕事前の散歩、仕事の散歩で、疑似出社・疑似退社するという工夫をしてました。
これは個人的にはめちゃくちゃ効果あった。リモートワーカーのあなたにオススメ。
もはやオフィスへ行く
自宅だと集中できないのなら、オフィスでリモートワークすればいいじゃない。
リモートワークとは一体なんだったのか。
家の中で靴を履く
これはめっちゃおもろいですよね。ぼくはやったことないんですが、確かに靴を履くというのはスイッチONになりそうな感じがする。
あと、自宅だと気軽にベッドにゴロンと出来ちゃうけど、靴を履いておけば、靴を脱がなければならないという面倒があるので、抑止効果が期待できそう。
現在のリモートワークの最適な落とし所
リモートワークは良いところもたくさんあるけれど、課題もたくさんある。昨今では「リモートワーク最高うえーい!」な空気もあるとかないとかだけど、手放しで良いことばかりとは言えないと思う。
リモートワークでは、ちゃんと成果を上げようと努めた場合、オフィスワークするよりも強い自律が求められる。実際のところ、その観点だけ取り上げて言えば、リモートワークよりオフィスワークの方が楽。ホントに。
反面、物理的に出社する必要がないというのは大きなアドバンテージで、時間的にも労力的にも非常にメリットが大きいのは事実。
これらのメリット・デメリットを鑑みて、現在の落とし所としては、出社が困難なときは出社しなくて良いというくらいが今のところベターかなと思ってます。そのためには日頃からリモートワークでも価値を出せるように、週1日をリモートワークとしてやっていくのは理にかなっていると思ってます。