2017-10-11

弱者には反差別に乗るメリットがない

もちろん、差別解消というのがモラル人権問題ということは承知しているが、

メリットで考えると、残念ながら弱者ほどそのインセンティブに乏しいと言わざるを得ない。

強者であればわかりやすい。反差別に乗れば、自分が正しい人間であることを大いにアピールできる。

政治家であれば、票を集めることだってできる。だが弱者がそれをやって何か意味があるだろうか。

また、強者は例えばLGBT向けのサービスを展開し、ビジネスチャンスをつかめるかもしれない。

だが、弱者従業員としてLGBT向けの(従来の感覚で言えば変な)サービス対応させられても、

それで出た儲けが自分たちまで実感を持って十分に行き渡るなんてことは、おそらくないだろう。

それで済むならトリクルダウンバカ正直に信じていればいいのだ。

彼らに優しくしていれば、いつか自分たちにも回ってくると言われることもある。

かにそうなのだろうが、そういう物言いリアリティを感じられるかというと正直微妙だ。

学校いじめられている側やその予備軍にしてみれば、自分たちは平気で軽んじられるのに、

その属性いじめられるのだけはダメなのかという気持ちにもなるだろう。

こういうことを言うと強者の皆様方は、だったらお前らも団結して行動すればいいだろと気軽に言う。

しかし、仮にそうしても、アピールできなければ、金が儲からなければ、肩入れなどしてはくれない。

結局、メリットで動いているのは誰も彼も同じではないのか。

だったら反差別なんか、それで報われる人間けがやっていればいいのだ。

 
 
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