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Java EEの新名称は「EE4J」(Eclipse Enterprise for Java)。Eclipse Foundationのトップレベルプロジェクトに

2017年10月11日

業務アプリケーション向けのJavaフレームワークである「Java EE」(Java Platform, Enterprise Edition)は、9月25日に4年ぶりのメジャーバージョンアップとなる「Java EE 8」がリリースされました

Java EE 8がリリースされる10日前には、Java EEの開発主体もオラクルからEclipse Foundationへ移管されることが発表されており、Java EE 8リリース後に移管作業が進められています。

そしてEclipse Foundationは移管されたJava EEを「EE4J」(Eclipse Enterprise for Java)とし、トップレベルのプロジェクトとして進めることを発表していました

Eclipse Foundationはこれを受けて、受け皿となるJava EE改め「EE4J」プロジェクトの憲章(案)を発表しました。

それによると、今後Java EEは正式名称が「Eclipse Enterprise for Java」となり、ニックネームが「EE4J」となります。

EE4J Charter

EE4Jプロジェクトのミッション

Eclipse Foundationは、EE4Jプロジェクトのミッションを次のように説明しています。

The mission of Eclipse EE4J is to define and evolve API specifications, reference implementations, and technology compatibility kits for Java application server implementations. Java application servers are software platforms that application developers and administrators use to develop, deploy, and manage server-side Java applications and microservices. EE4J leverages and evolves the Java EE 8 standards in order to achieve this objective.

EclipseのEE4Jのミッションは、API仕様、参照実装、そしてJavaアプリケーションサーバ実装のテクノロジー互換性キットのの策定と進化だ。Javaアプリケーションサーバはアプリケーション開発者と管理者が開発や運用に用い、そしてサーバサイドJavaアプリケーションとマイクロサービスを管理する。EE4Jはこの目的を達成するためにJava EE 8標準を活用し進化させていく。

まず2017年から2018年前半にかけて、GlassFishやTechnology Compativility Kitsなども含めたJava EEの技術群をEE4Jプロジェクトへ移行していくことを進めていくとしています。

この作業にはオープンソースで開発されているGlassFishの130ものGitHubのリポジトリをEclipse Foundationへ移行させていくこと、Technology Compativility Kitsをオープンソース化することなどが含まれているとのことです

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カテゴリ 開発ツール / 言語 / プログラミング
タグ  EE4J , Java , Java EE


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