10日
9時22分
“平和賞”ICAN、日本政府を批判
今年のノーベル平和賞に選ばれた「核兵器廃絶国際キャンペーン、ICAN」のメンバーがニューヨークの国連本部で記者会見し、日本政府に改めて「核兵器禁止条約」に参加するよう求めました。
「我々は今回の機会を日本政府に対して核兵器禁止条約に署名して批准するよう改めて呼びかけるきっかけにしたいと考えています。そうでなければ、それは“ヒバクシャ”への裏切りです」(「ICAN」の会見)
「ICAN」のメンバーは9日、今年7月に国連で制定された「核兵器禁止条約」に参加しない核保有国や日本などの対応を批判しました。
そのうえで、日本政府に対し、「70年以上も核兵器の恐ろしさを人類に警告し、核廃絶を訴えてきた被爆者に対する裏切りである」として、改めて条約への参加を求めました。