ベルギー生まれのキャラクター「スマーフ」の物語をフルCGアニメーションで描く映画最新作『スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険』の日本語吹替版に、人気声優の寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生が参加し、物語の鍵を握る新キャラクターたちを演じている。ORICON NEWSでは、寿と豊崎にインタビュー。作品の見どころと“同期の絆”を語ってくれた。
■今の時代らしい女性が輝くストーリーに注目
――スマーフのことはご存知でしたか?
【寿】もちろんです。いつ、どこで出会ったのか、わからないけれど、昔から知っている、そんなキャラクターですよね。世界的にも大人気で、歴史ある作品に携われてうれしいです。
【豊崎】たしかに私もいつからか覚えていないけれど、知っていました。輸入雑貨店でよく購入するグミが、スマーフとコラボしていたことがあって、何袋かまとめ買いした記憶が…。パッケージにスマーフが描かれているだけでなく、中身のグミも青色だったんですよ。
――全世界で脅威の知名度95%というのも納得できますよね。新作のアニメーション映画は2013年以来、久しぶりなんですがどんな感じですか?
【寿】フルCGが本当に美しくて、観ているだけで元気になれると思います。今回は女の子スマーフが主役ということもあって、今の時代らしい女性が輝くストーリーだな、と思いました。
【豊崎】ストーリーも映像もクオリティーが高くて、大人も子どもも楽しんでいただけると思います。
――吹替を担当したキャラクターについて教えてください。
【豊崎】私たちが演じた女の子スマーフは、見た目がよく似ているんですが、髪型と髪飾りで見分けがつきます。私が演じたリリーは、ユリの花が目印で、性格もユリの花のようにちょっと大人びたかれんさの漂う女の子です。ほかの子たちを背中から、さりげなく支えてあげることができて、知恵も働くお姉さんのイメージで演じました。
【寿】私が演じたストームは弓矢を使って闘ったり、言葉で説得することもできたり、「守り人」と呼ぶにふさわしいキャラクターです。クローバーの髪飾りが目印。仕事のできる、そのために頑張れるかっこいい女の子スマーフです。裏表ない感じが私は好きだなと思いました。
――高垣さん、戸松さんが演じたキャラクターは?
【寿】高垣さんが演じているウィローは村を治めるリーダーなのですが、(高垣は)4人の中で最年長なので、冗談交じりに「長(おさ)」と呼ぶことがあったんです。そうしたら…。
【2人】まさかの村長役!
【豊崎】キャスティングを聞いた時にびっくりしました。
【寿】戸松さんが演じるブロッサムもぴったり。
【豊崎】ブロッサムの明るくて愉快で、誰とでも仲良くなれるところは、(戸松)遥ちゃんそっくり。遥ちゃんがいるだけでその場が華やぐんです。ブロッサムが早口でしゃべるシーンがあるのですが、彼女もしゃべりだすとマシンガントークになるタイプなので、ハマリ役だと思っていました。
■出会いから11年、お互いかけがえのない存在に
――写真でお見せできないのが残念ですが、お二人とも、ネイルも私服もスマーフを意識した青ですね。
【寿】(ブルーのワンピースを着用)きょうは「スマーフの日」、と思って青いものでそろえてきました。作品や演じるキャラクターにちなんだをもの身につけて収録に臨むことはよくあります。限られた時間の中でいかにキャラクターに寄り添えるか、そのためにできることなら何でもしたいな、と思って。青のネイルを塗ったことで、「スマーフ」のことをすごく意識することができました。
【豊崎】(グレーがかったブルーのカーディガンを着用)私もそういう、ちなんだことをするのが好きです。例えば、キリッとしたキャリアウーマンタイプのキャラクターを演じる時はパンツスタイルでヒールも高いもの履いてみたり、ほわっと柔らかい性格のキャラクターの時はふわっとしたワンピースを着て収録現場に向かったり。ただスマーフのような鮮やかな青の服を持っていなくて、このカーディガンが一番近かったです。
――声優オーディションの最終審査から同組のお二人ですが、あれから10年以上の付き合いになりますね。
【寿】愛生ちゃんと初めて出会った時、私は中学生で、愛生ちゃんがお姉さんのようにやさしく接してくれたことをいまも感謝しています。私が突拍子もない質問をしても、ちゃんと向き合って答えてくれました。ユニットとして活動する時も、アフレコ現場で一緒になる時も、愛生ちゃんがいてくれるだけで心強いし、安心できます。出会った頃から、「私だったらこうするかな」というアドバイスがすごく前向きで、その前向きさが年々、輝きを増している気がしています。これだけ、長く一緒にいても愛生ちゃんに“飽きる”ことがないな(笑)、と思います。
【豊崎】そんな、私の方こそ、みなちゃんがいなかったら、今ここにいないかも。重たかったかな?(笑)。でも本当に、私にとってかけがえのない存在。これは(高垣と戸松も含めた)4人の話にもなるのですが、4人のうち誰か一人でも欠けていたら、今の自分はいない気がします。みなちゃんは4人の中では末っ子なのですが、実年齢以上にしっかりしていました。しっかり者さんほど問題をひとりで抱えてしまいがちなので大丈夫かな、と勝手に心配していたくらいです。でも、歳を重ねていくうちにどんどんみなちゃんらしく、自分を表現するようになって、自然体のしっかり者になった(笑)。頼りになる妹、みたいな感じです。
【寿】自分のことを見てくれる仲間がいるって、幸せです。
アニメーション映画『スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険』は10月7日よりユナイテッド・シネマ、シネプレックスにて公開。
(C)2017 Columbia Pictures Industries, Inc., Sony Pictures Animation Inc. and LSC Film Corporation. All Rights Reserved.
Smurf, and all Smurfs characters: (C)Peyo. All Rights Reserved. “Smurf” and “The Smurfs” are registered trademarks of STUDIO PEYO.
■今の時代らしい女性が輝くストーリーに注目
――スマーフのことはご存知でしたか?
【寿】もちろんです。いつ、どこで出会ったのか、わからないけれど、昔から知っている、そんなキャラクターですよね。世界的にも大人気で、歴史ある作品に携われてうれしいです。
【豊崎】たしかに私もいつからか覚えていないけれど、知っていました。輸入雑貨店でよく購入するグミが、スマーフとコラボしていたことがあって、何袋かまとめ買いした記憶が…。パッケージにスマーフが描かれているだけでなく、中身のグミも青色だったんですよ。
――全世界で脅威の知名度95%というのも納得できますよね。新作のアニメーション映画は2013年以来、久しぶりなんですがどんな感じですか?
【寿】フルCGが本当に美しくて、観ているだけで元気になれると思います。今回は女の子スマーフが主役ということもあって、今の時代らしい女性が輝くストーリーだな、と思いました。
【豊崎】ストーリーも映像もクオリティーが高くて、大人も子どもも楽しんでいただけると思います。
――吹替を担当したキャラクターについて教えてください。
【豊崎】私たちが演じた女の子スマーフは、見た目がよく似ているんですが、髪型と髪飾りで見分けがつきます。私が演じたリリーは、ユリの花が目印で、性格もユリの花のようにちょっと大人びたかれんさの漂う女の子です。ほかの子たちを背中から、さりげなく支えてあげることができて、知恵も働くお姉さんのイメージで演じました。
【寿】私が演じたストームは弓矢を使って闘ったり、言葉で説得することもできたり、「守り人」と呼ぶにふさわしいキャラクターです。クローバーの髪飾りが目印。仕事のできる、そのために頑張れるかっこいい女の子スマーフです。裏表ない感じが私は好きだなと思いました。
――高垣さん、戸松さんが演じたキャラクターは?
【寿】高垣さんが演じているウィローは村を治めるリーダーなのですが、(高垣は)4人の中で最年長なので、冗談交じりに「長(おさ)」と呼ぶことがあったんです。そうしたら…。
【2人】まさかの村長役!
【豊崎】キャスティングを聞いた時にびっくりしました。
【寿】戸松さんが演じるブロッサムもぴったり。
【豊崎】ブロッサムの明るくて愉快で、誰とでも仲良くなれるところは、(戸松)遥ちゃんそっくり。遥ちゃんがいるだけでその場が華やぐんです。ブロッサムが早口でしゃべるシーンがあるのですが、彼女もしゃべりだすとマシンガントークになるタイプなので、ハマリ役だと思っていました。
■出会いから11年、お互いかけがえのない存在に
――写真でお見せできないのが残念ですが、お二人とも、ネイルも私服もスマーフを意識した青ですね。
【寿】(ブルーのワンピースを着用)きょうは「スマーフの日」、と思って青いものでそろえてきました。作品や演じるキャラクターにちなんだをもの身につけて収録に臨むことはよくあります。限られた時間の中でいかにキャラクターに寄り添えるか、そのためにできることなら何でもしたいな、と思って。青のネイルを塗ったことで、「スマーフ」のことをすごく意識することができました。
【豊崎】(グレーがかったブルーのカーディガンを着用)私もそういう、ちなんだことをするのが好きです。例えば、キリッとしたキャリアウーマンタイプのキャラクターを演じる時はパンツスタイルでヒールも高いもの履いてみたり、ほわっと柔らかい性格のキャラクターの時はふわっとしたワンピースを着て収録現場に向かったり。ただスマーフのような鮮やかな青の服を持っていなくて、このカーディガンが一番近かったです。
――声優オーディションの最終審査から同組のお二人ですが、あれから10年以上の付き合いになりますね。
【寿】愛生ちゃんと初めて出会った時、私は中学生で、愛生ちゃんがお姉さんのようにやさしく接してくれたことをいまも感謝しています。私が突拍子もない質問をしても、ちゃんと向き合って答えてくれました。ユニットとして活動する時も、アフレコ現場で一緒になる時も、愛生ちゃんがいてくれるだけで心強いし、安心できます。出会った頃から、「私だったらこうするかな」というアドバイスがすごく前向きで、その前向きさが年々、輝きを増している気がしています。これだけ、長く一緒にいても愛生ちゃんに“飽きる”ことがないな(笑)、と思います。
【豊崎】そんな、私の方こそ、みなちゃんがいなかったら、今ここにいないかも。重たかったかな?(笑)。でも本当に、私にとってかけがえのない存在。これは(高垣と戸松も含めた)4人の話にもなるのですが、4人のうち誰か一人でも欠けていたら、今の自分はいない気がします。みなちゃんは4人の中では末っ子なのですが、実年齢以上にしっかりしていました。しっかり者さんほど問題をひとりで抱えてしまいがちなので大丈夫かな、と勝手に心配していたくらいです。でも、歳を重ねていくうちにどんどんみなちゃんらしく、自分を表現するようになって、自然体のしっかり者になった(笑)。頼りになる妹、みたいな感じです。
【寿】自分のことを見てくれる仲間がいるって、幸せです。
アニメーション映画『スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険』は10月7日よりユナイテッド・シネマ、シネプレックスにて公開。
(C)2017 Columbia Pictures Industries, Inc., Sony Pictures Animation Inc. and LSC Film Corporation. All Rights Reserved.
Smurf, and all Smurfs characters: (C)Peyo. All Rights Reserved. “Smurf” and “The Smurfs” are registered trademarks of STUDIO PEYO.