<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=556817584468374&ev=PageView&noscript=1"/>
Share on Google+
pocket

効率的な貯金術!年収400万円でも年間50万円貯めるには?

貯金

みなさん、貯金は計画的にできていますか?「収入が低いから…」等を理由に、なかなか貯金が進まない人もいると思います。

今回は、年収400万円でも、計画的に貯金できる方法を紹介したいと思います。


~ 目次 ~



年収400万円の人って、どれくらいいるの?給料の実態は?

実態調査

まず、年収400万円って、高いのでしょうか。低いのでしょうか。実態を見ていきましょう。

年収400万の割合は?

国税庁が発表している「民間給与実態研究調査」によると、年収400万円代の人は14%超で、年収400万円以上を稼ぐ人は、全体の40%しかいません

本調査によると全平均は420万円だそうです。国税局別にみると、平均が400万円を超えているのは、東京、名古屋、大阪だけです。地方では、年収400万円は平均以上になるのですね。

年収400万円だと結婚できない、というような意見をよく聞きますが、意外と少ないと思うと、見方が変わるかもしれません。

【参考】国税庁 民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2015/pdf/001.pdf


年収400万円の手取り給与は?

給与

では、年収400万円の人は、実際どれくらいの手取り給与なのでしょうか。ここでは、月の給与が25万円、ボーナスが50万円を2回で、400万円の人を例にとって解説したいと思います。

年収400万円から、社会保険料と税金が引かれる形になります。社会保険料は、だいたい年収の12~13%となりますので、今回は、50万円とします。

税金

税金は、給与から控除をした、課税対象所得から課税されます。年収400万円の場合、給与所得控除は134万円になります。

住民税と所得税は、この134万円に社会保険料と基礎控除を足したものが控除額合計になり、課税対象所得の対象額になります。基礎控除は住民税が33万円、所得税が38万円になりますので、それぞれの課税対象額は、住民税が400-134-33-50=183万円、所得税が400-134-38-50=178万円になります。

課税

ここから課税されるわけです。住民税は課税対象所得より、一律10%が課税されますので、年間18.3万円が課税されます。所得税は累進になります。課税対象所得が195万円までは5%なので、年間9.9万円が課税されます。

手取りは?

社会保険料が50万円、税金が合わせて28.2万円かかりますので、手取りは321.8万円になります。保険料、税金は多少変わってきますので、実際は300~330万円くらいになることが多いようです。

月々の場合、月の手取りが20万円、ボーナスが40万円くらいになります。この金額をベースに、うまく節約をして、50万円貯めていくには、どのようにすればよいでしょうか?



3つの節税対策とポイント活用で節約

3つの節税対策

では、実際に、400万円の人が、50万円貯めるためには、具体的に何をすればよいのか、代表的な節約術について解説します。


節税して手取り収入を増やす

手取りは増えないものだと思っていませんか?実は、わずかではありますが手取りを増やす方法は存在します。

手取りを増やすには、控除を賢く利用することです。控除は、配偶者控除から、地震保険料控除まで、実は多くの控除制度があります。この中でも、使いやすい控除を3点紹介します。

【利用しやすい3つの控除】

  • 生命保険料控除
  • 寄付金控除
  • 個人型確定拠出年金

生命保険料控除
生命保険

まずは、生命保険料控除です。生命保険料は、1件につき最大4万円(平成23年までに契約した場合は最大5万円)まで控除可能で、最大で年間12万円まで控除可能です。12万円控除されれば、年収400万円の場合、年間1.8万円がかえってきます。

保険は、掛け捨てタイプではなく、解約返礼金があるものを選ぶと、貯蓄の代わりにもなります。流動性が低いことが欠点ではありますが、20~30年スパンで見ると、元本に対し10~20%増えることが多いので、ただ貯金するよりお得かもしれません。


寄付金控除(ふるさと納税)
ふるさと納税

次に、寄付金控除です。寄付金控除というと、難しく思えるかもしれませんが、要するに、ふるさと納税ですね。これはどこかの地方自治体に寄付をすることで、返礼品がもらえるシステムです。納税した分は寄付金という形になり、所得税および住民税から還付されます

具体的な計算金額は省略しますが、年収400万円の場合、約42,000円までのふるさと納税であれば、実質負担が2,000円で、各地の返礼品がもらえます。お米やお肉など、各地の特産品がもらえますので、ぜひトライアルしてみてはいかがでしょうか。

【参考】総務省 ふるさと納税ポータルサイト
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/080430_2_kojin.html


個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)
イデコ

最後に、個人型確定拠出年金、いわゆるiDeCo(イデコ)を使った貯蓄です。iDeCoは、年金と同じ扱いになりますので、最低でも60歳からしか使うことができません。いわば強制的な貯蓄になります。かつ、所得税において全額控除の対象になります。企業型確定拠出年金に入っている場合、月2万円まで、最大年間24万円の積み立てが可能です。

例えば24万円貯金した場合、1.2万円が還付される計算になります。また、iDeCoは投資信託や株で運用することが多いのですが、ここでの運用益は非課税になりますので、この制度もうまく活用できるといいですね。

【参考】iDeCo~個人型確定拠出年金~
https://www.iDeCo-koushiki.jp/guide/


ポイント等を賢く利用する

レジットカード

ポイント等をうまく利用して、節約するのも重要なポイントです。

クレジットカード

代表的なものだと、クレジットカードのポイントがありますよね。クレジットカードの還元率は0.5%~1.5%くらいになります。平均して1%だとして、月に10万円使うとすると、1.2万円の節約になりますね。


効率的に使う

クレジットカードを効率的に使うポイントは、ポイント2倍キャンペーン等、キャンペーンをうまく使うことです。また、1つのカードに集約して使うことで、だんだんと還元率が上がっていくことが多いですね。1つのカードをずっと使い、キャンペーン等をうまく利用することで、年間2万円ほど節約が可能です。


ここにも使えるクレジットカード

また、意外に知られていませんが、定期代や家賃など、固定費がカード払い可能な場合もあります。家賃が7万円として、年間84万円だとすると、それだけで1万円節約できますね。ぜひ、カード払いできないか、相談してみましょう。


その他のポイント

他にもスーパーやドラッグストアのポイントカードや、ネットショップのポイント等もポイントの貯めどころですね。あまり多くのポイントカードを持つと、浪費の原因にもなりますが、効率よくポイントを貯めたいものです。


月単位の支出、週単位の支出にわけて、それぞれに財布を用意する

月

節約のテクニックとして、財布を月単位の支出、週単位の支出に分けてみるのはいかがでしょうか。

人間は、長期の支出を管理できないものです。1か月の支出を管理するとなると、つい甘えが出ちゃったり、最初に厳しくしすぎて、途中でパンクしてしまったりして、なかなかうまく管理できない人も多いですよね。そこで、1か月の支出と、1週間の支出をわけて、それぞれで管理することをおすすめします。


月単位の支出

月単位の支出とは、家賃、光熱費、通信費等です。これらは週で分けることが難しく、かつ毎月発生するので、別の管理にするとよいでしょう。月の手取りが20万円であれば、少なくとも月に10万円までに抑えるとよいですね。

週単位の支出管理における最大のポイントは、週で余ったお金は貯金するということです。たとえば1,000円余っていても、それは翌週に繰り越してはいけません。1,000円は貯金に回しましょう。1週間を予算内で過ごす癖をつけることが最も大事です。


週単位の支出

一方、週単位の支出とは、食費や生活費のことです。これに対しては、例えば週1万円なら週1万円で、先に封筒を5つ用意し、それぞれに1万円を入れます。そして、1週間ごとに、その1万円を財布に入れるのです。これをくり返すことで、1週間で1万円までしか使わない癖づけを行うとよいでしょう。


交際費はどちらに分別するか

交際費や遊ぶお金については、月単位、週単位、どちらで管理してもよいと思います。たとえば2万円を1か月分としても良いですし、週に5,000円としてもよいでしょう。遊ぶペースなどでうまく調整しましょう。ただ、月単位で管理するほうが、貯金は貯まりやすい傾向にあります。


ボーナスは?

ボーナスについては、先に貯める金額さえ決めておけば、あとで柔軟に設計すればよいと思います。大きな買い物や、予定外の出費もありますし、あまりギチギチに設計してしまうと、柔軟性がないがゆえに、計画が破たんしやすくなります。毎月きちんと貯金できれば、ボーナスはそこまで深く考えなくてよいかもしれません。



年間50万円貯金の具体的プラン

50万円

では、具体的に、年収400万円の人が50万円貯めるプランについて説明します。前提は、先ほどの、月の給料25万円、ボーナスが50万円×2回とします。

月にこれだけは貯金しよう

3万円

給料が20万円であれば、月に3万円貯金するとよいでしょう。2万円をiDeCo、1万円を貯金で貯めればよいと思います。そうすることで、iDeCoによる所得税控除の恩恵を最大限受け取ることができるからです。

月3万円貯金するとすれば、支出は17万円です。月の支出を10万円に抑え、週の支出を1万円×5週分用意します。交際費等は月2万円でやりくりしましょう。

1万円は、定期積立預金にすると、普通預金よりも金利が高く、お得になります。保険にすると、さらに税金からも控除されるため、よりお得になりますね。


ボーナスはいくら貯金すればいい?

クレジットカードとお金

では、月3万円貯金した場合、ボーナスはいくら貯金すればよいでしょうか。単純計算だと、合わせて14万円、1回あたり7万円の貯金をすればよいことになります。

しかし、実はそんなに貯金をする必要はありません。なぜならば、控除で還付があるからです。iDeCoを活用することで、1.2万円の還付があります。

さらに、週の支出で用意していたお金は、5週×12か月で60週分あります。しかしながら、実際の1年は52週しかありません。つまり、8万円が年間で浮いてくる計算になります。

控除に週の支出の残り、それにクレジットカードのポイント等を合わせると、年間10万円程度の余裕が生まれます。これは大きいですね。これをすべて貯金にまわしたとすれば、ボーナスからの貯金は1回3万円程度でよくなるのです。

ボーナスを楽しみに働いている人も多いかと思います。ボーナスの利用も計画的に行うべきですが、ここは絞りすぎず、有効に使っていくとよいでしょう。



まとめ

年間50万円貯めるためには、手取りを増やすこと、ポイントカードをうまく使うこと、そして月の支出と週の支出を分けて管理することが重要です。

しかも、ボーナスで一気に貯金するのではなく、コツコツと毎月貯めていくことこそが、貯金のための近道です。制度等をうまく活用しながら、しっかり貯金をして、将来に備えていきましょう。



このページの先頭へ