難民への支援金不足 アフリカで深刻 UNHCRまとめ
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紛争などで家を追われ、難民となる人たちが世界中で増える中、多くの難民を抱えるアフリカ地域でとりわけ支援金不足が深刻化していることが、NHKなどが国連への各国の拠出金を分析した結果、明らかになりました。
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、世界で紛争や迫害で家を追われた難民と国内避難民は、過去最多の6560万人に上り、戦後最悪と言われる難民危機となっています。
NHKは、難民問題に詳しい東洋英和女学院大学大学院の滝澤三郎客員教授とともに、各国からのUNHCRへの拠出金について分析しました。その結果、中東シリアの内戦で難民が多数発生したのを機に、中東地域への支援金が急増し、2013年以降は、それまで最も多かったアフリカ地域への支援金を上回っていることが明らかになりました。
また、必要な支援額に対して集まった資金の割合を見ますと、中東地域が63%集まっている一方でアフリカ地域は45%と最も低く、支援金不足が深刻化している実態が浮き彫りになりました。アフリカでは、去年以降、南スーダンから隣国ウガンダへ避難した難民が100万人を超えるなど受け入れ側の負担が急速に大きくなっています。
国連のグランディ難民高等弁務官は「このままでは難民を受け入れているアフリカの貧しい国々の負担がますます大きくなるばかりだ」と述べ、各国の一層の協力が必要だという認識を示しました。
NHKは、難民問題に詳しい東洋英和女学院大学大学院の滝澤三郎客員教授とともに、各国からのUNHCRへの拠出金について分析しました。その結果、中東シリアの内戦で難民が多数発生したのを機に、中東地域への支援金が急増し、2013年以降は、それまで最も多かったアフリカ地域への支援金を上回っていることが明らかになりました。
また、必要な支援額に対して集まった資金の割合を見ますと、中東地域が63%集まっている一方でアフリカ地域は45%と最も低く、支援金不足が深刻化している実態が浮き彫りになりました。アフリカでは、去年以降、南スーダンから隣国ウガンダへ避難した難民が100万人を超えるなど受け入れ側の負担が急速に大きくなっています。
国連のグランディ難民高等弁務官は「このままでは難民を受け入れているアフリカの貧しい国々の負担がますます大きくなるばかりだ」と述べ、各国の一層の協力が必要だという認識を示しました。
難民への支援金不足 アフリカで深刻 UNHCRまとめ
紛争などで家を追われ、難民となる人たちが世界中で増える中、多くの難民を抱えるアフリカ地域でとりわけ支援金不足が深刻化していることが、NHKなどが国連への各国の拠出金を分析した結果、明らかになりました。
UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のまとめによりますと、世界で紛争や迫害で家を追われた難民と国内避難民は、過去最多の6560万人に上り、戦後最悪と言われる難民危機となっています。
NHKは、難民問題に詳しい東洋英和女学院大学大学院の滝澤三郎客員教授とともに、各国からのUNHCRへの拠出金について分析しました。その結果、中東シリアの内戦で難民が多数発生したのを機に、中東地域への支援金が急増し、2013年以降は、それまで最も多かったアフリカ地域への支援金を上回っていることが明らかになりました。
また、必要な支援額に対して集まった資金の割合を見ますと、中東地域が63%集まっている一方でアフリカ地域は45%と最も低く、支援金不足が深刻化している実態が浮き彫りになりました。アフリカでは、去年以降、南スーダンから隣国ウガンダへ避難した難民が100万人を超えるなど受け入れ側の負担が急速に大きくなっています。
国連のグランディ難民高等弁務官は「このままでは難民を受け入れているアフリカの貧しい国々の負担がますます大きくなるばかりだ」と述べ、各国の一層の協力が必要だという認識を示しました。